2月15日 営業担当者の雑記

このところの暖かさで我が家の薩摩紅(梅)が一挙に開いてきました。花そのものは比較的小さいのですが濃い紅色で枝に沢山付きます。何よりさっぱりとした清潔感のある上品な香りはとても心を落ち着かせます。夜帰宅すると10m位先からほんのりとした香りが迎えてくれます。藤のようにむせかえるような匂いではなく夜闇に薄っすらと漂うほのかな匂いとでも言えばいいのでしょうか。風の方向次第では真下に行っても気がつかない位です。晴れた朝は青空に向かう深紅の花に送られ夜は鼻孔をくすぐる香りに迎えられる幸せ、しばらくはこの香と色を楽しみたいと思います。「君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞしる」と平安時代初期の歌人紀友則は詠っていますが私の方はというと枝を折って誰かに差し上げるつもりはありませんし出来ることならこの素晴らしい香りは沢山の人におすそ分けしたいものですしお隣さんにもよろしければどうぞ香をお楽しみ下さいと思っています。