4月10日 風呂に入れません

先週の金曜日に「エコキュート」なるものが故障し今家では一切お湯が使えません。私はよく分かってないのですがこの「エコキュート」とは新しい技術で空気の熱を利用しお湯を沸かす家庭内給湯システムの事で安い夜間の電力を使用し効率よくお湯を沸かすので非常に経済的かつ火を使わないので安全なんだとか。とにかくこれが故障しメーカーに連絡したのですが旧タイプなので部品がなく再設置するしかない。再設置まで一週間かかるといいます。頭は水を使わないシャンプーで洗い髭はガスで湯を沸かし洗面所で剃っていましたがさすがに三日目となるとどうにも湯に浸かりたく銭湯を探したのですがまったくなし。結局スーパー銭湯とやらに昨日初めて行きました。1000円で幾種類かの湯舟、サウナもあり結構満足しました。湯上り後売店でコーヒー牛乳を買い手を腰にあて飲むつもりでしたがなかったのでアイスクリームにしました。今日からまた二三日は我慢です。

4月7日 桜ロス

ロスアンジェルスの桜ではありませんで、桜が終わった寂しさです。物事は終わるから次が楽しみではあるのですが次迄一年というのは少々長い気がします。硬い花芽を見つけそれが段々大きくなり今か今かと待っている時間、やがて一輪、二輪と開いた花を見つけそれから満開になり10日ほどの盛りを楽しみそして風も吹かぬのに散っていく様を惜しみ、花筏や道端の絨毯に名残をとどめ、すっかり新録の葉を広げる樹に来年の開花を託す。結構長い間の楽しみです。更に地元だけではなく群馬の山深いところまで追いかけているので実質一か月ほどは狂っています。などと気取ってみてもとても西行法師の真似は出来ないのですが。私は千鳥ヶ淵のように枝が水辺にまで垂れているソメイも好きですが小高い丘や畑などにそこの主のように数百年守られてきた一本桜が大好きです。そんな樹々は村の街の守り神として人々とともに生きており悠久の流れを思うのも楽しみの一つです。

4月5日 新小1 なりたい職業は

日経朝刊にクラレが新小学1年生に表題で実施したアンケートを紹介していました。男の子は3年連続で警察官が一位。警察官の人気は20年前の4倍に膨らんでいるんだとか。2位はスポーツ選手だが低落傾向が続いており3位は消防・レスキューでこれも20年前の2倍だという。クラレは制服のカッコよさ街を守り事故や災害時に活躍する姿が憧れを集めたと分析。また女の子は25年連続でケーキ・パン屋が1位。2位は芸能人・歌手・モデル、3位は花屋さんと大体想像できる範囲のように思います。自分のことはあまりにも昔の話ですが野球選手だったような気がします。うちの子供たちには警察官、消防士はあまり人気がなく電車の運転手あたりだったかな?上学年になるにつれ現実的な職業になっていくのでしょうが、世の中には宇宙飛行士、看護師などといった小さい頃からの夢を本当に実現してしまう羨ましい人もいますがなかなか難しいですよね。

4月4日 入社式

昨日は4月最初の出勤日ということで各テレビ局は入社式の様子を取り上げていました。大手商社では赤じゅうたんの両側を先輩たちが総出でお出迎え、行き着く先にはトップがお出迎えと新入社員大歓迎。あるいは最近コロナ禍で新入社員を取っていなかったので今年は客室乗務員、飛行場内の案内係、整備員など久しぶりに大人数を採用し格納庫での入社式をした航空会社あるいは入社2年生が企画を創り先輩達との交流を演出したりと一昔前の一律大会場に集まり社長さんの歓迎あいさつというのは減っている感じでした。今年は「売手市場」とのこと。過去にもそんな時があり内定社員を逃がさないために海外に滞在させるとかバカなことを聞いたことがありますが入社してからのケアの方がはるかに大事です。各社例え転職が増えたとても新人教育を充実しているのは結構なことです。まずは何とか目標を見つけそれに向かって努力していけばそれだけで十分だと思うのですが。

4月3日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「雪やなぎ小米のごとく白白ときらめくあした亡き人を偲ぶ:山田和令」もうこれは読んだ通りの歌ですね。雪柳はその花の色そして散った様から小米花との別名をもっています。雪やなぎの散った様子をみているともう鬼籍に入った人のことを思い出すというのです。友達なのか先輩なのか生きている時に一緒につるんでいた人が大好きだった雪やなぎ。勝手な想像ですが春になると律儀なほど毎年枝にびっしり小さな花をつける雪やなぎが好きな人、きっと真面目で芯の強い方だったのでしょう。毎年この時期になると思い出すのですね。今、家の庭では海棠が満開ですが私はこの花を見るたびに母のことを思い出します。こんな派手な花が好きだったんだな、いかにも賑やかなことが好きだった母好みだな等と生前のことが思い浮かびます。亡くなってから早17年普段は思い出すこともないのですがこの時期になると海棠の花とセットになって在りし日を偲んでいます。