11月30日 オータニさんの犬

先日大リーグ大谷選手が犬と一緒に写っている写真が出て話題になっていますが今日の日経夕刊に掲載されている小説家の永井紗耶子氏のエッセーが興味を引きました。話題の犬種は「コーイケルホンディエ」というらしいのですが、過去CMやドラマなどで注目された犬種が突如人気になることがあるのだが犬によっては大きくなったり食事の量が多かったりで飼いきれなくなり手放し殺処分という悲惨な結末につながったことがあると聞く。犬はぬいぐるみやキャラクターグッズではない。飼うということは、一緒に生きる覚悟をしなければならない。かわいいという理由だけで飼えば人にとっても犬にとっても不幸なことになりかねない。今回の会見の様子を見て、犬が魅力的に見えるのは、やはやはり撫でている大谷選手との関係性によるところが大きいと思う。同じ犬種を飼うことよりも、犬のとなりで信頼される人でありたいな・・・と思った。と結ぶ。本当にそうですね。

11月29日 日大アメフト部廃部

日本大学のアメリカンフットボール部が廃止と報道されていました。日大とは縁もゆかりもありませんがかつて関西学院大学と壮絶な大学日本一をかけた甲子園ボールでの活躍はよく覚えています。1940年の創部といいますから80年の歴史。篠竹監督の時代に甲子園ボールで21回も勝っている名門。社会人チームで活躍している選手たちも大勢います。数年まえ試合中の危険なタックルで処罰を受けたあと一時は盛り返していたのですがこのところの大麻事件で万事きゅーす!折角好きなアメフトを強いチームでやろうと入ってきた選手達なのにどこかにその情熱を忘れてきたのでしょうか。アメフトは非常に戦略的なスポーツで自分の役割がはっきりしています。それぞれが各自の持ち場をしっかり果たさないとチームになりません。ド素人の私が言うまでもなく部活動の中から身をもって体得している筈なのに一部の選手は目の前の誘惑に負けてしまったのでしょうか。

11月28日 名樹散椿

会社の机の前に速水御舟の「名樹散椿」の超ミニチュア版屏風があります。これは京都昆陽山地蔵堂通称「椿寺」の五色八重散椿を描いたもので日本画の収集で有名な山種美術館の代表的な作品です。唐突に椿の話ですが今、家の近所の庭々では山茶花が見頃です。すでに散り始めているものもありますが白やピンクの可愛らしい花が緑の葉から顔を出しています。私は椿と山茶花の違いはよく分かっていませんが山茶花は今頃から2月くらいまでそれより少し遅れて椿が咲くようです。私が昼寝によく行く祖光院にも大きな椿がありますがこちらのは全体的に大きく手入れもされてないのであまり風情はありません。それに比べ「名樹散椿」の上の方から流れ咲く五色椿の見事さは豪華絢爛で机の前にある小さい作り物ですが仕事が詰まったときふっと目に入ると心が穏やかになります。椿寺の実物より御舟の感性で膨らませた作品の方が凄いのかもしれません。これが芸術なのですね。

11月27日 読売歌壇栗木京子 

今週の選は「開園と同時に駆けて若者は無人のコキアの丘を撮りたり:原 道雄」多分これは国営ひたち海浜公園のコキアの事だと思います。小高い丘に数万本が植わっており下からだと空に向かって上からだと見下ろす景色は壮観です。ただ時期になるとそれは大変な人込みでどこから撮っても必ず人が入ります。コキアが植わっている敷地内には入ってはいけないのですがスマホを持った人々が思い思いにポーズを決めていますので間違いなく人は映ります。新聞などでの紹介では時間外に特別に撮らせて貰えるのでしょうが普通の人はこの歌のように開園と同時に駆けだし誰もいない図を撮るんですね。お正月どこかの神社で一番になると福が来るというのがありますが無人のコキアを写真に収めることが出来ればきっといいことがありそうに思えます。コキアは和名ほおき草といい昔はその名の通りほおきに使っていたとのことですが昨今は紅葉を楽しむ草になっています。

11月22日 黄葉

北の方はとっくに紅葉の便りはあったし関東でも群馬、栃木などの映像が伝わっていますがここ松戸でも常盤平ケヤキ並木がようやく見ごろになってきました。ここのは派手な赤系ではありませんでセピアから薄緑までのグラデーションが陽に透けてとても秋色になります。そして恒例の落ち葉収集の車が頻繁に行き来するようになりました。常盤平のケヤキは随分背が高いので葉もしこたま茂っています。ですから落ち葉の量は少々じゃありません。そしてその葉を大勢の人が集め袋詰めし収集車に載せているのを見ると私の秋になります。最近は地味好みになったのか真っ赤な紅葉よりここの黄葉のほうが気に入っています。

 

11月21日 難産

甚だ尾籠な話で恐縮ですが今朝の便通は非常に難産でした。日頃はそんなことはないのですが家を出る時間が迫っているのに力んでもなかなか思うようにいかず用を足せません。肛門を緩めたり力んだりのコツがあるのでしょうが焦っているので力んでばかり。息が続かないので力んでは一休みを繰り返します。赤ちゃんを産む要領に近いのかとは思いますが本日奥様は不在。出かかりのものをティッシュでちょん切りますがそれからが続きません。15分も経った頃でしょうか何となく息み甲斐がある状態になり最後の一気張りで無事ものが落下しました。少々部品に痛みはあったものの何とも言えない爽快感、開放感。水で流す前に難行の産物とご対面しましたがまあ驚きの量です。こんなものを腹に抱えていたのですね。なんて感心している場合ではありません。いつもより5分家を出るのが遅れてしまいました。くだらない話を読んでいただいた方誠にありがとうございました。

11月20日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「温度計今日は背伸びをしたがらぬ僕は重ね着をする:笠原隆司」このところの天気はまったく予想がつきません。降雨のありなしもそうですが気温はもう寒い方に合わせるしかありません。昼間と朝晩の温度差が激しいので家を出るときはコートを着て出、昼間はジャケットです。しばらくは毛糸のベストを着ていたのですが着たり脱いだりと面倒くさいので変えました。薄着をして格好つけるより寒さ対策の方が優先です。寒くなり始めると温まるまで時間がかかるので本当に私も重ね着をします。昔は股引は持っていませんでしたし履こうとも思いませんでしたが一度あの暖かさを経験するともうだめです。多少ズボンの線が崩れようとゴワゴワの下半身になろうと寒いのは御免です。ことしもまもなくそんな時期になるのでしょう。寒い時は背伸びをせず体の欲しがるままに重ね着をしようと思っています。

11月15日 寒さの感じ方

このところ急に寒くなり先の日曜日に慌てて冬物を引っ張り出してきました。昨日も今日も冬物のジャケットの下にベストを着ています。電車内の人たちもコートを着たりマフラーをしたり昨日は手袋をしている人を見かけました。そんな中半そでだけでその上汗を拭いている女性(もしかしたら更年期の方かも)今朝はワイシャツだけで上着は手に持ち汗を拭いている男性がいました。暑さ寒さの感じ方は人によって大分違うのでしょうがそれにしてもワイシャツ一枚とコート着用では随分違います。寒がりは着込んだりヒーターを入れればいいのですが暑がりの人は今年の夏のような以上高気温にどう対応しているのでしょうか。着るものを減らすのには限度がありますし携帯扇風機にそんな威力があるとは思えません。ひたすら汗をふきふき耐えているのでしょうか。私は年を取り脂身が少なくなったせいでしょうか近年寒さを余計に感じるようになってきました。

11月14日 読売歌壇栗木京子

昨日は休刊日だったので読売歌壇は今日の掲載。今週の選は「青じその穂先に白く咲く花の香り零さず素揚げにしたり:小谷真由美」こんな歌は女性にしかできなのだと思います。また栗木氏が女性だから選んだという気もします。まずもって「しその花」を私は見たことがありません。我が家ではしその葉は非常に重宝していますししその実は塩漬けにするとはじけるような食感が何ともいえずご飯のお供になりますが花は食べたことがありません。ググってみると細い枝の両側に白い小さな花が一杯ついています。どこかで見たような気もする花です。繊細な香りなので衣もつけず素揚げにすると形も香りも色も残り風情があるのでしょう。こんな喜びを知ってる作者はきっと細やかなこころもちが分かる方なのでしょう。大上段に身構えるのではなくさりげない日常を掴みこんな料理が出来る人そしてそれを三十一文字にまとめてしまうこの作者。なんとも羨ましい限りです。

11月13日 休刊日

今日は休刊日です。毎月第二日曜日は新聞製作がないので月曜日の配達もないということです。私は物心ついた時からというと大げさですが父親が新聞を取っておりかつ結構念入りに読んでいたのに影響されたようです。今でも朝食を取りながらその後トイレにこもりながら拾い読みですが一応全部に目を通します。ということで第二月曜日は少々手持無沙汰です。今時はスマホでもニュースは見られるのではありますが新聞のいいところは自分の見たい紙面から始められることです。時間がない時はスポーツ面から、ゆったりしている時は本の紹介紙面迄じっくり目を通します。ただNHKといい全国紙と言い「私どもは公正公平に事実を客観的に報道します」っぽい主張をしているのが「うざい」。物事は見る角度で正反対の見方が出来る場合があります。それをあたかも「正義」でございます的にいわれると「ほんとかよ」とちゃちを入れたくなります。一つの見立てですから。