5月19日 営業担当者の雑記
今日経の夕刊にルノワール展からとの表題で「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵ルノワール展」の作品への思いを各界の著名人が書いています。昨日はピアニスト仲道郁代氏が「ピアノを弾く少女達」について述べていました。家にあったこの絵に比べ私のピアノは何と味気ないのだろう黒いピアノに白黒の鍵盤。練習曲の「ハノン」も無味乾燥で色がないと少女時代思っていたのだが今では「鍵盤のタッチには画家の絵筆に共通する多彩なバリエーションがありそれが色彩感あふれる音を作っている。ピアニストは色だけでなく嗅覚や皮膚感覚、明と暗、過去と未来といった時間感覚も音に込める。それを絵画や文学から学ぶ事も多い。ルノワールのこの絵もそんな理屈を超えた感覚をそばで教えてくれていたのかもしれないという。私にはまったく画才はないのだが一つの絵をみての感想は人それぞれ違うのだろうと信じ勝手にあれが好きだこれがいいなどとほざいています。見ていると心が温かくなるそんなルノワールを楽しみにしています。