11月11日 山茶花

私の家の斜め前の家の庭に植わった山茶花がもう終盤で白い花びらが沢山散っています。昔山茶花の宿という題名の歌謡曲(今でもこの言葉が残っているのか不明ですが)があったように記憶していますが、花に寄せる感情は人それぞれで私などは山茶花に特別寂しいといった気持ちはなく花の少ないこの時期に白やピンクが濃い緑の葉に映えて心を楽しませてくれる花です。ところで山茶花と椿は非常に似ています。ものの本によると三つの見分け方がお勧めだとか。まずは花の時期。10月~12月頃に咲くのが山茶花で12月~4月が椿。厳密な時期はともかく山茶花の方が早い。二つ目は花の散り方。椿が首が落ちるように花全体が落下するのに対し山茶花は花弁だけが散る。三つ目は椿の花がやや円筒形をしているのに対し山茶花は平べったいということのようです。花だけをみてもまったく区別がつきませんが落花の仕方に違いがあるので家の近所のは山茶花だと思います。

11月10日 米中間選挙

米中間選挙の開票が始まり昨夜のテレビは画面の下に随時進捗状況が入っていました。この結果により世界の情勢が変わったり経済が動いたりするのでしょうからとても大事な選挙なんでしょう。それにしてもよその国の選挙に新聞は一面トップテレビ局も特派員を派遣しその進捗を流すのには少々違和感がありました。新聞社もテレビ局もこれが視聴率を稼げるあるいはそうでなくとも世間の関心事であるとの認識なんでしょう。スマホでニュースを見たことはありませんがきっと最上位に出てくるのでしょうがスマホ愛用者は見ているのかしら?アメリカが風邪をひくと日本がくしゃみをするくらいですからアメリカの日本における位置付けと日本のアメリカにおけるそれとは随分違うのはよくわかりますがね。個人的には民主党とか共和党とかより何しろトランプが権力を持つのは勘弁してくれとは思っています。さりとて一票を持っているわけでもなし結局岡目八目なんですが。

11月8日 秋色の常盤平

新京成常盤平駅から南、牧の原の方に伸びる通称「ケヤキ通り」が今すっかり秋色です。駅前から西友横を通り子和清水まで1kmちょっとの道両側に数メートル間隔でけやきが植えられています。常盤平団地は1960年ころに出来上がったようなのでもしそのころ植えられたとしたら樹齢60年。今では結構幅が広い道の真ん中がずっと日陰になるほど大きくなっています。今時分はこのケヤキが見事に紅葉しています。いわゆる「やまもみじ」のように真紅な色ではありませんが薄黄色から柿色まで微妙に色を変えた木々が日の光越しに薄鈍い色を放っています。秋の色を表現するのにセピア色がありますがこの語源はコウイカの墨からとれた絵具の色だとのことで少しくすんでいるのでしょう。してみるとここ常盤平のケヤキはもう少し華やかです。しっとりと落ち着いたそして色気がある中年男性。憧れの設定ですがまさにそんな景色。秋色が満ちた常盤平です。

11月8日 露軍の同士打ち

読売新聞のオンラインニュースによるとウクライナ侵攻作戦に露側で参戦している部隊幹部によると戦死者の多くが同士打ちで最大60%近くの可能性があるとのこと。私が驚いたのはこの記事に関連して米CBSが第二次大戦とベトナム戦争での同士打ちによる戦死者数は最大約14%とされ同士打ち自体はそう珍しくはないとコメントしているところです。極限状態、劣悪環境など考えられる理由は浮かびますがそれにしても戦死者の7人に一人は自軍の攻撃によるものとは!!勿論国からの報告に「同士打ちによる戦死」などと書いているとは思えないので一応「名誉の戦士」ということなのでしょうが殺された軍人、家族は納得できませんよね。アメリカはこんな統計も公にしているのですね。意気地のない私は戦争そのものが嫌いですが自軍に撃たれる可能性がこんなに高いのでは士気の高い兵隊でも嫌になりますよ。こんな無謀な戦争に駆り出された露兵士が哀れです。

11月7日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「カーディガン一枚分の秋が来てスケジュール帳も息吹きかえす:壇上りく」この作者はきっと作歌生活の長い方なのか言葉への感性がよほど優れた人なのでしょう秋が少しづつ進んでいくのを「カーディガン一枚分」と表現しました。昔から秋が深まっていくのを「畳一枚づつ」といったり「秋の日はつるべ落とし」といったりしますが我が家に畳の部屋はありませんし「つるべ」などという言葉は井戸が少なくなった今死語かもしれません。そんななか独自の言い回しを見つけたのですね凄いものです。また多分コロナ禍であるいは暑さを避けてもあるかもしれませんがお出かけの機会が減っていたのがようやくスケジュールが埋まりだしたというのですね。季節がよくなり気分も高まりなんだかこれから楽しいことが一杯ありそうなそんな予感がする歌です。ところで栗木さんは最近「新しき過去」という短歌集を出されたようです。彼女の今を覗いてみるつもりです。

11月2日 老害の人

新聞の新刊本広告にこんな題名の本が出ていました。作者は内館牧子氏。確かこの方以前横綱審議委員もされていたと記憶しますが何とも面白い題で、他に「終わった人」「すぐ死ぬんだから」「今度生まれたら」があり高齢者小説シリーズ累計100万部突破の大人気だと書いています。内容の説明には「昔話に長い説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢、そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。」とあります。これはきっとおもしろいでしょう。我々の仲間もボチボチ病気自慢がいます。本人は自慢している気はないのでしょうが私が膝が悪いというとそれくらいならいいよ俺なんか痛風が出てきたし腰もどうにも具合が悪いしあげく年金生活の上にこの値上げで首も回らなくなったなどとどこまで本気か。いるいる、こうう人。まわりにたっくさんいる。全世代共感の嵐!ととどめの宣伝文句。こいつぁ買わざるを得ませんな。

11月1日 ソウルで大惨事

一昨日ソウル市の繁華街でハロウィーンで集まった人たちが狭い路地で転倒するなどの事故が発生し154人の死者、100人以上の負傷者が出たとのこと。幅3mほどの狭い坂道に大勢の人が殺到しての事故のようですが報道によると1m四方に10人を超すような超過密状態になり窒息したり人の圧力で圧死したりとのことです。前から後ろからどんどん人が押し寄せ逃げるに逃げられずまた誰かが倒れるとツッカイ棒がはずれたように次々に倒れたようです。楽しいはずのイベント参加がとんでもない大惨事になってしまいました。それを受け昨夜の渋谷は警察の懸命の制御で大きな事故もなかったようです。渋谷では時々大人数が集まることがあるので警察もノウハウができているのでしょう。ところでいつのころからか「ハロウィン」を「ハロウィーン」と言語の発音に近い発音、標記に代わっています。「ハロウィン」で定着していたと思っていたのですが。

10月31日 読売歌壇栗木京子

読売歌壇は選者が10作品を選びそのうち3作品にコメントをつける形式でして私はいつもその三つの中で自分の気に入ったものを紹介していますが今回は一つをえらべませんでしたので二つご紹介「四年生課外活動の米作りのっぺらぼうの案山子が十五本」と「百歳まで生きよと子等は囃し立つ我の寿命を知る人は誰」歌の対象が子供と老人。どちらもユーモアがあります。京子氏が指摘するように前の歌はのっぺらぼうの案山子、十五本と具体的な表現で光景が目に浮かぶようです。また生きる死ぬをこんなにあっけらかんと表現できるのは作者がとても元気だからでもしご病気だったらもっと深刻になったろうと思います。このご家族の方々が作者のことをとても愛しておりまた作者もみんなに慕われている様子が手に取るように現れています。羨ましいご家族です。四年生が作ったお米は誰が食べるのでしょうか、もしかしたら近所の高齢者にお裾分けなどあるのかも。

 

10月27日 シカと衝突?

昨日午後5時前に北海道標茶の国道で車が正面衝突する事故があり二人が死亡しました。まではいつもの交通事故なのですがどうも原因は鹿のようです。片方の車が鹿とぶつかりそのはずみで対向車にぶつかったようです。道警によると昨年鹿が関係する交通事故が4009件発生しうち4割が10~11月集中しているとのこと。鹿が冬ごもりのために移動する時期のようです。夕方5時なのでまだ真っ暗ということはないでしょうから鹿がふいに飛び出してきたのでしょう。さすが北海道ですがそういえば私も結婚まもない頃佐賀県に住んでおりお隣の福岡から夜遅く山を越え帰宅していた時ライトに目がくらんだのかウサギが突然飛び出してきてそのまま立ち止まってしまいました。急ブレーキをかけ難は逃れたのですがその後うさぎ君は何事もなかったかのように山の方に消えていきました。後にも先にもこんな経験は一度きりで一緒にいた妻ともども懐かしい思い出です。

10月26日 文化勲章・功労者

私は文化勲章だとか功労者だとかには全く興味がないのですが今年選出された方の中に随分見覚えのある名前がありました。どちらも功労者で一人は松任谷由実(ユーミン)とにかく息の長い人ですね。フォーク華やかりしころに時代を少し先取りした何とも都会的な歌を次々に出しまたコンサートは毎回凝った衣装でも有名でした。今年はデビュー50周年とかでやたらテレビに出ていますが昔はあまり出ていなかったような記憶があります。あの方が国から表彰されるのですね。もう一方はテニスの吉田和子(旧姓沢松和子)さん。確かウインブルドンの女子ダブルスで初めて優勝したひとです。お姉さんの順子さんともどもお嬢さんできれいで大きくてテニスがとんでもなく強かった印象があります。初めての女子プロですね。順子さんの娘さんが沢松奈央子さん。今はテニス協会の役員をしながら自宅のテニスクラブで教えているとのこと。久しぶりに名前を見ました。