2月22日 営業担当者の雑記
今朝の日経に掲載されていたNTT都市開発の広告がおもしろかった。今は何しろ目立つ奇抜なデザイン、色使い、目に留まるコピーなどが主流だがこれは村上龍に依るエッセイ風の読物です。タイトルが「変わらない価値、変化の趣」で友人のセリエAに移籍したプロサッカー選手の応援の為訪れるペルージャという町の紹介から始まる。その近辺には魅力的な小都市があり特に聖フランチェスコで有名なアッシジには必ず立ち寄るのだがある時修道院までの道の景色が一変しているように見えた。実は道の両側に植わっているオリーブの葉の色が裏と表で微妙に違い季節に依っても印象が違う。まるで同じ景色を違う画家が違う手法で描いたようだ。何世紀も前から不変の風景が季節と風によって趣を変えるそんな体験ははじめてだった。そして本題に入りNTT都市開発が作ったビルは変わらない本質と、時代に対応し考え抜かれたリニューアルの二つがあたかもアッシジの坂道のように見事に融合していると結ぶ。「都市は生きている」シリーズ広告。スマートですよね。