12月22日 営業担当者の雑記

今朝は会社に早く行く必要がありいつもより早起きしたのですが、6時ちょっと前でしょうか新聞を取りに行ったらほとんど明るくなった東の空に一つだけはっきりと見える星がありました。多分明けの明星だと思います。今まで全く気が付きませんでした。結構冷たい空気と白々と明けゆく空。なぜか「長からむ心も知らずくろ髪のみだれて今朝はものをこそ思へ」と何とも色っぽい歌を思いだしました。百人一首で名高い待賢門院堀川の作です。この歌は題詠ではありますがいかにもしっとりとした女性の心を表現していますよね。妹の兵衛と共にいわくつきのそして悲劇の帝祟徳院の母親である待賢門院に仕えたこの時代きっての聡明で歌の上手です。待賢門院のもとには本当に歌が上手な女御が大勢いたようですがなかでもこの姉妹はいい歌を沢山残しています。特に私は西行とこの姉妹の機知にとんだ掛け合いがとても好きです。時代も才能も環境も何もかもが違い過ぎるのを承知で憧れたりしています。前述の歌は三日月あたりが見合うのでしょうが明けの明星もありかも。