8月2日 営業担当者の雑記
千代の富士が亡くなりました。61歳。若すぎる。相撲取りといえば「あんこ型」か「そっぷ」のどちらかですが彼は均整がとれたアスリートのような体をしており精悍な顔さらにスピードのある取り口とともにそれまでの力士とはまるで違う存在でした。錦絵等に出てくる人気力士は色白、ぽっちゃり、どちらかというと優しい顔が多いように思いますが彼の場合は正反対。もしかしたら女性の好みが時代と共に変わってきたのかもしれませんが。そして本当に強かった。前まわしを取ってのスピード相撲も気持ちいいがもう一つの彼の魅力は相手を「ぼてくりなげる」ことでした。多分これは方言なのできちんと伝わらなかもしれませんが圧倒的な力で相手を土俵にたたきつけるとでも言うような意味です。その為に何回も肩を脱臼したのですがそれを尋常ならざるトレーニングで筋肉を付け克服したのですね。何回もチャンスを逃している力士がいる中ワンチャンスを集中力であっという間に横綱になった「ウルフ」死ぬときまでそんなに急がないでもいいのに。合掌