9月25日 読売歌壇栗木京子

今週の選はまあ驚きました。「中三の受験勉強ご褒美は全身脱毛が定番らしい:甲賀亨子」栗木さんは性別を問わず、脱毛を希望する若者が増えているようだ。というが私は初めて聞きました。ツルツルの肌は確かにきれいですがその昔キャンディス・バーゲンの金色に光る腕の産毛になにやら神々しいものを感じ、長嶋茂雄さんがシャツの上のボタンを外した時に見える胸毛に逞しさを感じた私としては「元々あるものはそのままでいいんじゃないの!」などと思ってしまいます。性別をことさら意識しなくなった、特に男性は女性が「つるつる感」を望むからなのか手足を脱毛する人がいるとは聞いたことはありますが、中三の受験勉強のご褒美が全身脱毛とは。確かにこの夏脛毛が見える半ズボン男性はあまり見かけなかったように思います。髪の毛以外の「毛」ば汚いもの、見苦しいものという感覚が一般的になってきたのでしょうか。毎日の髭剃りは面倒くさいとは思いますが。