11月15日 寒さの感じ方

このところ急に寒くなり先の日曜日に慌てて冬物を引っ張り出してきました。昨日も今日も冬物のジャケットの下にベストを着ています。電車内の人たちもコートを着たりマフラーをしたり昨日は手袋をしている人を見かけました。そんな中半そでだけでその上汗を拭いている女性(もしかしたら更年期の方かも)今朝はワイシャツだけで上着は手に持ち汗を拭いている男性がいました。暑さ寒さの感じ方は人によって大分違うのでしょうがそれにしてもワイシャツ一枚とコート着用では随分違います。寒がりは着込んだりヒーターを入れればいいのですが暑がりの人は今年の夏のような以上高気温にどう対応しているのでしょうか。着るものを減らすのには限度がありますし携帯扇風機にそんな威力があるとは思えません。ひたすら汗をふきふき耐えているのでしょうか。私は年を取り脂身が少なくなったせいでしょうか近年寒さを余計に感じるようになってきました。

11月14日 読売歌壇栗木京子

昨日は休刊日だったので読売歌壇は今日の掲載。今週の選は「青じその穂先に白く咲く花の香り零さず素揚げにしたり:小谷真由美」こんな歌は女性にしかできなのだと思います。また栗木氏が女性だから選んだという気もします。まずもって「しその花」を私は見たことがありません。我が家ではしその葉は非常に重宝していますししその実は塩漬けにするとはじけるような食感が何ともいえずご飯のお供になりますが花は食べたことがありません。ググってみると細い枝の両側に白い小さな花が一杯ついています。どこかで見たような気もする花です。繊細な香りなので衣もつけず素揚げにすると形も香りも色も残り風情があるのでしょう。こんな喜びを知ってる作者はきっと細やかなこころもちが分かる方なのでしょう。大上段に身構えるのではなくさりげない日常を掴みこんな料理が出来る人そしてそれを三十一文字にまとめてしまうこの作者。なんとも羨ましい限りです。

11月13日 休刊日

今日は休刊日です。毎月第二日曜日は新聞製作がないので月曜日の配達もないということです。私は物心ついた時からというと大げさですが父親が新聞を取っておりかつ結構念入りに読んでいたのに影響されたようです。今でも朝食を取りながらその後トイレにこもりながら拾い読みですが一応全部に目を通します。ということで第二月曜日は少々手持無沙汰です。今時はスマホでもニュースは見られるのではありますが新聞のいいところは自分の見たい紙面から始められることです。時間がない時はスポーツ面から、ゆったりしている時は本の紹介紙面迄じっくり目を通します。ただNHKといい全国紙と言い「私どもは公正公平に事実を客観的に報道します」っぽい主張をしているのが「うざい」。物事は見る角度で正反対の見方が出来る場合があります。それをあたかも「正義」でございます的にいわれると「ほんとかよ」とちゃちを入れたくなります。一つの見立てですから。

11月10日 義父との面会

入院中の98際になる義父がかなり衰弱し年内一杯持つか微妙だという連絡が義弟からありました。普通の食事をしたいらしいのですが消化しないので流動食にしているのですが「こんなものは食わりゃーせん」と看護師にいって困らせているようです。お芋さんが好きなので義弟が時々スプーンにすくって食べさせると喜んでいるとの事。「姉ちゃんも芋ば食べさせてみんね」との義弟の問いかけに生きている間に会っておきたいと明日妻が福岡に行ってきます。長男もそれを聞いて祖父に会いたいとのことで一緒に行くようです。不思議なことにまだらボケ状態でも敏感で「なんしにきたとや?」と言われそうなので長男の出張ついでについてきたとの答えを用意しているとのこと。滅多に会うことがないのに親子揃っての面会で自分の死期が近づいていると悟られたくないということでの芝居です。いくつになっても親は親しっかり親孝行じじ孝行して欲しいと思っています。

11月8日 京都冬の味覚

日経夕刊に京都の漬物「千枚漬け」の漬け込みが本格的になったと出ていました。「千枚漬け」は京都の代表的な冬の味覚で京野菜直径20cm、重さ2kgほどの京野菜「聖護院かぶら」を厚さ2.6ミリほどに薄く切り塩で下漬け後北海道産昆布と秘伝の調味液で本漬けし約1週間で完成するものだそうです。程よい酸っぱさで昆布のぬめり感がありながらシャキッとした食感が特徴です。私は学生のころ阪急百貨店の漬物売り場でバイトをしていました。今回報道陣に作業を公開した老舗漬物店「大安:ダイヤス」の商品も売っており「千枚漬け」「すぐき」などが売れ筋でした。皮むきなどの一部工程で機械が用いられるがかんなで薄く削るなどほとんどの作業が昔ながらの手作業なのでそれなりに値が張りますがやはり京都の冬の味覚として欠かすことは出来ないようです。皆様も一度ご賞味あれ。

11月7日 バカ陽気

驚きました。11月に入って夏日ださらに真夏日だなどというニュースを聞こうとは思いませんでした。間違いなく紅葉前線は南下しているようではあります。当地でも再々話題にする常盤平ケヤキ通りは大分セピア色に染まってきました。ただ紅葉と半そでの取り合わせには違和感ありです。朝晩の温度差があると紅葉は進むのだそうです。確かに朝晩は冷え込んでいますが昼の暑さは異常です。。11月に入り街ではクリスマスのイルミネーションが飾られ始めました。それでも昼間のこの暑さは似合いませんね。ホワイトクリスマスとはいわないまでも半そでクリスマスを北半球でにはまだ体が追いついていません。秋はだんだん短くなるというので四季は春秋がうんと縮まり熱帯に近づいていくのでしょうか。私の命ある限りは四季が続いてほしいものです。

11月6日 読売歌壇栗木京子

今週の選は3席とは違う作品から「ビル群の消えていつしか田畑見ゆ家路は近し総武本線:匝瑳市 木島仁美」これを選んだ理由は「匝瑳をそうさ」と読める人はまずいないだろう更に位置関係となるともっと難しいです。そして総武本線。これは東京駅から銚子駅までですが主には千葉駅から銚子駅までを指します。私は千葉駅から銚子駅まで総武本線に乗ったことはありませんが千葉駅周辺には大きなビル群が立ち並んでいます。それから銚子の方に向かうとだんだん寂しくなっていきます。銚子だ南総だというと一旦千葉がターミナルになります。千葉から離れていくと自宅に近づいていくのですね。毎日の通勤なのか田畑が見え始めてくると我が家近しということで今日も一日終わったという気分になるのでしょう。ほっとした様子が目に見えるようです。

11月2日 日本シリーズ

日本シリーズ、今年は阪神タイガース対オリックス・バッファローズの関西チーム同士ということでいまいち関東では盛り上がりに欠けているようですが、昨日で2勝2敗のタイになりました。ところで阪神タオガースはもう長い伝統のあるチームですがオリックス・バッファローズは紆余曲折のあったチームです。その昔近鉄バッファローズと阪急ブレーブスというチームがありました。どちらも鉄道が母体の球団でリーグ優勝もしたことがありましたが球団経営がうまくいかなくなり身売りをするといったとき両球団が合併しそれを当時急速に大きくなったオリックスが買い上げ所属選手は「楽天ゴールデン・イーグルス球団」とに分かれたように記憶しています。今は球団経営を黒字にするという当たり前のことが当時は母体会社の宣伝のため赤字覚悟といった雰囲気がありました。巨人があるセリーグの方が圧倒的に人気がありパリーグの選手たちが羨ましがっていたようです。。

10月31日 心配事&慶事

このところ我が家では子供たちとのメールが急増しています。現在福岡の病院に入院している98歳の義父の具合があまりよくなく義弟から年越しは微妙だといいう連絡がありました。それを子供たちに連絡すると同時に万が一の場合は葬儀に出席できるかも問い合わせたのでその連絡です。と今度は翌日同じく義弟から「じいじになった」とのメールが入りました。彼の三男に男の子が授かったというのです。予定より一か月早く少し小さいが母子ともに無事だったとの事。これも我が家の子供たちの従妹の慶事ですので全員に連絡。早速問い合わせのメールが入っていました。といってもすべて妻の携帯に入るのですが。義父は自分が生きている間に家は処分してくれとのことで先日ようやくすべて完了したという連絡が入っていました。98歳だから十分だなどということは他人の言うこと。妻は生きているうちにもう一度会いたいと早速飛行機の手配をしていました。

10月30日 読売歌壇栗木京子

読売歌壇栗木京子今週の選は「マスクより顔外しつつ語る医師待ちし私を先ず労いて:野村貞江」そうなんです。今でも病院に入るときはマスク必須。病院によっては「不織布マスク着用」というところもあります。入院していたところは面会時はコロナの再発で予約制一回二人までとなっていました。病院からコロナが広がったなどということになれば信用がた落ちですよね。そんなわけで医師もしっかり防護しており診断し始めてからマスクを外したのですね。いかにもお待たせしましたという医師の優しさがにじみ出ています。この場面では作者より少し若いくらいで笑顔がかわいい大柄な医師と想像しました。くまさんみたいな。こんな歌を第一番目に持ってきた栗木さんもこの作品には共感したものと思われます。ようやく解禁されかけたマスク着用がコロナ再発で復活しまた町人の表情がなくなってしまいました。そんな中でのやりとりはなんとも微笑ましい場面です。