2月10日 営業担当者の雑記
国立科学博物館は人類が大陸から日本に進出したルートの一つで台湾から沖縄へ島伝いに太平洋を渡った約3万年前の航海を当時の船を模して再現するという計画を発表したという記事がありました。このルートは目的の島が小さく潮の流れが速いので世界でも類を見ない難しい航海だったはずと海部プロジェクトリーダー。まずは今年7月与那国島から西表島の約75kmをさらに来年7月に台湾から与那国島へ挑戦するとの事だが来年のコースは黒潮を横切りながら200km3日間の難関行程。船はこのあたりで採れる「ヒナガマ」をツル性の植物で縛って4人乗り約6mのものを作るのだとか。いわば枯れ草で作った船で黒潮を乗り越えると言う事のようです。勿論羅針盤は持たず鳥が飛ぶ方向を頼りに陸地を探すことも想定しているとのこと。今回の目的は日本人祖先のチャレンジに迫りたいというもので是非とも成功して欲しい、と同時に私は5万年前にアフリカを出た現生人類が長い時間困難を乗り越えて世界中に拡がっていったその動機は一体何だったのかにも興味があります。