3月31日 子供の事故

昨日市川市の江戸川沿いにある公園で花見をしていた家族の三歳になる子供が行方不明になる事件が報道されていましたが今日江戸川で発見されました。水死です。また先日は名古屋で2歳の双子の男の子が7階の自宅マンションから転落するという事故もありました。いずれも可愛い盛りの2,3歳。確かに何にでも興味を持ち始め自分で行動を起こすようになるので一瞬たりとも目が離せない年頃なので親は大変なのでしょうが何とも悲しい事故です。昨今育児放棄やいじめによる子供死亡事故が散見されますが今回のは本当に事故のようです。市川の場合は楽しい花見とはいえ目が離せない子供をいつも見ておかなければならなかったし、名古屋の場合は窓の傍にはよじ登れるものを置かないなどの注意が必要だったでしょう。亡くなった子供の家族を非難をするというよりきっとご本人達が一番悲しんでいることでしょう。死んでしまったらどうにも取り返しがつきません。

 

3月30日 散る桜

今日午後は久々に天気が良く代理店に行く途中新京成常盤平駅近辺を通ったのですが満開の桜はたいして風もないのにハラハラ散っていました。桜狂人西行法師は「春ふかみ枝もゆるがで散る花は風のとがにはあらぬなるべし」と詠いました。また「散る花を惜しむ心やとどまりてまた来ん春の種になるべき」とも。桜は咲いている時は言わずもがな桜は散るときにも人々に感慨を催します。散るのが惜しくて堪らない、何ともやりきれない思い、あるいは悲しいことではあるがしょうがないまた来年のこの時期まで待とうなどとかの時代の風流人は沢山の歌を作りました。勿論まだソメイヨシノは世の中にはなく山桜が主体だったので咲き方などは今と少し様子は違っていたかと思いますが、西行ほどではないにしても平安の昔から今に至るまで人々は山野に出かけ桜花に酔い、散る花を悲しみ皆さんそれぞれの気分で楽しんできたのですね。私もこの時期が大好きです。

3月29日 帯状疱疹

妻がまだ帯状疱疹で苦しんでいます。もう2か月を超えました。丁度今日の日経夕刊で「帯状疱疹ワクチン接種する?」とのお題目で特集記事が出ていました。かいつまむと帯状疱疹の原因は体の中にひそむ水痘・帯状疱疹ウイルスで子供のころにかかった水疱瘡の原因ウイルスは実は治ったあとも消えずに背骨近くにある神経細胞が集まる神経節で眠っており通常は何も悪さはしないが加齢や疲労、病気などで免疫力が低下するとウイルスが暴れ始め、皮膚にウイルスが移動すると痛みやかゆみを伴う発疹が出来るということです。水疱瘡にかかったことのある人は誰でも発症する可能性がある。これをワクチン接種で発症の確率を軽減しましょうというものです。これには水疱瘡ワクチンと不活性ワクチンの二種類があり効果、費用などを対比させています。費用はかかりますが発症したときの苦しみをを思えば決して高くはないと思います。私はすでに予防接種はしました。

3月28日 松戸の桜

桜好きで知られる西行法師に「春風の花を散すと見る夢は起きても胸のさわぐなりけり」というのがありますが昨夜の雨で桜は大丈夫だったかと心配していましたが常盤平駅周辺、八柱霊園周辺の桜は無事でした。ところで3月26日発行のローカル新聞「松戸よみうり」に松戸の花の名所とその由来が出ていました。常盤平駅周辺は日本有数の規模を誇る団地が出来たのを契機に道路の両側3kmほどに植樹されたようで「日本の道100選」にも選ばれ今では50万人もの観桜客がくる「常盤平さくらまつり」は今年で49回目を迎えるのだとか。ここ以外にも六実、名刹東漸寺の枝垂れ桜、坂川の河津桜、本土寺参道、江戸川堤防、国分川堤防、栗山配水塔など沢山のさくらマップが紹介されています。松戸の歴史、城跡など渋い読み物を得意にしており歴史好き、郷土史好きには面白い新聞です。毎月最終日曜日に発行され読売新聞に折り込まれています。是非ご一読を。

3月27日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「マーガリンの値段据え置きと手に取れば三百グラムになり果てている:稲本真由美」よくある手です。このところは特にいろんなものが値上がりしています。牛乳、食用油をはじめ物価の優等生と言われてきた卵も値上がりしその影響は多岐に亘っています。メーカも原材料の値上分はそのまま価格に転嫁するところ、あるいはこのマーガリンのように値段は変えずに内容量を減らすところさらには値段を少し上げ内容量も少し減らすところなど各社様々な対応です。スーパーは基本的には価格が他店に比べて安いことを「ウリ」にしているところが多いのでメーカーの言ってきた推奨価格をそのままには出しません。その前にメーカーと問屋間の協議があり問屋とスーパーのバトルがありという経緯をたどり消費者が目にする値段になります。大手企業は賃上げを発表していますが大多数の中小企業はなかなかそうもいかないでしょう。物価は確実に上がっているのですが。

 

 

3月24日 桜咲く

懐かしいお題目にしてみましたが本当の「サクラの花」です。予報では天気はあまりよろしくなかったのですが午前中は結構晴れていましたので車内から桜を楽しめました。まず会社の傍の国分川。ここの桜はまだ10年も経っていないと記憶していますが両岸に100本位が植わっており若木なりにしっかり咲いていました。さらに新京成常盤平駅周辺の桜通りはもうすっかり満開。ここは街路樹ですが結構幹も太く1kmくらい続くずーーっとさくら桜。さすがに宴会をしている人はいませんが車の速度が少々遅いように感じました。そして八柱霊園。ここは霊園内と園の南側の道路に桜の木が植わっています。園内のは誰の気兼ねもいらず伸び放題に枝を張っており樹形も好き勝手。それに比べ街路樹は大きくなり過ぎて大分間引きされています。それでも市松高校から東松戸に向かう下り坂では空が花で覆われ優雅な気持ちになります。午後からの雨で散ってしまうのでしょうか?

3月22日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「孫娘はわれに眼鏡をかけさせて「この本読んで」と隣に座る:端山 徳子」私は基本的に子供や孫の話を好んで他人に話すタイプではないし、昨今結婚しない人さらに結婚はしたが子供が出来ないあるいは創らない人が増えて来たのでこの歌のような内容は好んでは話題にしませんがそれにしても「あるある」テーマです。一緒に暮らしているのか結構な頻度で会っている関係なんでしょうね。大好きなおばあちゃんに本を読んでとおねだりする孫娘はおばあちゃんには老眼鏡が必要なことが分かっているんですね。ねだられる方もそれを楽しみにしているのですからいい関係なんでしょう。でもおじいちゃんにとって孫娘は特別な存在なのでしょうからこの歌の状況はおじいちゃんがいないのかおじいちゃんはあまり孫娘に好かれていないのかちょっと気になるところです。

 

3月16日 マスク着用

コロナ禍が随分収まり国は「マスクの着用」はそれぞれの意思に任せると宣言しましたが私の見るところ以前とあまり変わらないように思います。私は宣言前から電車内や混雑する場所、対面で話す場合を除きマスクは着けていませんでしたし今もそうです。今も電車内ではほとんどの人がマスクを着用していますし町ですれ違う人はほとんど着けています。テレビのインタビューでも大勢が外すようになるまで自ら積極的には外さないという人が多いのでしばらくは変わらないのでしょう。ただ今年は花粉が酷いことになっています。ここ数年私も薬を飲んでいるのですが今年は鼻水、くしゃみが止まりません。目も時々かゆくなります。毎年花粉症に悩んでいる妻は「スギ花粉」より「ひのき花粉」ということでまだ大丈夫のようです。あまりメディアでは聞きませんが花粉症にもマスクは有効なのでしょうから私も外出するときはマスクを着用したほうがいいかもしれません。

3月15日 今年の桜

昨日全国に先駆け靖国神社の標本木に桜が咲いたということで開花宣言がされました。随分早い宣言で最宣言タイとのこと。実際には上野公園の開花予想が17日といいますから今週末はもう花見が出来るんですね。今年の桜前線は早く4月下旬には津軽海峡を渡りゴールデンウィーク前に北海道でも開花とのこと。この原因は1月が結構寒かったので休眠打破が十分でき2,3月が暖かかったので蕾がしっかり成長したとのことです。4月入学式のころに桜の花が祝ってくれるというのが昔の定番だったのですが半月くらい早いことになります。わたしはこのところ関東各地の一本桜を追いかけています。三春の滝桜は別格でいついっても人で一杯ですが名の知られていない一本桜でよく整備されており見事なものが沢山あります。大概昔からの言い伝えが残っており〇〇桜と命名され大事にされています。樹齢数百年ですからもちろんソメイヨシノではありませんで山桜や彼岸桜です。

3月14日 読売歌壇栗木京子

昨日は休刊日なので読売歌壇栗木京子は今日の掲載です。今週分は栗木さんの評がない歌から。「蝋梅を溶かそうとする春の陽はむかしむかしの貴方のような」ご存じ「蝋梅」は春が浅く寒風の中にほっこりと咲く黄色く蝋で出来ているように表面が半透明な花です。香りが何とも優雅で蝋梅の林の中に入るとうっとりしてしまいます。蝋で出来ているのですから(この蝋梅は作者自身だと思います)この花を見ている君は暖かく春の陽のように私をそっと包み込んでくれましたね。昔々の思い出になってしまいましたが。この彼は今の連れ合いなのでしょうか?私にはどうも違うように思えます。結構な年になってきた今日この頃ふっと感じる蝋梅の香りは時を超え一瞬で、もしかしたら淡い、もしかしたら少し苦めの、でも今となっては楽しかった人生の一コマがよみがえった そのように感じたのですが。もし今の連れ合いのことだったらそれはそれはもう羨ましい限りです。