11月12日 丁度からお預かりします

昨日郵便局に行き切手を2枚買い清算をした時の話です。30歳前後の男性社員でしたが「1枚84円ですので2枚で168円になります」と伝えられたので168円丁度を渡しました。すると「ありがとうございます。168円丁度からお預かりします」と言われました。この言い方はコンビニやスーパーなど色んな業種で多分全国的に特に女性間で一般的になっているように思います。以前だと「預かるのならいつ返してくれるの?」などと屁理屈を飲み込んでいたのですがこれほど使われ始めるときっとそのうちに辞書にも載るのかもしれません。「預かる」に「頂く、貰う」の意味はなかったと思いますが「頂く」というのが多分丁寧語としてしっくりこないのでしょう。言葉というのは広まってしまえばもはや誤用ではなくなりますので慣れればなんてこともないのでしょうがでもまだ「丁度からお預かりします」という言い方には少々違和感があります。

11月11日 寂聴さん逝去

瀬戸内寂聴さんが9日に亡くなっていたと報じられていました。99歳。もう近いだのこの世に未練はないだのといいながらこの人はずっと生き続けるのではないかと思っていましたので驚きました。一言で「波乱万丈の人生」などとは片付けられない生き様。今でも女性のハンディーはまだまだありますが大正、昭和と彼女が生きてきた時代は女性にとって生き辛い時代だった。そんな中でも彼女はある時期まで自分の思い通りに生きてきました。私は彼女が剃髪する前から好きでその作品も沢山読みました。凄い人だなと思いながら子供を捨て家を出たときの心境は如何ばかりだったのだろうとも思いました。後に当時のことを振りわが子を捨てた心境を語っていましたが彼女の「愛」は子供を捨てたことへの懺悔の意味もあるように思います。後年出家してからは一層社会活動にも熱心で理不尽なことと闘い本音で語る仏の道は沢山のファンが寂聴庵に押し掛けたとも聞きます。

11月10日 枯れ葉

今日は昨日と打って変わり快晴。とても気持ちのいい陽気だったので久しぶりに八柱霊園で昼食をしました。木陰に車を止めコンビニで買った弁当を食べていると少し風があるのでしょうか樹々から枯れ葉がどっと散っています。私の車の窓にも落ちてきてそして下の方に流れていきました。自然界の中ではごく普通に行われているサイクルなのですが我々はこの時期の枯れ葉に思い入れをし昔から多くの文学作品にも使われました。オー・ヘンリーの「最後の一葉」は教科書にも載っているそうです。あるいはレオ・バスカーリアの「葉っぱのフレディー」どちらも散っていく枯れ葉がテーマで愛読されています。落ち葉には冬に向かうこの時期とも相まって人は何となく哲学的になったり自分の人生を見つめたりするようです。私の好きな俳句「木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ:加藤楸邨」も散る葉に病身である自分を重ね紡いだ言葉に彼の深い思い入れを感じます。

11月9日 プラタナスの街路樹

午前中の雨はかなり激しかったのですが3時頃には雨も上がり遠くには雲の色が薄いところも出て来ました。丁度その頃松戸市の古ヶ崎十字路から新松戸に抜ける道を走っていました。この道は途中までは工場が立ち並んでいますが馬橋の陸橋を越える辺りから両側には店が増え始めプラタナスの街路樹が立ち並んでいます。雨でほこりが洗われたからでしょうか色づいた葉がとてもきれいです。真黄色にはなっていませんが緩やかなグラデュエーションが続き一瞬ここが松戸?と妙な感覚になりました。新宿御苑のプラタナスは有名ですがあちらこちらに街路樹として植わっている名もない道の一つに過ぎないここのプラタナスは絵画に出てくる遠近法としっとり濡れた黄色い絨毯でなんだか映画で見るような行ったこともないパリの街中を走っているようなロマンティックな雰囲気です。大きめの葉が散ったらお掃除は大変なんでしょうが現実はしばらく置いといて。

11月8日 福田美蘭展

昨日久しぶりに美術館に行っていき。企画中の「福田美蘭千葉市美コレクション遊覧」と銘打ったものがとても面白かったので一言。この方日本画を専攻されているようですが今回は美術館にある浮世絵の中から気にったものを選びそれを彼女流に大胆にアレンジしています。例えば月岡芳年の「風俗三十三相 けむさう」という錦絵はオリジナルでは流れてくる煙に女性が煙たそうにしているのですがアレンジではその煙が五輪になっています。鳥居清倍の二代目市川團十郎の虎退治という大々判丹絵では左右が反対なっておりトラも二匹います。見たことがある浮世絵が版画ではなくアクリルですが実に詳細に描かれながら全く福田流にアレンジされています。。絵の紹介文も本人が書いています。コロナ禍、オリンピック開催で揺れた今年、大上段に社会批判というのではなくやわらかにそしてユーモアたっぷりに本格的な作品に仕上げている彼女のセンスと技量に感動しました。

11月5日 新庄監督

驚きました。昨日のニュースでかつてプロ野球、大リーグで活躍した新庄氏が日本ハムの監督就任を伝えていました。彼の現役時代をよく知っているわけではありませんが意表をつくプレーもさることながらオープニングでの演出がとても印象に残っています。「結構飛んでいる人」何だろうなと思っていました。昨日もワインレッドの上下に幅広シャツ、サングラスと目立つ格好でした。「優勝は狙わない、毎日の積み重ねで9月頃にいい位置に居たらそこで優勝を狙う」と球団関係者はあまり喜ばなそうなことを言っていましたが確かに新任監督は目一杯気張って「目指すは優勝です」とおっしゃるがそんなに簡単なものではなかろうと素人は思います。球団としてもお客さんをたくさん呼んでもらえば経営的には潤い併せチームも強くなればいうことなしでしょう。新庄監督のお手並み拝見。

11月4日 荷物運び

なんだかんだで今年も早11月突入。商売的にはコロナ禍、値上げの影響で全く振るわずに来ていましたが先月、先々月と大口の注文がはいり何とか格好がついてきました。今月もコロナが収まりつつあるせいでしょうか以前取引のあったお客様からの問い合わせが来ております。大変喜ばしいことですが大口で私がチラシを搬出する場合は大変です。紙は元々重い上に最近1ケースに入っている枚数が4,5000枚になっています。サイズと重さで配送料金が決まっているのでしょう。お客様の運賃節約は当たり前ですが運ぶ身になるとえらいことです。今日のお客様は2階に一箱3,000枚入りが17個。さすがに同僚に助っ人を頼みました。そして急な階段をそろりそろりと運び出したら見かねたお客様がお手伝い。いやーどうなることかと思っていましたが階段から落ちることもなく腰を痛めることもなく無事終了。帰りの車の中で同僚と「大変でしたね」と頷き合い。

11月2日 無差別襲撃

31日ハロウィーンの日に京王線内で無差別襲撃がありました。殺人容疑で逮捕された男は「仕事がうまくいかず大量殺人を思い立った」と供述しているとのこと。犯人はハロウィーンで都心に向かう乗客が多いと考え停車駅の少ない特急電車に乗り換え調布駅を発車してすぐ刃物とスプレーを取り出し座っていた男性に咎めらえたらいきなりスプレーを噴射し抵抗する男性の胸を刃物で刺しその後逃げる乗客を追いかけ床にオイルを播き火をつけた。パニック状態の乗客はドアが開かないので窓から逃げたと報じられています。容疑者は犯行を認めたうえ「計画通りに殺せず、悔しい」と供述。8月にあった同種の事件を参考にしたとのこと。「仕事がうまくいかない」から大量殺人を思いつくところがもう想像を超えているのですがそこが狂人なのでしょう。子供には怪しげな人には近寄るなと教えなければならないのでしょうかね。嫌な世の中になったものです。

 

 

11月1日 チョンボ

今日は衆議院議員選挙の開票明けということで新聞販売店は大変だったようです。新聞の締め切りをいつもより遅くするので販売店に新聞が到着するのも遅くなるということのようです。夜中に待機していたのでしょうたまたま訪問した店の店長は目を窪ませていました。そして私も他人事ではない状態になりました。私たちは月曜日午前中にオーダー〆、火曜日午前中にチラシ搬出&集金、火曜日午後 店にチラシ搬入、水曜日店での仕分け作業という段取りになっているのですが今週は水曜日(3日)が祝日ということで一日づつ日程を繰り上げなければいけなかったを忘れていました。気が付いてから代理店との交渉、予定の組直しなどバタバタし今ようやく落ち着いたところです。店には少しチラシ搬入が遅れても予定通りの配布をお願いし了解を取りましたが明日一日繰り上げスケジュールが出来ないか再度トライする予定です。自分で招いたこととはいえ忙しくなりました。