1月15日 蝋梅

私が車でよく通る東松戸周辺はついこの間まで畑ばかりだったのですがこのところ戸建てやマンションが建っています。元々の地主さんも住んでいるようで大きな敷地の家も数軒あり今日もその一角を通っていましたら庭に蝋梅が咲いているのを見つけました。この花中国では「雪中の四花」と呼ばれウメ、スイセン、ツバキとともにこの時期を彩っています。私はこの中でも特に蝋梅が好きです。黄色い蝋で作ったような艶やかな小ぶりの花で非常にいい香りがします。藤のように強烈ではないのですが上品な甘さと涼やかさもあります。林の中に入っても香りに咽ぶということはなくどこまでも程よく漂ってきます。種類は原種とソシンローバイ、満月などで中心部の色が褐色かそうでないかの違いです。関東では群馬県安中の「ろうばいの里」、神奈川の松田町寄ロウバイ園が有名ですが安中のは山を見渡す静かな環境に1万本を超える花が咲いており毎年楽しみにしています。

1月14日 フライイング

昨日八柱霊園横の道を走っていましたら脇の梅林で一本だけ花をつけていました。ここを梅林と呼べるのか分かりませんが5,60本の梅の木が植わっています。梅の実を取っているようでもないので税金逃れかもしれませんがこれからの時期は毎年楽しみにしています。で不思議なのですが毎年1本だけ他より圧倒的に早く花を付けるのです。道に面した方には10本くらいが植わっており方向も同じ、木の大きさも似たり寄ったりで環境がさほど違っているとは思えないのですが早く咲きます。ソメイヨシノと違いみな同じ祖先ではないでしょうから木の個性なんですね。因みに桜が同じ時期に一斉に咲くのは皆始まりは旧染井村(豊島区駒込)の植木職人がエドヒガンとオオシマザクラを交配して作った品種で挿し木や接木で増やしたクローンだからなんですね。ですからほとんど個性がないのですが梅にはそれがあるということなんですね。他よりいち早く咲くこの花に乾杯。

1月13日 寒波襲来

今朝は寒かった。布団からでるのがまず億劫でしたし我が家では就寝中に暖房を入れてないので着替えるのが面倒くさいし。など幾多の障害を潜り抜け家を出るとまず車の屋根が真っ白、フロントガラスもバリバリ。道は霜なのか氷なのか白く染まり光り輝いています。歩を進めると足跡がついてきます。空はどこまでも青く澄みわたりマスク越しに吐く息が白く見えます。畑は白いだけで霜柱は見えません。寒いせいでしょうかいつも会う犬の散歩人もいません。ピリピリする空気の中を歩いていると段々爽快な気分になってきました。今日はやるぞ?新聞を見ると茨城の袋田の滝は9割がた凍っており9年ぶりの全面凍結になるかもとのこと。概ね凍っているのは数回見ていますが全面凍結でクライマーが滝を登っていけるような姿はまだお目にかかったことがありません。お土産屋さんに完璧な氷瀑が飾っていますがそれが拝めるのかも。今週の土日辺りはまだ大丈夫なのかしら。

 

1月12日 天気予報は雪

昨晩の天気予報で関東圏は雪が降る可能性があり都内でも1cm程度積もるかもしれないと報じていました。ここ松戸では昼前から雨は降っていますがまだ雪にはなっていません。たとえ1cmでも積もるようだと多いところはある程度の量になるのかもしれませんし交通機関は結構遅れたりする可能性があります。なにしろ雪に慣れていないところですからすぐに交通機関はマヒしてしまいます。福岡に住む義弟(実は北部九州は日本海に面しているので降雪はそんなに珍しいことではないのですが)からも家の周りが雪だらけの写真が送られてきました。それにしても日本海側を中心にひどい雪が降ったものです。北陸道では沢山の車が雪の為止まってしまい何十時間も閉じ込められたとの報道もあります。運転している人も危険ですが特にスーパーなどへの商品配送の車が止まり日常生活が大変なことになりつつあるようです。降らないと困ることもあるようですが降りすぎるのもね。

1月8日 あのアメリカで?!

かつて日本を占領した米国の将軍が「現代文明を持って測定するなら我々が45歳だとすると日本人は12歳の少年のようなものだと」宣い戦後の日本を今日まで育てて頂いたのだが、その国で先日のような暴挙が起きるとは驚き、あきれ、失望しました。もともと「マッチョ」好みで何かというとけんか腰になり相手を力でやっつけてしまうことの上手な大統領だったので何でもありかなとは思っていましたが武装した人たちに対し議事堂に突入しろと示唆し実際に大勢の支持者たちが議事堂に突入し死者まで出たんだとか。事の発端は大統領選挙で不正があった。だから自分が負けたことは認められないというのですがその事について私は十分な情報がありませんので言及しませんが少なくとも支持者に対し「国会突入示唆演説」を世界で一番権力を持っている国の大統領がするのは正気の沙汰ではありません。よその国の話とはいうものの映画より怖いものを見てしまいました。

1月7日 自分らしさの罠

今日の日経夕刊「プロナード」に古谷田奈月さんという小説家の文が印象的でした。「自分らしく生きよ」という考え方はいいのだがそれを獲得した(あるいはように見える)後誰も何も忠告しないし本人も答えが出たと思っているから警戒せずに突き進み穴に陥る。彼女(多分)の場合は創作にてこずり全く書けなくなり頭の中はマイナス思考で埋め尽くされうつ病の一歩手前まで行った。休むべきなのは分かっていたがそれでも誰かに打ち明けることは「自分らしくない」さらにそう思われることが怖かった。「らしくない」自分を受け入れられず自分で自分が信じられなかった。何とか力で乗り切ったがあんなことは二度としてはいけない。その後自分らしさをうんとゆるやかにイメージしている。空白の部分を広くたっぷり持てるように。自分自身とはいえまだ知らない顔だらけなのだからつかず離れずちょうどよい距離感で付き合っていきたいと結ぶ。示唆に富む内容でした。

 

1月6日 緊急事態宣言

報道によると新型コロナに対応する緊急事態宣言が明日出されそうだとのこと。対象はこのところ毎日陽性者が同曜日の記録を更新している関東の1都3県(神奈川・埼玉・千葉)になりそうです。PCR検査を受ける人も増えており更にそのうちの陽性者の割合が2割とか3割とこれまでの数倍になっているとも。正月中も医療関係者は献身的な看護を続けているが一般患者が診療を受けられないといういわゆる医療崩壊も相当視野に入っているようなので致し方のない決断だとは思います。それでなくてももう10か月以上満足に商売が出来ていない飲食関係者などは本当に辛いことでしょう。少々の補償を貰っても間に合わないし店を開かなくても必要経費は掛かるので死活問題だと思います。しかしこれほど広まってしまうと今は何しろ感染拡大を防ぐのが最大のポイントだと思います。これ以外有効な手立てはなさそうなので協力店には十分な手当てをしてほしいものです。

1月5日 箱根駅伝

私は出身校が関東ではないせいかもしれませんがあまり正月の箱根駅伝には興味がありません。二日間に亘ってテレビを見続けるということもありませんが、近年青学がとても強く監督が一般企業に10年程働いておりサラリーマン時代に学んだことを駅伝に活かしているということくらいは何かで知っていました。そして今年は駒澤大学が優勝、そしてまだ創部以来の歴史が浅いと聞く創価大学が2位、青学は優勝を逃したものの往路の12位から4位に大きく順位を上げたとスポーツニュースで知りました。そのニュースの中で駒大の監督が1位と3分程の差でバトンを受けた最終ランナーに「男になれ」と檄を飛ばし追い抜くと「よし男だ」といった応援と、監督の男になれという檄が力になったという選手のコメントが印象的でした。また青学の監督がけがで出場できなかった主将に給水係をさせテレビに映るようにしてやり選手の無念さに応えたという話も面白く聞きました。

1月4日 仕事始め

明けましておめでとうございます。コロナが益々広がる中正月三が日の休みが終わり弊社は今日から仕事です。私恒例の初日の出は「密」を避けいつもの太東崎灯台から太東漁港の砂浜、初詣は普段まず行かない近所の神社(一人も参拝客無し)にしました。有名どころの神社仏閣も軒並み前年比7,80%減などと報じられており皆様神頼みより安全を選んだのでしょう。前職時代の先輩からの賀状に「冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ」という万葉集の冬歌が書いてありました。さすがに各地の大雪を春の使者とはいえないでしょうが雪が降ってくる雲のかなたにはきっと春が来ているんだと思わないとこの閉塞感を乗り切ることは出来ません。初詣を当て込んだ神社仏閣、そのおこぼれを頂戴する出店者、街中の商売人、皆様本当に辛い思いをされていることでしょう。それでも必ず雲の向こうに春が来ていると信じ今出来る予防策を徹底しましょう。