12月3日 感動ポルノ
日経夕刊に五輪女子マラソンンのメダリスト有森裕子さんが「社会との伴走問い続け」と題した文章に感動しました。内容は知的障害者のスポーツ大会に「ナンバーワンにならなくてもいいもともと特別なオンリーワン」の曲が象徴的に流れる。曲は素敵なのだが「一番にならなくてもいい」というのは他人が決めることではないだろう。「スペシャルオリンピックに勝ち負けは関係ない」が決まり文句で「彼らは天使だ」と特別視する風潮があるがそれは「ポルノ感動」だ。障害者は人を感動させる存在ではないと彼女は言います。少なくとも彼女は「参加するためにだけ」ではなく勝つためにオリンピックにでた。それは障害者スポーツ選手でも同じだ。勝利を目指す中で人として成長し負けても社会で生きていく自信を育む。大会後もどのレガシーを社会でどう生かすのかちゃんと考えていきたい。障害があろうとなかろうとスポーツは社会で生きていく手段にすぎないのだと。