12月7日 営業担当者の雑記

先日私達夫婦と今年家を離れた娘の三人で鎌倉に行ってきました。一応「鎌倉の紅葉を楽しむ会」という事ではありますが私達夫婦は久しぶりに娘とダベるというのが本音です。北鎌倉で待ち合わせ円覚寺、明月院と歩を進めました。娘は明月院の奥の部屋にある丸窓がえらく気に入り何枚も写真を取っていました。出口辺りに沙羅双樹が植わっているというと突然平家物語の一節を覚えているかという話になりました。私はどうしても最初の句を飛ばして沙羅双樹の花の色からしか出てこないのですが、そしらぬか顔をして樹が植わっているところの説明書きを盗み見してきました。「何覚えてないの?」「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり、、、」と講釈を垂れました。「すごい」などと娘におだてられニタついてはみましたが直に実はねとネタをばらしました。などと他愛のない話を延々と続け東京駅で晩飯を食べ分かれました。見知らぬ場所に住み社会人一年生になった娘ですがとても元気で仕事も半分くらいは楽しみながらやっているようで親としては一安心の一日でした。