7月31日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「不眠症毎月通う病院の待合時間は熟睡タイム:鎌田昇」私の場合は不眠症ではありませんが腰が悪く夜中に時々目が覚めます。そのせいなのか通勤電車の行き帰り、昼休みは本当によく寝ます。日頃は電車に乗ると話す間もなくコックリ始める妻を見下していましたが今は全く逆です。私の場合は熟睡に入る5分前新京成一駅、二駅の間本を出します。これが何にも勝る睡眠導入剤になります。敢えて本を出すとは言いましたがそれでもチリも積もればで月に親書1,2冊ペースでは読めますことを付けくわえますが本題は睡眠です。とにかく不思議なもので電車の中では降車駅の二つか三つ前の駅で目が覚めます。勿論一度ならず次の駅から引き返しもしましたが。また昼休みは賞味20分きっちり寝ています。スマホの厄介にならずとも目が覚めます。こちらは不自由な姿勢で寝ているのが関係しているかもしれません。とにかくこの作者の気持ちよくわかります。

7月28日 面従腹背

日経夕刊「プロムナード」に飯間浩明という国語辞典編集者が興味ある話題を載せていました。森鴎外の「最後の一句」で不当に死罪を申しつけられた父親を救う為子供たちの命と引き換えを嘆願した際「お上の事には間違いはございますまいから」と逆らえない相手に一言付け加えた話、自分の中学校時代いたずらを仕掛けらえたと勘違いし怒った先生の事を文集に取り上げようとし謝罪文を要求され「文集に載せようなどという、理不尽極まりない愚行」「人権を蹂躙されても仕方がございません」など目一杯の反抗心で表現した。面従腹背:服従すると見せかけて心の中では従わない:で思った通りに意見が言えない状況でも自分の気持ちまでも抑えるのは難しいので工夫すれば自分を表現する方法が見つかるかもしれませんというのですがこれには傑作な「オチ」があり彼の反語は先生に理解されず「神妙で宜しい」で終わったんだとか。自己満足ですがこんな方法もありか。

7月27日 ハエ取り器

昨日馴染みの新聞販売店を訪ねる機会がありました。電話では頻繁に話し事務所にも時々行くのですが店の最深部にある事務所に初めて入ったのですが驚きました。天井から「ハエ取り紙」がぶら下がっているのです。もう数十年お目にかかったことのない絶滅器具です。念のために申し上げると直径10cmくらいの丸い紙の中心からネジネジになった1m程の粘着紙がぶら下がっておりハエがそれにくっつくと逃げられないというものです。妙齢の女性事務員に「なんですかこれは?」と聞くとハエを取るものだと教えてくれました。昨今ではハエもあまり見ないの長に「ハエが出るのですか?」と聞くと「コバエが出るので」とのこと。子供時分市場の魚屋さんにはこの器具が何本もぶら下がっていました。そういえばテーブルの上に傘状のハエ除けを置いていたこと、家の出入り口には蚊取り線香を置き、寝るときには蚊帳を吊ったことなどこの話で大盛上がりになりました。

7月26日 呆れた社長

このところ保険金不正請求問題で話題になっている中古車販売大手のビッグモーターがが昨日社長の記者会見を開きました。何となく予想はつきましたが「現場のことはよくわかっていなかった」「一部の幹部がしたことで組織的な関与はない」とのこと。もともと内部告発で発覚しその後損害保険会社が保険金の不正請求を指摘し実態調査を要請し会社が外部弁護士による特別調査委員会を設けたようです。こういった会社に常の過剰なノルマ、それによる降格人事の為各工場が何をしてでも利益を上げるという体質が蔓延し不正が日常化したのでしょう。一代で何千億という売り上げ規模の会社を作ったのですからこの社長当初は目鼻が効き才覚もあり実行力もあったのでしょうが大きくなるにつれ裸のお様になっていったのかそれとも一切知らぬ存ぜぬで不正を見逃してきたのか。修理する車にゴルフボールをぶつけたり、タイヤに穴をあけ保険金を水増しとなると立派な犯罪です。

7月25日 大チョンボ

先の土曜日22日は「桂米團治」の落語会でした。毎年1月と7月の2回銀座で開催しもう10年以上欠かさず見に行っています。今回も3か月前からチケットを買い20日木曜日には日程を確認しました。さて21日金曜日妻と近所に咲く「アメリカ芙蓉」の話になり以前どこかで「跳ね橋、赤いサルビア、アメリカ芙蓉」の三点セッを見たことを思い出しました。必死で検索しそれらしいところが見つかりました。大宮花の丘公園です。HPの案内に見覚えのある景色が出ています。ここに違いない、よし明日はここに行こうということになりました。真昼間は出来るだけ避けようということで9時半に出発。11時には到着。駐車場に入ると間違いなくここです。少し歩くと「跳ね橋(私はモデルはゴッホの絵だと思っているのですが)、サルビア、そして大輪のアメリカ芙蓉」よかったねなどと言いながら帰還。突然待てよ今日は落語の日じゃなかったか?チケットを破りました。

 

 

7月24日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「鉢植えの無花果伸びて自転車は人間乗せず枝を支える:岡本 雅子」このままの歌で伸びた無花果が自転車の上を覆ってしまいそれを自転車が支えているというのですが実は我が家でも庭木で気を使うことがままあります。お隣との境に「コムラサキシキブ」と「ギンモクセイ」を植えているのですがコムラサキシキブはものすごく元気がよくすぐ枝がお隣に越境します。お隣は駐車場なので車を傷つける恐れがあり気が付いたときはすぐに切っているのですが時々間に合っていません。今時分から薄紫の小さな実がなり可愛いのですがそれは私が感じることでお隣にしたら迷惑な話です。選歌の場合は自分の家で完結しているのでいいのですが狭い我が家の庭ではたとえ無花果が越境したとしても目に付いたら切るでしょう。あるいは枝を切って実をお裾分けか。まあギンモクセイがこぼす香りくらいは許してもらえるでしょう。無粋な方ではないようなので。

7月21日 母親

先日8歳の女の子が母親から食事を与えられず繰り返し入院させられ、母親は入院による共済金をだまし取ったというニュースがありました。これまでにも幾度となく我が子を虐待する母親のことを話題にしましたがこういった事件が起きるたびに「彼女に母性はないのだろうか?」と思います。男親と違って自分の体内でへその緒つながりで養育し大変なお産をしたのちは自分の血液からなるお乳を与えしばらくは四六時中子供の為に時間を割いています。多分母親と子供の関係は父親には理解できない領域だと思っていました。どんなに父親が愛情を注いでも子供は結局母親が好きです。私はずっと、母親は多分動物的に子供を保護するのだろうと思っていたのですがどうもそうではないようです。自分のエステ代とか遊興費のために子供を虐待できる母親がいるということ、それでも母親のことが好きで何とか自分の方を向いて貰おうとする子供。なんとも不憫でなりません。

7月19日 旧友

昨日随分久しぶりに旧職場の仲間4人組からラインが入って来ました。発端は一人の暑中見舞い動画からです。花火が上がる可愛らしい動画ですがほとんどそれへのコメントはなく近況報告が続きました。この時期になると北海道に住む義弟のところで農作業に勤しむ男から畑の様子がアップされています。とうきび、すいか(北海道でもなるのかな?)、きゅうり、ぶどうなどそして今年は蕎麦の出来が良さそうだとも。ひとりは先頃コロナにかかり5日ほど隔離されたという。即後遺症がなければいいがと気遣う文面が挿入されました。いまだ働いているのは私だけのようでそこにまず驚かれ私が5月に手根管症候群で手術しまだ箸を持ったりボタンを留めたりの細かい作業が不自由といれると「当分ゴルフは出来ないね」と合いの手あり。ひとりは持病のリュウマチに難儀しているといいます。コロナ禍以降会う回数が激減し仲間の様子が心配だったのでいいタイミングでした。

7月18日 読売歌壇栗木京子」

今週の選は「詐欺の電話吾は切れずに娘に代わる今度はあちらがガチャンと切りぬ:竹内敬子」まあ次から次に色んな芝居を考えてくるものです。家にも一度長男を名乗る男から電話がありました。声は少々違うように聞こえましたが話を聞いていると「交通事故を起こしたのでお金が必要、、、」といっています。そこで「今どこにいるの?」と聞いたら埼玉といいます。当時長男は宇都宮に住んでおり埼玉とはまったく関係がないので適当なことを言って電話を切りました。女房はあまり刺激的なことを言って怒らせるとややこしいのでとアドバイスをするので従いました。電話だけで暫くあってない子供の場合もしかしたらうっかり信じるかもしれません。ただ我が家の場合そこで何十万とか何百万とかのお金がでてくるともうだめです。親に「金を出してくれ」というような子に育てたつもりもありませんし第一我が家にはそんなお金は家に置いてませんので「アウト!」

7月14日 フランス革命

今日7月14日は次男の誕生日なのですがこの日を忘れないのは中学か高校の時に「テルミドール14日 フランス革命 バスティーユ牢獄襲撃 ジャンヌ・ダルク」と覚えこんでしまったからです。他の子供には申し訳ないのですがこの日はすらすらとでてくるのです。実はテルミドールの意味も分かっていないので勝手に7月なんだろうと思っていましたがどうも違うようです。1789年といいますから日本では江戸時代の後半寛政年間で11代将軍徳川家斉のころなのですね。これを契機に世界中が動きだしたようです。それにしても受験勉強なのか怖い社会の先生がいたのか依頼数十年も覚えているのですから満更こういった覚え方も悪くはありませんね。てなことで次男に誕生祝いのメールをいれなくちゃ。仰々しいお題目の割にはしょぼい話になってしまいましたが悪しからず。