12月20日 慣習の廃れ方
今日の日経夕刊に掲載されていた林真理子氏に同感。「年賀状を控えさせていただく」という案内が今年はやたら多い。SDGsとか地球資源といった今迄なかった理由にも驚き。コロナの最中にはこんな動きはなかったのに収束したとたん何かが吹っ切れたということか。かくいう私(林氏)も年賀状を出すのをやめた。添え書きを書くのが大変で今年は忙しくてすっぱりやめた。慣習というのは、こういう風に廃れていくのだなとつくづく思う。実は徐々ではなく、ある年に劇的に減っていくのだ。さらに葬儀も「近親者のみで済ませました」というしらせがコロナ以降定着した。やめてもどうということもないと、あっという間に浸透したのだ。もう元に戻ることはないだろう。何十年後のグーグル(あるか?)では「年賀状、葬礼は、2020年代前半に大きな変化をとげた」と書かれるに違いないと思うとほんの少しワクワクすると結ぶ。さすが流行作家、オチが鋭い。