3月2日 アンコンシャス・バイアス

今日の日経夕刊「あすへの話題」は田中優子氏の担当でその内容は辛らつです。アンコンシャス・バイアス(自分で自覚できない無意識の偏見のことだそうです)という題で例の森氏(あるいは同種の人達)をめった切り。森氏の「これは解釈の仕方だ」「女性を蔑視するとかいう気持ちは毛頭ない」に対し自覚できていないわけだから正直な気持ちだろうと。「女性が沢山入っている理事会、女性は競争意識が強い、女性っていうのはそういう」といった一連の発言には世界人口の半分を占める女性を十把一絡げにしてレッテルを貼った。頭の中で常におこなっている日常的な作業なのだろう。偏見とは一種の整理作業なのだとも。とどめの一発は「本を読まず、社会の動向を学ぶこともなく、新聞も気になる箇所しか読まない日々が想像される。年齢の問題ではない。じきに退職する私にとって、ありがたい反面教師であった。高齢者は学び続けよう。」と結ぶ。私にも少し痛いかも。

3月1日 好景気?

あっという間に2月は終わってしまいました。商売は相変わらず非常に厳しくコロナ禍で苦しんでいる飲食業、サービス業などに携わっている方々の苦労が他人事とは思えません。さて今朝塾の経営者と商談をしたのですがやはり大変だといっていました。私は親御さんたちが「密」を避けるため子供たちを塾にやらないのが原因かと聞きましたらそうではなく職種は問わず親の経済状態が良くなく塾に行かせられないのだとか。さらに月謝が滞っている子供もいるとのこと。空前の高値で株式市場は盛り上がっており大手百貨店の高額商品や輸入外車などはすこぶる好調というニュースを耳にしますがそれは極一部の人達の話であって大多数は苦しいのが現状でしょう!思わずこの経営者と「そうですよね」と頷き合いました。関西地方を中心に緊急事態宣言が緩和されるようである意味結構なことではありますが何とか早く通常の生活に戻れるよう引き続き十分な注意が肝要です。