3月14日 営業担当者の雑記

この日曜日に六本木の国立新美術館で「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」を見てきました。実業家大原孫三郎とその子息が集めた美術品の中から選りすぐりの150点程。エジプト彫刻から西洋絵画、彫刻、日本人の作品などよくもこれだけ集めたものだと感心しました。私はエル・グレコの「受胎告知」に惹かれていったのですが白樺派の人たちがロダンから貰った彫刻とか、ピカソ、モネ、ゴーギャン更に棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子版画柵」、民芸運動のバーナード・リーチ、川井寛治郎、富本憲吉など書きだすと切りがないほどの作品群でした。中でも棟方の十代弟子の版画は紙からはみ出しそうな迫力、切れ味鋭い線で彫った個性的な人物像は圧巻でした。また富本憲吉のシンプルなのに見ていると吸い込まれそうな「白磁蓋付壺」、川井寛治郎の独特の色使いと扁平な形の陶磁器はその形、色とも見事なものでした。あまり混んではいなかったのでゆっくりと鑑賞できましたがあまりのインアパクトに少々酔ってしまいました。