2月12日 営業担当者の雑記
先日六本木の森アートセンターギャラリーで「17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」に行ってきました。狙いは生涯に36作品しか発表されていないというフェルメールの「水差しを持つ女」です。彼の作品は大変人気がありこの日も会場はとても混雑しており特に説明用のイヤフォンを付けた人がいると列が進みません。暫くは写真のように細密な風景画、人物が続きますが私はあまり興味がないので先を急ぎます。と新しい部屋に入ったら大きなスクリーンに「水差しを持つ女」が全体像と共に部分部分がアップで映し出されその横に実物が鎮座していました。左手の方から窓を通して光が差し込みそちらの方向を向いた白いスカーフを被った若い女性がテーブル上の水差しに手をやっています。バックには当時の地図が半分くらいのスペースを占めています。スカートはあの独特のウルトラマリンブルー。よく磨かれた水差しの側面にはテーブルクロスの模様までが映っています。4,50cmの小さな作品ですが清潔感、落ち着きに溢れとても印象に残る作品です。