3月9日 営業担当者の雑記

嘗て日本海軍の象徴だった戦艦武蔵の船体が発見されたというニュースが報じられました。奇しくも戦後70年。発見したのはビルゲイツとマイクロソフト社を創業した資産家のポール・アレン氏。場所はフィリピン中部シブヤン海。次々に提供される写真から関係者は戦艦武蔵に間違いないとのコメント。子供のころはとにかくカッコいいその船体に憧れましたが両親から戦争中、捕虜時代、大空襲の話を聞くにつけ戦争の悲惨さ、怖さから後年は吉村昭の「戦艦武蔵」も読んでいません。時代遅れの巨艦主義を主張した当時の海軍の方針で作った戦艦大和、武蔵は結局その威力をほとんど発揮しないまま、米軍の戦闘機を中心とした大部隊に猛烈な攻撃を受け沈没。1000人余りの兵隊が海の藻屑になったとのこと。当時の乗組員には思い入れもありましょうが私はこれを機会にこの時の戦争を思い起こす象徴として捉えました。