9月7日 営業担当者の雑記

読売新聞朝刊に「四季」という欄があります。今日は高橋順子さんの「山なりに蝶のゆくなり母の里」でした。この欄に詩歌を選び其れに寄せた文章を書いている俳人長谷川櫂氏はいいます。自分の故郷ではなく「母の里」それは人の話や思い出でできた別の天地であると。私の母の里は住んでいた所からJRで一駅、歩きもいれて小一時間ほどでしたが周りは畑があり小川がありとても行くのが楽しみでした。母は父と喧嘩をしたと言っては出かけ祖母の顔を見たいと言っては私を連れて出しました。母親に手を引かれ駅からバアチャンの家までの道中は歌の好きな母親と一緒に大きな声で歌いながら行きました。バアチャンの家には隣に住んでいたいとこが生まれたお祝に桃の木が植わっていました。今の時期はトンボを追いかけ井戸で冷したスイカを食べました。もう祖母も母も亡くなりかの地がどうなっているのか桃の木は残っているのか全く分かりませんが時にふと思い出す場所です。