1月28日 アマンダ・ゴーマン
先日のバイデン大統領の就任式での一人の少女の朗読が大変すばらしいものものなので紹介します。彼女はまだ大学生とのことですが既にその詩才を認められておりケネディー大統領以来伝わる大統領就任式での詩の朗読をしたのです。”The Hill We Climb”と題し彼女は静かに語り始めます。「日が昇ると我々は自問する。この終わりのない陰のどこに光を見つけることができるのだろうか」とアメリカがこれまで何回も困難に遭遇しながらそれに打ち克ってきたこと、我々は未来が最も大切だと知っているので分断を終わらせ我々の違いを脇に置く必要があるとも。そして最後に「日が昇れば我々は恐れることなく炎の陰から出ていく。恐れを解き放てば新しい夜明けが来る。我々がそれを見る勇気があれば、我々がそれをする勇気があれば、そこにはいつも光があるのだ」と結ぶ。彼女のしなやかで力強い声が終わった時、残された余韻と感銘が会場を包んだ。