4月19日 営業担当者の雑記

今朝の新聞に「ボストン・マラソン、君原健二さん完走 50年前に優勝」という記事がありました。まあ何と懐かしい名前でしょう。メキシコ、ミュンヘン、東京の三五輪大会に出場した名マラソンランナー。特にメキシコでは銀メダル。あの釜本、杉山がいた時のサッカーチームが取った銅メダルと共によく記憶に残っています。君原健二選手はいつも首をかしげ苦しそうなフォームで耐えて苦しんで走るその姿はなるで修行僧のような雰囲気がありました。出場レースすべてに完走し引退後も市民マラソン等で走りファンを喜ばせているようです。彼は期待されながら8位に終わった東京五輪に一緒に出場し3位になった円谷選手の命日にはずっと墓参を続けているのだとか。円谷選手は五輪後「幸吉はもうすっかり疲れ切ってしまって走れません。」という遺書を残して自刃した選手です。一緒に練習した仲間とはいえ円谷は3位期待されていた君原は8位ということで素直に祝福することは出来なかったその選手に50年近くもです。彼の人柄がわかるエピソードです。