4月5日 営業担当者の雑記

今日は久しぶりに寒い朝でした。花冷えとでも言うのでしょうか。先週末には大体桜も満開になっているようですからこの寒さで花の時期が伸びることになるのでしょう。この時期新聞のコラムには必ず「西行」の歌が一つ二つ紹介されますよね。確かに花(桜)の和歌をこれだけ沢山そして様々な表現でその花狂いぶりを表現した人もいないかもしれません。でも平安時代末期戦乱の世に生きた彼は花を愛でただけの軟弱坊主ではなく世を捨てたといいながら結構政治的な動きもしているのですね。ある時は高野山の寺の勧進の為に平泉に行き途中鎌倉で源頼朝をあしらったり同じ職場にいた平清盛に金の無心をしたり。若いころは北面の武士として文武両道に秀で女性にもて出家してからも都と高野山、伊勢、東北を行ったり来たりする行動派で彼の居る所に女御達が慕ってきたといいます。思い通り花の盛りに亡くなったというのは出来過ぎですが。「おしなべて花の盛りとなりにけり山の端ごとにかかる白雲」今年もあと少し花を楽しめます。