2月19日 営業担当者の雑記

私事ですが昨日は母の命日でした。早いものでもう9年が経ちました。後年は心臓病で入院しており少々認知症気味だったので先に亡くなった父の事は伏せておいたのですが、時々最近お父さんがこないけどどうしたのかしらなどと聞かれ困ったことを思い出します。小さい頃から愛情を一身に受け身分不相応な育て方をして貰いました。この上ない幸せな筈なのにそれがいやでずっと反抗ばかりしていました。大人になっても親孝行そのものが恥ずかしくて口出すこともなかったのですが女房が何かと気を使ってくれていたのをとてもうれしく思っていました。離れて住んでいたのに最後を看取ることもできたのが唯一の孝行かもしれません。同じく昨日太宰治の娘津島佑子さんが亡くなりました。彼女は「決して父を許すことはないだろう」と言っていました。太宰の愛人の子として生まれそのうえ本妻でも彼女のお母さんでもない別な愛人と入水した太宰なのですから無理もありません。私と比べると両親から受けた愛情は万分の一かも知れませんが彼岸では言葉位交わして下さいね。