4月5日 落花
「春風の花を散すと見る夢はさめても胸のさわぐなりけり:西行」昨日の雨と風で心配したのですがまだ花はだいぶ残っているようです。そんな中市内の街路樹として植わっている桜がぼちぼち散り始めました。今日は夕方近くになって晴れてきましたが丁度そのころ花が散る中を走る八柱霊園脇の通り、新京成沿線のさくら通りは何とも華やかでした。もう少し散ってくると今年も花の時期が終わるのだなと寂しくなりますが今はその境目あたり。これほどまでに花を愛し咲く前から気もそぞろ、そして咲けば今度は散ってしまうのが怖いとなんとも桜狂いの西行さんですがこの歌には隠された意味もあるともいいます。彼が出家した一つの原因ともいわれている待賢門院へのあこがれが吐露した歌だというのですが、、。私は下種の勘繰りよりひたすら桜に焦がれている西行の気持ちを歌ったものだととっています。何はともあれ後しばらくの桜を存分に楽しもうと思います。