4月8日 ブラック校則

今日の日経「春秋」。1969年秋北海道小樽市の高校で生徒数人が制帽を焼き払う騒ぎが起きたと始まりこうした反乱から改革が進んだ学校は少なくないが逆に管理教育に走ったケースも目立った。校内暴力が社会問題になると生徒への締め付けは厳しさを増し今も理不尽な決まりごとが横行しているといいます。時々話題になりますが元々髪の毛の色が薄かったり茶色の生徒から地毛証明書を学校に出させるところがあり都立高では4割に上るんだとか。下着の色のチェック、小学校で体操服の下には下着を付けてはいけない、問題になる場合は教師が認めれば可などというセクハラ規則。ズボンのすそ幅、靴の色等学校は本当に生徒を締め付けるのが好きですね。学校は教育(教え育てると書くのが問題かも)の場であり生徒を言われるがままで反抗せず自主性がない子供にする場ではないと思うのですが。集団生活をするのに最低限必要且つ合理的な校則があればいいと思います。

4月7日 コロナ変種株

関西地方でコロナの新種が猛威を振るっているようです。緊急事態宣言の解除後また拡大が拡がり現在「まん延防止等重点措置」が執られている大阪では今日過去最多の800人を超える感染者が出たとのことですが、この中でも感染力が強いN501Yというウイルスによるものが7,8割を占めているとのこと。このN501Yというのはタンパク質の501番目のアミノ酸がNからYに変異したものとのことで表面の突起が感染しやすいように変化したものだとか。ウイルスの変異は別に普通のことのようですが感染力の強いものに変わるというのは厄介です。早晩東京も似たような傾向になる見通しのようです。普段なら3月から4月ににかけては卒業、転勤、新入学、新入社とイベントが組まれているのでしょうがワクチン接種が進めば落ち着いてくるのですからそれまではもうしばらく控えましょう。またお年寄りも昼カラオケは暫く我慢しましょう。命が何より大切です。

4月6日 二刀流大谷選手

大リーグの大谷選手がピッチャー、打者の二刀流で出場しホームランを打つわ160kmのボールでバッタバッタと三振を取るわでアメリカで騒がれているとニュースに出ていました。けが前にも二刀流で活躍していてはいましたがちょっとカッコよすぎです。この話を聞いて思い出したのが「江夏豊」。伝説には事欠かない彼の高校時代が桁外れです。ピッチャーで4番というのはそんなに珍しくはないと思いますが一人で打って相手を0点に抑えて勝っていくというのはそうそうないと思います。あまりにも球が重く速い為キャッチャーが捕れないので監督が砲丸を取る練習をさせたとか。高校野球と大リーグを比較するのも失礼ですが大谷選手は大リーグで江夏みたいな存在になるかも。足も速いらしく打って投げて走ってならば給料も三人分貰えるのかは知りませんが体を痛める危険性もあるのできちんと体のケアをしながら漫画のヒーローのような活躍をしてほしいものです。

4月5日 池江さんよかったね!

昨晩東京五輪選考会を兼ねた競泳日本選手権で池江璃花子が100mバタフライで優勝400mメドレーリレーの選考基準を上回り五輪代表に決まったことが報じられた。夜のニュースはこの快挙で持ちきりだったが本当に恐れ入りました。彼女が白血病を公表したのが2019年2月。私はとっさに同じ病名で発病後半年余りで亡くなった夏目雅子が思い浮かびました。「大変な病気になってしまったな」と思いました。闘病中の様子は時々出ていましたがこの病気は薬の副作用を克服するのが大変とのことで彼女も一時期頭髪が抜け落ち体重も15kg以上落ちたのだとか。「思ってたより数千倍の苦しみ」を乗り越え10ケ月後に退院。退院前には軽く体も動かしていたようだが練習再開時の様子を見るとか細く色白の肌が一層病後を感じさせた。それから1年少しの快挙。プールから上がり「努力は必ず報われる」と語っていましたが彼女の強さにほとほと感心させられました。

 

4月2日 花の主役交代

ボチボチ桜は見納めで散った花びらが道端に集まり、風が吹くとそれが舞い上がり車の窓に付いています。水辺に散った花が流れゆくさまを「花筏(烏賊)」といいますが道端のは「花いぬだ」とでもいうのでしょうか。さてさて桜が散るとハナミズキの季節になりますが今日街路樹の花が何本か開いているのを見つけました。ハナミズキはアメリカ原産の花で明治時代が終わるころ日本からワシントンDCに贈った桜のお返しとして日本にやってきたのが最初なんだとか。この花はアメリカでは結構人気があるようで南部から北部に花の季節が移動していくのを「ハナミズキ前線」といい報道されたり「花見」を楽しむ州もあるのだとか。因みに州花にしているのはバージニア州とノースカロライナ州です。白とピンクの二種類があり松戸市内でも街路樹として結構見受けられます。花の形が手のひらを上に開いたようで何となくふわふわした感じが桜とはずいぶん違った印象です。

4月1日 「まん防」適用

政府は今日新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、緊急事態宣言に準じた対応をとれる「まん延防止等重点措置」を大阪、兵庫、宮城の3府県に適用するとの新聞報道がありました。大阪府は2月末で緊急事態宣言を解除したがその後急速に感染者が増えており昨日は600人近い感染者が発生し東京を二日連続で上回ったとのこと。この「まん防」は時短要請に従わない事業者に知事が命令したり、命令を拒んだ場合は20万円以下の過料を科すこともできまた店名の公表や必要な場合は店舗への立ち入り検査も可能になるという相当厳しいものです。一方でサービス業者、飲食業者及びそこへの納入業者は死活問題ということで非常に微妙な状況です。我々に出来る事はとにかく密を避けマスク装着(顎マスクはダメ)、手の消毒、うがいそしてシーズンではありますが送別会など大勢が集まる宴会はしばらく我慢です。大阪では聖火リレーの中止も検討されているようです。

3月31日 御同輩

今朝は、先日の商談で決まった新聞折込のチラシを運びました。チラシサイズはB4でこれが3,500枚入った相当に重い箱15個です。お客様の場所はビルの8階でエレベーターはありますが車までは小さな台車を使い2,3往復です。私は2週間ほど前肩を痛めておりこの大量の荷物を一人で運ぶのは無理なので社内の元気な方に助っ人(実は私が助っ人なのですが)を頼みました。結局ほとんどの荷物を助っ人にお願いした感じです。これを担当のお店まで運んで帰ってきたら、佐川急便が荷物を持ってきました。こちらは私のよりも少し小さめですが19個。トラックから事務所まで数mとはいえ手作業です。かなり年配の方で「ぜえぜい」いいながら作業をしています。お手伝いとは思いましたが自分の肩も悪いので声をかけませんでした。丁度やってきた朝の助っ人が手伝い無事終了。運転手は本当に嬉しそうに礼を言って帰りました。御同輩もう少し頑張りましょうね。

3月30日 スエズ運河再開

今月23日にスエズ運河で座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」の離礁が成功し29日夜3日半ぶりに運河の通航が再開したと報じられています。アジアと欧州を結び世界の海上輸送の1割強が通過するというスエズ運河の通航が平時に止まったことは以前にもあったのでしょうか?幅300mしかない運河で長さ400m幅59m超20万トンの大型船が座礁したのですから大変なことです。運河内や両端で足止めされた船は422隻にのぼりエジプトスエズ運河庁は通過し終えるのに3日から3日半かかるとの見通しを示したとのこと。満月で満潮時の水位が特に上がる大潮の機を利用し、タグボートで座礁していた船を動かしたようだが満月の時期が近くてよかったですね。もしかしたら復旧まで一月近くかかる可能性もあったとすればその経済的損失は計り知れないものになっていたのでしょう。保険で支払われるのでしょうが1日遮断すると15億円かかるのだとか。

3月29日 照ノ富士優勝

照ノ富士。凄い力士がいたもんですね。一度は大関を張り破竹の勢いだったが両膝の負傷、手術、内臓疾患などで番付一番下の序二段まで落ち何度も親方にも周囲にも引退したいといった力士の大復活劇。以前大関になった頃は相撲界は俺のためにあると怖いものしらずの大天狗だったようですがそれだけに自分の不甲斐なさ、惨めさが身に染みたことでしょう。それまでチヤホヤしてくれた「タニマチ」の多くは去っていったのでしょう。そこから毎場所勝ち越しを続け21場所ぶり、足掛け4年での返り咲きとなります。苦しい時に支えになったのが何なのかは知りませんが半端な覚悟ではなかった筈です。「できることを精一杯やっているだけ」とおっしゃるがいくら自分のこととはいえ頭が下がります。いまだに両膝に大きなサポーターをして土俵に上がっていますし何より体重が重いので両膝への負担は相変わらずあるのだと思いますが昇進後は次を目指し頑張って下さい。

3月26日 散る花

曼珠沙華の時期になると話題にしている松戸金ケ作の祖行院駐車場に咲く桜がとても立派です。この樹はまだ何十年も経ってはいないと思いますがとても発育がよく10m近くあり枝を広げている様はいかにも元気のいい青年を思わせます。今日は大した風でもないのに上の方からハラハラ、ハラハラと花が散りその下で昼食をとっていた私の独り占めでした。陽光の中今まさに満開の花が風もないのに散っていく様はただただこの世に生きていることの意義すら感じさせる春爛漫の風情とは言いすぎでしょうか。この樹はソメイヨシノですが西行の歌に「山ざくら枝きる風のなごりなく花をさながらわがものにする」というのがあります。彼は数え切れないほどの桜の歌を作り死ぬときは桜の時期にと予言しその通りに亡くなったと京の街で当時話題になったというほど桜を生涯にした人ですが、その中でもこの散る花をひたすら愛でる幸せ至極の歌は大好きなものの一つです。