7月14日 鎌倉瑞泉寺の庭

今日の日経夕刊「プロムナード」に作家の米澤穂信という方が鎌倉瑞泉寺のことを書いていました。彼は庭園に一家言お持ちのようで「庭というものには、この世界をどう捉えているかの哲学が表れるー小説や絵画や音楽がそうであるように」とおっしゃる。宇治の平等院がこの世に極楽浄土を顕現させる、駒込の六義園は歌枕を模しているなどと始まりさて瑞泉寺は?瑞泉寺の庭を知らないわけではなかったが眼前に現れた庭に言葉を失った、お堂の裏側にある庭には崖に沿って巨大な「うろ」、「やぐら」があり荒涼とした景色に死の暗示を感じるといいます。この庭を造った夢窓疎石は京都天竜寺の庭も作っているがこれほどまでに死と無を暗示してはいないともいいます。私はこの寺の早咲きの黄梅がとても見事でまた梅も山の上下で時期が違い毎年楽しみにしていますが「庭」をこのように見ている人がいるとは!「よろずにその道を知れる者はやんごとなきものなり:徒然草」

7月13日 首から下の仕事

先週のポスティングでトラブルが起き月曜日にすでに貰っていた今週分の注文が新聞折込に変更になった。チラシも代理店に搬入されておりしかも配布の都合上B4サイズ4,000枚ほどが半分に折られていた。新聞折込のためにこれをもとのサイズに戻さないといけない。期限は火・水の二日。作業はB5サイズのチラシを広げてB4サイズにするだけだがこれがしんどい。他に手伝ってくれる人もいないのでどうしてものアポ以外はこの作業に集中。単純作業もこれだけ量が多いと大変。チラシをめくるのに指先がカサカサになりながらそれでも今日の夕方がデッドライン。前職の上司から「首から下の仕事は人に任せて頭を使った仕事をしろ!」とよく言われたのを思い出しました。しかし今回の場合これをやり終えないとお客様への信義に関わります。なにしろ必死のパッチで4時過ぎに終了し店に持っていきました。誰も褒めてくれない仕事ですがやっと終わった。

7月12日 雨襲来

今日は天気予報で午前中は天気が良くても午後から雨が降るので雨具の用意をしてくださいと言っていました。ということでいつものビニ傘ではなく大きめの傘を持って出ました。昼前にいったお客さんが今日は過ごしやすくなりましたねというのでところどころに黒い雲があるのでもうすぐ降りますよと言っておきました。それでもポツポツ程度で収まるのかなと思っていましたら突然敵がやって来ました。4時頃でしたでしょうか得意先に荷物を届けた丁度その時猛烈な雨が降ってきました。手がふさがっているので雨に濡れながらお客さんの手伝いを借り荷物を運び入れました。すっかり濡れてしまいハンカチで拭いている頃には雨は上がりました。このくらいの雨ならともう一軒のお客さんに荷物を届けに行ったらまた家のそばまで来たら猛烈な雨。しょうがないので荷物を降ろすのはやめ書類だけをポストに入れてきました。今日のような日は「大雨」前提で動くべきですね。

7月11日 ACジャパンの広告

このところ通常の企業によるTVCMに代わってACジャパンの宣伝を多く見かけます。ACジャパンは「広告を通じて様々な提言を発信し住みよい市民社会の実現を目指す民間の団体」ということですが以前天皇陛下が逝去された時も同様のことがありましたので今回は安倍元首相が亡くなってのことだと思います。このACジャパンの広告は当然ながら特定の企業の宣伝ではなく構面白い内容のものを見受けます。例えばコンビニのレジで手間取っているお年寄りがいて、その後ろにサングラスをかけた今風お兄さんが並んで待っている。しびれを切らしたのか足踏みを始めた。と突然ラップを刻み始めた。そしておばあさんがラップで返した。まもなくレジのお姉さんがソウルフルな声で歌い始めた。アメリカのミュージカルではよく見かけるシーンだが国内では初めて見た気がします。お年寄りが妙に上手ではなくお兄さんとお姉さんがはまっているその対比も含めおしゃれ。

7月9日 安倍元首相狙撃される

昼前に妻からラインが入り、安倍元首相が狙撃されたらしいと書いてありました。慌ててググったのですがまだ詳しい話は出ていませんでした。率直な感想は「日本でもこんな事件が起きるのか!」です。ケネディー大統領やキング牧師の暗殺などアメリカではこうした事件が結構起きていますがまさか日本で。60年ほど前当時の社会党委員長浅沼稲次郎氏が右翼の青年に刺殺されたことを覚えていますが今回の事件は本当にショックです。戦前の物騒な時代には暴力で自分の主張を通すといったこともあったようですが平和なそして銃器の保持も非常に厳格に規制されている今あってはならない事件です。背景も犯人の人となりも知りませんが何がどうであれ暴力で政治家の発言を止めてしまう発想はとても危険で絶対に許せるものではありません。容態がまだわかりませんが安倍元首相がこんなバカのために命を落とすことのないよう一刻も早くご回復をすることを切に祈ります。

7月7日 サラダ記念日の翌日

今日7月7日は七夕。といっても子供がいるわけじゃなし家に笹が買ってあるわけじゃなし、願い事は早くウクライナ侵攻が止まり平和が訪れるて欲しいくらいですかね。それより今日はサラダ記念日7月6日の翌日なんです。驚きました1987年、35年前、俵万智さんといううら若い女性が今使っている言葉で今の自分の気持ちを何も飾らず素直に31文字にして詠ったのです。それまで聞いたこともないような言葉でしかめっ面をしてうんうん呻って作るのが短歌だと勝手に思っていました。やれ人生だ、苦悩だなどとおじさん、おばさん達が大仰にひねり出した言葉が短歌だと錯覚していたのですが、彼女はいとも簡単にそこにある言葉をしなやかに紡ぎ、あけすけに恋を語るのですから驚きました。「「この味がいいね」と君が言ったから 七月6日はサラダ記念日」。寺山修司の歌に心躍った私は俵万智さんの歌であっという間に軟弱な妄想男になってしまいました。

7月6日 食品の6割値上がり

全国のスーパー約470店の販売データを集める日経POS(販売時点情報管理)情報をもとに主な食品60品目の店頭価格の推移を分析すると60品目中37品目(62%)で1年前より高くなっていたと報道されていました。特に食用油(11%)、マヨネーズ(15%)など12品目で上昇幅が5%を超えた。大手スーパーの担当者は「今回の値上げは原材料高はメーカーだけで吸収できる水準ではなく小売りも消費者に転嫁せざるを得ない」とのコメント。一方所得がそんなに増えていない消費者は①買控え②安い商品に変更をすることになりマーガリンは数量ベースで11%ダウン、しかし代替が難しいマヨネーズなどは売上増。さらに60品目中57品目で確認できたPBと呼ばれる自社開発商品は7割の品目でシェアを伸ばしているとのこと。帝国データバンクによると秋には清涼飲料やビールの値上げが予定されているとのことで売る方も買う方も大変になってきます。

 

7月5日 KDDI大規模障害

私はこの種の話には甚だ疎いのですが使っている携帯は「au」なので関係はあります。この大規模障害は2日未明に発生したとのことで日曜日に家でも「どうも繋がりにくいな」とか「着くのに時間がかかるな」などと話していました。我が家では家族間でラインを使っている程度ですが今回の障害で影響を受けた通信回線は最大で3915万回線に上り最大26万社に影響が出たとのことです。60時間以上もつながりにくい状態が続いたのは復旧後の障害再発を恐れ「ほぼ回復」と表明するまでに時間がかかったとのこと。自宅療養中のコロナ患者と連絡が取れなくなったり警備会社の無線機器が通じなくなったり駅のモニー表示ができなくなったりJR貨物でコンテナの位置が確認できなくなるなど色んなところに不具合が生じたようです。今やlotが使う主なインフラは携帯通信網となっておりサービスを中断されるリスクをどのように軽減するのかが今後の課題のようです。

7月4日 天気予報

梅雨の中休みというのがありますが今年は随分早くに梅雨明けが発表され一週間ほど連日真夏日が続きましたが今日は暑さの中休みとでもいうのでしょうか涼しい一日でした。天気予報では千葉は曇り、東京は雨もありというものでしたが東京のお隣に位置する松戸に会社がありますので傘を用意したのですが大正解でした。家を出るときは降っていないので傘を持っている人は見当たりませんでしたが電車が会社の最寄り駅付近にくると歩いている人が傘をさしています。やった!無駄傘にならずにすんだ。会社までの道中は近所の人が多いせいでしょうか皆さん傘をさしていましたが千葉発の人たちは随分濡れた人もいるのではないかしら。もっとも最近は傘を差さないのが流行なのか面倒臭いのかイギリス人の真似なのか知りませんが濡れながら歩いている人を良く見かけます。中には乳母車を押しながら濡れている人もいますがこれはさすがに問題だと思いますが。

7月1日 バレー部コーチ傷害罪

松戸市内の高校でバレー部顧問をしている教諭が傷害の疑いで逮捕されました。練習中にミスをした女子部員に至近距離から顔にボールをぶつけ怪我をさせ警察に訴えられたことから発覚したとのこと。このコーチは優れた指導者として有名とのこと。私はこの種の事件は非常に嫌いです。よくぞ警察に訴えました。けがをさせたのだから捕まるのは当然です。「とても熱心な先生」「指導が行き過ぎた」という話がよく出てきますが一般般社会でそんな理由は許されません。具合いが悪いのは時に父兄が強くなるのであればと暴力に寛容であること、そして選手も先輩も声を上げないことです。好きでバレーボールをしている部員たちに恐怖心を与えて競技を嫌いにさせてしまうコーチがいい指導者とはとても思えません。毎日監督から怒られ暴行を受けバレーが嫌いになり心身に障害を受けたかつての日本代表益子直美さんは今「監督が怒らない」ルール運動をしているとのこと。