5月27日 営業担当者の雑記

今朝の日経朝刊に作家村上龍がある広告に載せた内容がおもしろかった。40年近く前に氏がケニアとタンザニアの大草原にいったときの話です。このあたりは人類が誕生したところなのでかこの旅は強烈で心安らぐ懐かしさがあったと書きさらに現地であった日本人霊長類学者に「わたしたちの祖先はどうして直立二足歩行を始めたのか、樹で生活していて地上に降りてきた人間はサバンナでは立ち上がってしまうと危険な動物とかに見つかってしまいやすいのに」と聞いてみた。学者曰くそれへの定説はないのだが彼の気に入っている仮説は「立ち上がったことで両手が使えるようになり獲得した食べ物を洞穴などにすむ家族や隣人たちに持ち帰ることができるようになった。祖先は一人では生きていけないことを知っておりコミニュティの起点を作る為に立ちあがった」というものです。広告に載せるにしては随分深い内容の話でした。