12月21日 営業担当者の雑記
昨晩見るともなしに「開運!なんでも鑑定団」を見ていたら曜変天目茶碗が出てきたので、まあ偽物だろうと思っていたら何と中嶋誠之助先生が「本物、世界に現存する四つ目の超貴重品」とおっしゃる。さらに今朝の新聞にも「曜変天目茶碗四点目か」と出ていました。現存する三つとは大坂の藤田美術館、静嘉堂文庫美術館、大徳寺龍光院所蔵のものでいずれも国宝に指定されています。私はこのうち藤田美術館のと静嘉堂文庫のものは展覧会で見ていますがこの素晴らしさは何と表現すればいいのか。大げさでなく茶碗の中に小宇宙が広がっているのです。何処までが計算ずくなのかは分かりませんが内側にある瑠璃色の星と呼ばれる班点が見る角度に依り落ち着いた虹色に見え吸い込まれるような不思議な色です。茶の湯を嗜んでいるわけでも骨董に殊更興味があるわけでもなくただミーハーで其々の展覧会に行ったのですがこれはもう感激だらけでした。そうなんですか4っつ目ですか。みたいなア。