11月10日 営業担当者の雑記

今朝日経新聞に「野生チンパンジーで観察 障害ある子家族みんなでケア 京大」という記事がありました。重度の先天的障害のある野生チンパンジーの赤ちゃんを、母親や姉が家族ぐるみで育てていた様子を観察したというものです。東アフリカ・タンザニアの国立公園で生まれた雌で生まれつき腹にこぶがあるほか、自力で座ったり母親にしがみついたりできなかったチンパンジーを母親がこの赤ちゃんを抱えながら木登りしたり、姉も母親をサポートするように積極的に子育てに関っていた姿を京大チームが観察したという内容。チームの中村准教授は「母親も姉も障害をある程度理解した上で手厚くケアしていたのではないか」としている。更に「人類社会で障害者へのケアがどのように進化してきたかについて示唆を与える」とも。昨今の障害者へのいじめ、育児放棄等の報道を見ると現代人は「サル」状態から本当に進化しているのだろうか考えさせられます。