2月28日 梅だより

何となくこんな話題をするのは気が引ける時勢ですが先日小田原に梅を見に行きました。梅干し用の梅で名高い曽我梅林と小田原フラワーパークに行ってきました。曽我梅林は例年よりかなり咲くのが遅くまだ7,8部咲きといったところでした。特に枝垂れ梅が遅く満開までにはまだ一週間10日かかりそうです。皆さんコロナ禍でモヤモヤしているせいなのでしょうか人出はとても多く駐車場は30分待ち。また犬連れの方が随分いたのですが家族の一員ということなのでしょう。曽我梅林の方は早々に切り上げフラワーパークに行きましたがここは大正解。専門家の手入れが行き届いているのでどの樹もしっかり花をつけています。また紅梅白梅以外にもいろんな品種がありました。一本の木に紅白の花が咲くもの。絞り、グラヂュエーションなどなどさらに池や丘をこしらえ梅がきれいに見えるような工夫もしています。毎年来るのですが今年も大満足でした。

2月25日 とうとう

とうとうロシアがウクライナに侵攻しました。多少の理由付けはあるのでしょうが私にはまったく今回の侵攻は分かりません。分からないなりにいうと権力の亡者があらゆる玄昉術策を使ってお隣の国に攻め込んだ。勿論国民だって必要でない戦争に皆が賛成しているとは思えませんが表立って反対することは出来ないのでしょう。圧倒的な武力で他国に理由もなく攻め込む、それに対し当事国以外はどうにもならない。こんなことがあってよかろうはずがない。かつて同じような経験を歴史上何回もしてきてもう二度としないと誓ったはずだったのだがたった一人否同様の人物はまだまだいるようですが:の身勝手な権力者のためにすくなくともウクライナは国を奪われようとしている。概ね世界中の国々、人々がどんなに避難しようと聞く耳は持たずひたすらおのれの支配欲ともしかしたら保身のために。まさか「核もあるぞ」というのははったりでしょうが正気の沙汰ではありません。

 

2月24日 爆雪

今回の東北・北海道の大雪には驚きました。「ホワイトアウト」怖いですね。地面の雪が舞い上がり全く視界がきかなくなるのですね。家から出たら方向が分からなくなるような酷さの中、車だとスピードがあるのでとても運転など出来ません。それが数珠つなぎになってにっちもさっちも状態です。一晩で数十cmも降ると車が止まっている間に埋もれてしまいそうです。排気ガスが車内に入ってくるのも怖いですね。食事、トイレはどうするのでしょうか。まったく経験したことがないことなので想像がつきません。また信越の大雪は4mを超えるところがあるとのこと。信じられません。屋根より雪が高く積もるのですから驚きです。家が雪の重みで壊れそうですし、外には出られないし、一日中雪かきをしないといけないなど考えただけでゾットします。関東地方ではそんな雪はまずありませんが雪国の方々には本当にお見舞い申し上げます。春はもう近くまで来ているのですが。

2月22日 ウクライナ紛争

ウクライナ紛争と呼んでいいのかもわかりませんが随分きな臭い様子です。国際政治を大上段からブツつもりは全くありませんしそれほど情報を持っているわけではないので野次馬みたいになりますが何しろ「怖い」話です。どうもロシアがウクライナに難癖をつけて侵略しようとしているように見えます。ウクライナがNATOに加盟するとすぐお膝元までNATOがやってくるいうことになりロシアとしては許せないということなのでしょうか。さすが(?)KGB出身の大統領だけあってあの手この手の情報戦、脅し、はったり、でっち上げまああらゆる手を使うものですね。前回のクリミヤのことがあるので単なる「はったり」とは思えないところが怖い話です。まさかとは思いますが本当に戦争する気なのでしょうか。ウソ、駆け引き、だまし合いの世界にはとんと疎い私(もしかしたら日本人全体かも)には今後の展開は想像すらできません。何とか収まってほしいものです。

2月21日 冬季オリンピック閉幕

何かと話題の多かった北京冬季五輪が終わりました。新聞には日本のメダルがいくつで何番目だとか前回と比べてどうだったとかの論評がありますが私は率直に選手たちの大活躍に感動しました。どの種目も経験したことがない身にとってはもう驚くことばかり。時速130km以上で山から滑ってくる大回転、地上から数mも飛び上がり縦に横に回転して降りるスノーボード、まるでビリヤードのように重たい石を前方の石に正確に当てるカーリングなど素人にはあり得ない技ばかり。4年に一度ということで選手も国も物凄い練習、強化をするのでしょうが、オリンピックがあまりにも大きくなりすぎた為開催国の財政負担は大きくなり、放映利権をめぐる怪しげなことさらには手段を択ばないドーピングなどスポーツそのものとは違う時点での醜さが目立ちました。オリンピックを聖なるものとは思いませんがそれにしてもいま一度開催意義を考える時期が来ていると思います。

2月18日 小平選手と高木選手

スピードスケート女子1000mで高木美帆選手が優勝した。500mから3,000mまでの5種目に出場。種目の専門化が進む中でのオールラウンドプレイヤー。体の疲労と今回のレースではなかなか思うような結果がついてこない苦しい中最後の競技で個人種目初の金メダル。凄いとしか言いようがない。一方の小平選手。競技後に打ち明けた足首の捻挫。本人曰く「絶望的な状況、4年間が台無しになってしまった」からそれでも「勝ち負けじゃなく、競技に取り組む姿勢をしっかり示したい」と最後まで滑りちょっと不格好な作品になったが自分なりに今を乗り越えることが出来た。と。前回のオリンピックで優勝した時に見せたライバル選手への尊敬とおもいやり。ここに究極のスポーツマンシップと彼女の精神的な高みを見たのだが小平選手のすばらしさは今回敗れてもなお飛びぬけていた。競技に勝った高木選手と自分に勝った小平選手と。本当にいいものを見ました。

2月17日 うどん考

先日テレビを見ていたら日本在住の外国人数百人でおいしいファストフードの店を選ぶ番組がありその上位に丸亀製麺が入っていました。何となくうどんは日本人のものみたいな偏見がありましたので少々びっくりしました。ところでこの丸亀製麺の本社は神戸で確か四国丸亀とは縁がなかったように記憶していますが今や「讃岐うどん」で日本を席巻しその名を国内のみならず世界に知らしめるのに大貢献しています。しかしうどんの名物は全国にあります。例えば乾麺では水沢うどん、稲庭うどん、能古うどん(多分これはものすごいローカルなので知る人ぞ知る福岡の味)、生麺の名店は上げればきりがないほど全国にあります。かつて赴任したことがある博多には「かろのうろんや」というのが川端通りにありました。麺は黄色く少し太目でコシがあり出汁は昆布。さらに出汁を取った後の昆布の漬物。絶品でした。名優宇野重吉のご愛用店だったようですが今でもあるのかしら。

2月17日 値上げラッシュ

昨日顔なじみのお客さんと雑談をしながら私がガソリンなど何でも値上げで大変でしょう!と話を振ったらその大将が語り始めました。「この大豆油一斗缶は先ごろ迄3,000円だったのに4,800円になった。家みたいに揚げ物が多いところはモロに響くのでもう客足がどうとか考えるより値上げしないとやってられない。対策は値上げしてからのことだな!」このお客さんは宅配弁当を商っておりガソリンの高騰にも困っていましたがここにきて大豆、小麦粉など色んな食品が値上げしておりもうメニューの値上げは待ったなしのようです。石油は世界経済の回復、円安、米のコンテナ不足、OPECの増産見送りなどが原因のようですが大豆も小麦粉も石油の値上げの影響の他、産地での天候不順、中国の活発な輸入、コンテナ不足なども絡んでいるようです。豆腐、納豆、パン、麺数え上げればきりがないほどお世話になっている食品の値上げは家計を直撃しそうです。

2月15日 羽生結弦選手

冬のオリンピックは競技を自分が出来ないせいもあり今一盛り上がってはいないのですが先日の男子フィギュアスケート羽生結弦選手はやっぱり凄かったです。結果はショートプログラムで氷上の穴に踏み切が重なるあるいはフリー前日の練習で足首を痛めたなどで4位に終わりましたが、最後まで自分の演技を貫き世界初となる4回転半に挑んだ。そして何より感心するのが常に冷静で記者会見でもまず優勝者を称え現地での歓迎に感謝し自分の挑戦に誇りを持つ姿勢を貫いていたことです。勝ち続ける中物凄いプレッシャーがあったろうに、不運を呪いたい事もあるだろうにそれを出さない。戦い続ける中で本当に強い精神力を磨いてきたのだろうなと痛み入ります。ともすれば優等生的な発言が少し気になっていたのですが負けた後の対応を見てやっぱり本物なんだなと思いました。オリンピック終了後のことはまだ決めていないようですが体を直しまた演技を見たいものです。

2月14日 雪の玉水

「山ふかみ春とも知らぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水:式子内親王」新古今集にこんな歌がありました。山深いところではまだまだ春は遠いが松の枝や戸の上にはとぎれとぎれに陽にとけた雪のしずくが落ちかかっているといった内容ですが木曜日に降り積もった雪が翌日午後には大分融けようやく2,3輪花を付けた我が家の鹿児島紅梅の花びらから融けた水が光り、落ちていきます。丸いつぼみにも沢山の水滴がついて青空にキラキラ輝いていました。今回の雪は都内より千葉の方が沢山降ったようで我が家の周辺ではまだ融け残った雪が日陰にあります。報道では雪国の積雪は甚だしく交通機関に多大な影響を与え日常生活も不自由だと伝えますので北国ではまだまだ春の訪づれは遠いのでしょうが関東平野部では日一日と春の声が聞こえてきます。久しぶりに雪が降り梅に降った雪と青空を見て「雪の玉水」という平安朝の何とも素晴らしい言葉を思い出しました。