2月20日 営業担当者の雑記
先日熱海にあるMOA美術館で「燕子花と紅白梅」光琳アートを見てきました。尾形光琳の300年忌記念特別展と銘打っています。私は特に絵画に、日本画に精通しているわけでもないので単にあの有名な国宝「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」の実物を見てみたいというミーハーなのですが、やはり物凄い作品でした。特に「紅白梅図屏風」はその大胆な構図、豪奢な色使いで圧倒的な存在感があります。金地に流れる川の色が想像よりくすんでいるのはむしろ絵に深みを与えその独創的な波形は抽象的だけによりそのもののイメージを高めます。老白梅に過ぎ去った時代を偲び、若紅梅に未来を馳せ、うねる川に永遠を求めるこんなとんでもない屏風を描いた光琳も凄いがよくぞこんな屏風に似つかわしい部屋があったものです。いい絵を見ると家に飾りたいななどと思うのですがこの絵だけは無理です。