11月24日 イカ、タコにも痛みの感覚?

英政府はイカやタコ、カニ、ロブスターには痛みの感覚があると結論付けた報告書をもとに、動物福祉法案の保護対象に、頭足動物や十脚甲殻類を追加することを発表したという報道がありました。この法律は動物が、感覚を持つ「生きとし生けるも」のであることを法的に認定し、ペットや家畜、野生動物の福祉施策に取り組むというもので当初は「脊椎動物」のみだったが動物愛護団体が甲殻類や軟体動物にも感覚があると主張したのを受けロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに調査を委託しこの度冒頭の結論を受けたというもの。この報告書ではこれらの生物を生きたまま冷凍したり、茹でて調理したりすることは「非人道的」な屠殺方法だとも指摘し生きたまま茹でることは推奨しないとしている。既存の法律や漁業、外食産業には直接の影響はないとはいうが踊り食いや活魚の炉端焼きを味わい「活け締め」技術の恩恵を受けている身には少々想像がつき辛い話です。