3月31日 御同輩

今朝は、先日の商談で決まった新聞折込のチラシを運びました。チラシサイズはB4でこれが3,500枚入った相当に重い箱15個です。お客様の場所はビルの8階でエレベーターはありますが車までは小さな台車を使い2,3往復です。私は2週間ほど前肩を痛めておりこの大量の荷物を一人で運ぶのは無理なので社内の元気な方に助っ人(実は私が助っ人なのですが)を頼みました。結局ほとんどの荷物を助っ人にお願いした感じです。これを担当のお店まで運んで帰ってきたら、佐川急便が荷物を持ってきました。こちらは私のよりも少し小さめですが19個。トラックから事務所まで数mとはいえ手作業です。かなり年配の方で「ぜえぜい」いいながら作業をしています。お手伝いとは思いましたが自分の肩も悪いので声をかけませんでした。丁度やってきた朝の助っ人が手伝い無事終了。運転手は本当に嬉しそうに礼を言って帰りました。御同輩もう少し頑張りましょうね。

3月30日 スエズ運河再開

今月23日にスエズ運河で座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」の離礁が成功し29日夜3日半ぶりに運河の通航が再開したと報じられています。アジアと欧州を結び世界の海上輸送の1割強が通過するというスエズ運河の通航が平時に止まったことは以前にもあったのでしょうか?幅300mしかない運河で長さ400m幅59m超20万トンの大型船が座礁したのですから大変なことです。運河内や両端で足止めされた船は422隻にのぼりエジプトスエズ運河庁は通過し終えるのに3日から3日半かかるとの見通しを示したとのこと。満月で満潮時の水位が特に上がる大潮の機を利用し、タグボートで座礁していた船を動かしたようだが満月の時期が近くてよかったですね。もしかしたら復旧まで一月近くかかる可能性もあったとすればその経済的損失は計り知れないものになっていたのでしょう。保険で支払われるのでしょうが1日遮断すると15億円かかるのだとか。

3月29日 照ノ富士優勝

照ノ富士。凄い力士がいたもんですね。一度は大関を張り破竹の勢いだったが両膝の負傷、手術、内臓疾患などで番付一番下の序二段まで落ち何度も親方にも周囲にも引退したいといった力士の大復活劇。以前大関になった頃は相撲界は俺のためにあると怖いものしらずの大天狗だったようですがそれだけに自分の不甲斐なさ、惨めさが身に染みたことでしょう。それまでチヤホヤしてくれた「タニマチ」の多くは去っていったのでしょう。そこから毎場所勝ち越しを続け21場所ぶり、足掛け4年での返り咲きとなります。苦しい時に支えになったのが何なのかは知りませんが半端な覚悟ではなかった筈です。「できることを精一杯やっているだけ」とおっしゃるがいくら自分のこととはいえ頭が下がります。いまだに両膝に大きなサポーターをして土俵に上がっていますし何より体重が重いので両膝への負担は相変わらずあるのだと思いますが昇進後は次を目指し頑張って下さい。

3月26日 散る花

曼珠沙華の時期になると話題にしている松戸金ケ作の祖行院駐車場に咲く桜がとても立派です。この樹はまだ何十年も経ってはいないと思いますがとても発育がよく10m近くあり枝を広げている様はいかにも元気のいい青年を思わせます。今日は大した風でもないのに上の方からハラハラ、ハラハラと花が散りその下で昼食をとっていた私の独り占めでした。陽光の中今まさに満開の花が風もないのに散っていく様はただただこの世に生きていることの意義すら感じさせる春爛漫の風情とは言いすぎでしょうか。この樹はソメイヨシノですが西行の歌に「山ざくら枝きる風のなごりなく花をさながらわがものにする」というのがあります。彼は数え切れないほどの桜の歌を作り死ぬときは桜の時期にと予言しその通りに亡くなったと京の街で当時話題になったというほど桜を生涯にした人ですが、その中でもこの散る花をひたすら愛でる幸せ至極の歌は大好きなものの一つです。

3月24日 他山の石

自民党の二階堂幹事長が公判で選挙違反を認めた河合議員のことを聞かれ「本人も反省しているようだが党もこうしたことを他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と発言したことに対し各方面からいろんな意見が出ているようです。自分の身内の話なのに「他山」とは何事ぞという内容が多いようですが、故事成語の使い方は余程気を付けないと誤解を生みます。この他山の石にしても文科省が行った世論調査では「他人の誤った言行も自分の行いの参考にしたい」と正しく意味をとらえている人は3割くらいで正反対の「他人の良いところは自分の行いの手本となる」と答えた人が2割近くいるとのことです。もしかしたら二階堂さんは人を食って生きている方ですから「河合議員のやったことは正しいので自分も見習いたい」とすっとぼけたというのは穿った見方でしょうが、言葉で人心をつかむのが政治家だとしたら少々誤用が過ぎたかもしれませんね。

3月23日 桜前線

昨晩のニュースで上野公園や目黒川の桜が映っていましたが当地は満開か、少し過ぎたくらいの花が多いようです。今日常盤平辺りを車で通ったのですが線路沿いの「桜通り」はもう葉が出ていました。ここの花はかなり濃い色なのでとても目立ちます。八柱霊園横の桜並木は最近随分切り倒され以前のようにマブチモーター方面に行く登りでは空一面に花が拡がっているといった光景ではなくなりましたがそれでも道の両側一杯の花は結構なものです。テレビで「日本人ならみんな桜の下で酒を飲みたいと思っているのに」と自粛の恨み節を語っているオヤジがいましたが下戸の私などは煩い調子者が騒いでいるところで花見はしたくありませんので今年は非常に具合がよろしい。さてこの桜、赤ちゃんのハイハイスピード大体時速1km1日に20kmほど北上していくようなので今年はGW前半頃津軽海峡に達するのでしょう。「押し合うて海を桜のこゑわたる:川崎展宏」

3月22日 緊急事態宣言解除

コロナによる緊急事態宣言が解除されました。具体的には飲食店の時短が1時間延び、イベント時の観客数制限が緩和される位だと思いますが新株陽性者が大分出始め陽性者数はここ数週間その前週より増えているので相変わらず三密を避け、マスク着用、うがい励行、手の消毒は必須でしょう。世の中には「もう我慢が出来ない」という人達で繁華街の人出が増え今後が心配です。ところで先日麻生大臣が記者会見の席で新聞記者に「いつまでマスクするの?何?新聞記者なのに分からないの!暑くなると口の周りがかゆくなり皮膚病が増えているらしい」趣旨の発言をしたと報じられていました。この方常識が通用せず放言、失言が得意なのでいちいち目くじらを立てることもないのですが随分とまた「おしゃれ」な発言です。百歩譲って職務柄早く経済が回るようになって欲しいという気持ちからの発言だとしても国全体で必死にコロナ対策をしているのに他人事みたいですね。

3月19日 地下鉄サリン事件

すっかり忘れていましたが明日3月20日であの忌まわしいサリン事件が起きて26年が経ったのですね。何が起きたのか?一体だれが何のために何をしたのか分からないことだらけの中でしかし直接あるいは救助しようとした駅員さんなど何の罪もない人々に多大な被害が出ました。捜査が進展していく中でとんでもないオカルト集団の存在が明らかになりそれまで聞いたこともなかった毒薬「サリン」が電車の中に置かれそれによる被害だということが分かってきました。これに関わった信徒の中には医者、科学者など世間的には信用のある職業従事者もおりそんな彼らが「どうして」大量殺人をするに至ったのか非常に不可解な事件でした。教祖と称する麻原何某の普通ではありえないような絵空事を信じ込んでしまったのですね。彼らのアジトに警察が乗り込んだ時の教祖の何ともみじめな姿、そして裁判の度に狂人のふりをして罪を逃れようとする姿。あきれ果てました。

 

3月18日 ザゼンソウ

すこし前になりますが栃木県大田原に「ザゼンソウ」を見に行きました。変わった名前ですがこの由来は仏像の後ろにある光背のようなもの(仏炎苞)が球形の花の上に伸びてきてさらに囲ってしまいその形が座禅を組んでいる僧のように見えるからで「ダルマソウ」ともいうそうです。高さは15cm、横幅は10cmほどで全体的に褐色で花の部分は黄色、ざっくり言えばミズバショウに似ています。咲いている場所は保護されており注意してみるとあちこちに鎮座しているという感じでした。1月から3月の寒い時期、湿地帯で見られ尾瀬や滋賀県の高島などが有名だとのこと。この花名前も変わっていますが生態も面白く、他の花が咲かない寒い時期、開花時に25度くらいに発熱し雪を溶かしさらに悪臭を発生させ昆虫をおびき寄せて受粉を手伝ってもらうということです。他に先駆け虫を呼び寄せるという生活の知恵なんですが虫の活動も鈍いため受粉率は低いようですが。

3月17日 卒業

今日車で走っていたら着物に袴という卒業式スタイルの女性を見受けました。そんなシーズンなんですね。今年はコロナ禍で就職活動がとても大変だったと聞きましたが無事就職したのでしょうか。ところでこの袴スタイルはいつ頃から始まったのでしょうか?私の時代(大昔なので参考にもなりませんが)にはなかったと思いますが今やすっかり定番になっています。自分の卒業式には出なかった私も娘の卒業式には出席したのですが定番スタイルで赤ちゃんを抱っこしている学生さんがいたのには驚きました。学生結婚ですぐに子供が出来ればある話なのですが大学の卒業式に赤ちゃんというのは少々違和感もありました。いい加減なサラリーマン人生を送っている私に送る言葉などはありませんが「何があっても生きているうちが花、だから人生は面白い」慣れない仕事、人間関係と色んな事が待っていますが夢を持ちながらも今を思い切り楽しもうぜとお伝えしたいと思います。