8月31日 AIが支える

昨今AIの出現で世の中はどう変わっていくのか話題になっていますが今朝の日経に面白い記事が出ていました。それは「大阪王将」が群馬に建設した新しいギョーザ工場での出来事。工場が本格稼働する前、工場内では家庭用冷凍ギョーザの製造ラインに「不良品」ばかりを流していた。これはAIに不良品を判別させるための下準備で、付着物や型崩れなど様々な不良品をカメラで捉えAIがその特徴を覚えるためです。山本取締役は「無駄な作業や食材ロスを減らすにはDXが不可欠だった」といいます。冷凍餃子市場は今後も拡大する見込みで生産増強に注力するのだがそこで出てきたのが検品の負荷。チェック係を一人前にするには一か月の訓練が必要。さらに従来2秒に一パックの目視だったのが1パック1秒以上の早さが求めらている。そこで新工場では13台のカメラと3人のチェック係を配置することによって製造ラインの人員が3割減ったといいます。AIの支え例。

8月30日 子規の新出句

東京の子規庵保存会が29日正岡子規の新出句が見つかったと発表しました。句は「吾健にして十のみかんをくひつくす」病に伏していた時の句。旅行中に大喀血をし肺結核と診断されさらに結核菌の為脊椎カリエスになり以降寝たきりの状態になった。そんな中1897年1月2日自宅に弟子や客が集まり一筆寄せた「歳旦帳」と呼ばれる冊子に書かれたものだという。沢山のみかんの絵も添えられており別のページには「はつへの出」という文章とともに子規と見られる人物が布団の上で屁をする絵もあるとのこと。彼は病床にあっても創作欲は衰えず言葉を探求し百科事典の類を作るなど短い命の中で明治の文学者のなかでも傑出した仕事を残しています。夏目漱石や高浜虚子などとの親交も深く彼が亡くなったことを留学中のロンドンで聞いた漱石の追悼句「手向くべき線香もなく秋の暮れ」などの5句はその落胆ぶりが伺えます。辞世句「糸瓜咲きて痰のつまりし仏かな」

8月29日 ネッシー捜し

朝刊に「ネッシー」の約50年ぶりの大規模捜索が27日終了したとの事。言わずと知れたスコットランドのネス湖に住むと伝えられる怪獣「ネッシー」のことで、調査グループによると今回は赤外線カメラを搭載したドローンを初めて導入し、船から空から地上から捜索したがネッシーの発見には至らなかったとのこと。捜索を指揮した調査グループリーダーいわく「ネッシーは隠れるのが得意。今回の結果を生かしてリベンジしたい」とのこと。最近テレビではやりの「池の水抜き」が出来ると白黒決着がつくかもしれませんが広すぎて不可能ですよね。各地に住む「〇〇ゴン」「××シー」の元祖みたなところですから何回も調査をして「見つからなかったが何かいそうな気配はある」と報告していただければ興味がずっと続きます。50年ぶりの調査ということなので次回の結果を私は知りえませんがこれくらいの頻度だとずっと謎のままでいられるのでいいですね。

8月28日 読売歌壇栗木京子

今週の選も評なし歌から「小走りできびきび動く宅配の人に三度は言う「ありがとう」:木村由里亜」本当に彼らがいなかったら日本は物事が回わっていかないのではないだろうか。当たり前のように決められた日、時間に荷物が届くのはまったく彼らのおかげです。世の中が忙しくなりネットで物を買うことが多くなりました。何しろ便利ですし金額によっては配送料が無料の場合もあります。購入物の代金も運送屋さんに払えます。理屈をいうと彼らは一件いくらで配送を請け負っているので金を稼ぐためにやっているんだ かもしれませんがこの暑い中街中を駐車違反を恐れながら走り回るのは半端じゃありません。決して世の為人のために仕事をしている訳ではないでしょうが思わず頭が下がります。昔起業するための資金を貯めるのに若いうちに運送屋で稼ぐんだという人がいましたが今も同じなのでしょうか。その志は素晴らしいのですが身体だけは気を付けてくださいね。

8月25日 プリコジン氏死亡

少し前にロシアのプーチン大統領に反乱を企てたプリコジン氏の乗った自家用機が墜落し乗っていた乗員、乗客が全員死亡というニュースが昨日流れました。反乱を企てた時から処分されないのは何故なんだとかいろんな話がありました。今回も暗殺ではないかといった話がまことしやかに流れています。はっきりわからないことを面白おかしくいう気はまったくありませんが何にしてもかの国は秘密が多く報道の自由もないようなので暗殺の話にも密かに頷いたりしています。大統領がKGB出身ということで様々な憶測が流れるのかもしれませんが過去にも反体制派の人物が不審な死を遂げています。もしかしたら「消されるかも」と思われる人物がその通りになってしまうというのはまったく映画や小説の世界ですが実際に起きるというのは怖い話です。大統領はプリコジン氏の家族に弔意を表し真相を調査すると述べていますがさてさてどんな結果が出てくることやら。

8月24日 慶応優勝

いやー驚きました。失礼な話ですがミーハーと判官びいきだけで応援した慶応高校が連覇を狙っていた仙台育英から勝ってしまったのです。報じられる限り慶応のチャンスは正直少なかったと思います。監督が言うように「勝つには実力+αを引き出す応援、球場全体の雰囲気とか、そういう力を借りないと難しい」だとすれば選手それぞれの力量以上の何かを引き出せたということなのでしょう。監督の言う「エンジョイ・ベースボール」ということの真意はその場を楽しむのではなく、より高いレベルを求めて野球を追求していくことなんだとか。この優勝は従来の野球伝統校とか名監督といった殻を破り高校野球の新しい姿につながる勝利だったといえるでしょう。高校生のとことん熱中し一つの成果を自分たちの目一杯の努力で挑む姿は本当に美しく見事だと思います。その中で栄冠を勝ち取った慶応にエール。そして勝つことの重圧に耐えてきた仙台育英に「あっぱれ!」

 

8月23日 癌

一昨日久しぶりに旧知の塾から連絡があり商談をしたのですが服装が普段のものではありません。前で紐を結わえるような病人用のそれです。どうしたのですか?と尋ねると。「実は1月に下血して直腸がんとわかりしばらく放射線治療をし5月に手術し今は人工肛門なんです」とのこと。見かけはそんなに痩せているようでもなく血色もあまり変わらないので外見はいつもとあまり変わりませんよというと、しばらくは塾生の父兄から酷い様子だと指摘されていたとの事。もうすぐ今度は人工肛門から普通の構造にする手術をするといっていました。元気そうなので「えらい目に合いましたね」と軽口を叩いたのですが驚きました。この癌の早期発見に検便は簡単だがとても有効な検査らしいです。私も最近は女房ともども人間ドックに行ってないので市からくるいくつかの検査をしています。まだまだこの世とおさらばは勘弁なので安上がりなもの気になる箇所は別検査をしています。

8月22日 甲子園

高校野球も常連が多く野球留学で集めたプロのような高校が優勝するので最近はほとんど試合は見ないのですが今年は慶応高校が1920年以来103年ぶりの決勝進出というので非常に興味があります。相手は連覇を狙う仙台育英高校。ほとんどミーハーレベルなのですが慶応は入るのは非常に難しいようですしいわゆるスポーツ推薦もごく限られているとのことなので文武両道ということなのでしょう。そうはいっても高校野球のレベルが高い神奈川大会を勝ち抜いてきたのですから強豪校には違いないのですが勝手に判官びいきをしています。そう思われる仙台育英高は戦いにくいでしょうね。仙台育英は順当に決勝進出ようですが高校野球は何が起こるか分かりません。縁もゆかりもない慶応高校ですが今回は応援します。大昔高校の同級生が甲子園に出た時は観覧席で声を嗄らしましたが今回は他校の応援です。明日の決勝戦は盛り上がるのでしょうね。どっちも頑張って!

8月21日 読売歌壇栗木京子

今週の選は評付の三首外から。栗木さんもお年頃なのか3首中2首が孫の話なので敢えてそれは選ばずに「たそがれの小田急線の柵沿いに白粉花が連なり匂う:玉川伴雄」。私は通勤に京成線を利用しており最寄り駅に行く道中の線路沿いに白粉花が咲いています。この花昔はちょとした空き地や庭の隙間にどこでも見られたのですが最近はとんと見かけなくなりました。白やピンクの小さな花が咲き花の時期が終わると直径5mmくらいで皺しわの黒い実がなりその中に白い粉が入っています。それを実際に顔に塗ったかまでは覚えていませんがいかにも化粧粉のようなものでした。そばに寄ると香りも柔らかで少し甘い化粧のようで名前の由来は白い粉なのか香りなのか知りません。和名は夕化粧あるいは英語でもFOUR O’CLOCKとよばれているように黄昏時に咲きます。小田急線と京成線はまるで離れているのですが「玉川さん」私は京成沿線で楽しんでいますよ。

8月18日 しかけ絵本

先日市川生涯学習センターで催されている「しかけ絵本世界展」に行ってきました。字が読めない子供たちや、いやいや十分に字は読めるが何か本に趣向が欲しいといった子供たち、そして私などのように面白いものが見たい大人など対象は幅広いと思います。色んなアイデアがあります。紐を引っ張ると中の動物が動くものからページを広げると何とも複雑な立体が飛び出してくるものまでよくもまあ考え付いたなと思います。くまのプーさん、ピーターラビットなど有名どころの作者も子供たちを驚かせようと知恵を絞っています。私は子供が小さい頃自分の好きな絵本を探してくるのが楽しみでした。字が少なく絵が面白いものをベースに時に「君が大好きだよ」のような泣かせ絵本もあり読み聞かせているうちに鼻声になってしまい子供に不思議がられたりしながらまたある時は話の筋を勝手に怖い内容に変え嫌われたり絵本を読む時間がとても楽しかったのを思い出しました。