7月15日 朝顔

今日の読売新聞朝刊に「朝顔」のことが書いていました。「朝顔」は朝咲くのではなく前日暗くなってから10時間ほどで花が開くようになっているのだそうです。つまり前日の日暮れが6時だと朝4時に咲くのです。そうすると前日の日暮れを遅らせ例えば夜中の2時まで灯りを付けていると咲くのは翌日12時頃となりもはや「朝顔」とは言えなくなるのですね。梅、桜の開花時期といい植物は自分の生活スタイルを記憶にとどめて置くことが出来るようです。確かに電照菊はその習性を利用して商売にも役立てている一例です。朝顔はぼちぼち咲くころなのですが昨今はあまり人気がないのでしょうか家の近所でもあまり見かけなくなったように思います。「朝がほや一輪深き淵のいろ」という蕪村の句がありますが本当にこの群青は深山の渓谷を思わせる色で落ち着きのある大人の風格を偲ばせます。江戸紫、なす紺などもいい色ですが私は蕪村の群青が一番好きです。

 

7月14日 天気予報

日曜日の天気予報では月曜日は夕方から雨、火曜日は夕方まで雨ということで昨日は火曜日までに搬入するチラシを全部代理店に搬入しました。結構な量で軽貨物車は少々息を挙げるほどでした。ところが今日は少々予報が外れ概ね曇りの一日でした。天気予報はコンピューターの導入から飛躍的に精度が上がったとはいえ広い空の事、雲の位置が変わることはまだ想定内にしていますので問題はないのですが、当たってほしくない九州の「線状降水帯」はもう一週間当たりっぱなしです。コロナ禍のため県外ボランティアは受け入れないということで後始末は思うように進んでいないようですがさらに塩を塗る天気の恨めしさよ。私も佐賀県に赴任していた時一度だけ床下浸水に合いました。後数センチで畳までくるいうところで止まりましたが平屋だったのでどうしようか大変心配したのを覚えています。はるかに甚大な被害を受けている人達にそろそろ天気予報が外れて欲しいものです。

7月13日 古代蓮

この日曜日に埼玉県の北部行田市に古代ハスを見に行ってきました。ハスは今見ごろで大勢の見物客がいました。ここはとても広い公園で古代蓮が中心の池と色んな種類のハスが植わっている池の二か所でハスが楽しめます。古代蓮のつぼみはかなり濃いめのピンクですが開くと一枚づつの花弁が透けて見えるような薄目の色になります。花が大きく立派な葉の中に点在しているさまはとても優雅です。前日の雨で葉の真ん中に水が溜まっておりそれが時々水泡になって出ています。ハスの葉が息をしているのですね。ところでこの古代蓮は千数百年前だろうといわれているハスの種が発芽していたのを広めたものとのことで、地中から種を見つけ出し大賀博士が発芽させた「大賀ハス」とは少し発見の経緯が違うようです。両者が違う種類なのか私には分かりませんがいずれにしても千数百年前の人が見たかもしれない花を今見ているというのは何とも不思議な気持ちがします。

 

 

7月10日 四万六千日

今日は浅草寺の四万六千日です。コロナ禍で「ほおずき市」はないようですが法要はあるとのこと。この日は浅草寺が特別に設定した日で4万6000日分(126年ほど)のお参りと同じご利益があるという何ともありがたい日であります。いつ頃から始まったのかは知りませんが江戸時代には相当浸透していたようです。いつもだと境内は「ほおずき売り」の威勢のいい掛け声が飛び交いそれを買い求める人で大混雑ですがさて今年はどうなんでしょう。江戸風物の一つですね。四万六千日といえば落語「船徳」です。仕事のない若旦那があこがれの船頭になってみたいというので船宿に弟子入りし、ある日よしゃーいいのに一人でお客さんを乗せ大川を柳橋から浅草まで行くという話ですが道中(川上)の客との会話、操船出来ない「もたもた」など見どころ満載、演者もここぞとばかりそれぞれのキャラをぶち上げます。私はやっぱり亡くなった古今亭志ん朝のイナセがよかったナア。

7月9日 値上げ

私ども新聞販売協議会は8月からポスティング料金を値上げすることになりました。御多分に漏れず新聞販売店はコロナ禍で経営が大変苦しくなっています。私自身は直接店の経営に関わっているわけではありませんが会合などでは皆さんの悲鳴が聞こえてきます。まず新聞折込チラシが壊滅的、そしてこんな時期で「うちも大変だから」と新聞購読をやめる人も出てきていると聞きます。リストラを考えているところもあれば新聞販売店を廃業して他の業種に衣替えしているところもあると聞きます。苦しいのは私達だけではないと承知の上ではありますが生き残る為やむを得ずの結論です。何とか業態を維持できればいいのですが。お客さんと話をしているとどこも相当の影響を受けているようです。特に小規模のお店などはこれを機に廃業するところもあるようです。コロナの蔓延も怖いしさりとて飯が食えないでも困ります。命が優先ではありますが、、、。

7月8日 球磨川の氾濫

報道によると熊本県球磨川流域は今度の雨で大変な被害が出ているようです。私は前職時代九州にいたことがあり福岡から飛行機を使わないで鹿児島に行くときは熊本県八代から人吉を通りえびの高原経由で行っていました。当時はまだ九州縦貫道が開通してなくて本当に球磨川沿いの道を上っていきました。下流はとても川幅が広く崖も高く立派な川です。途中日本有数の鍾乳洞「球泉洞」の看板を左に見ながら何とものんびりした道でした。また人吉からえびのに行くには必ず「えびの人吉ループ橋」を通りました。くるくると回りながら360度の雄大な景色を見ながらの怖くて楽しいドライブコースでした。印象に残っているこんな景色は壊れてしまったのでしょうか。前職時代懇意にしていた後輩が人吉出身でしたので「実家は大丈夫?」とメールを入れていたら球磨川近辺ではないので大丈夫との返事が返ってきました。何かの縁があるところで災害が起きると気になります。

7月7日 七夕

今日は「たなばた」ですといっても小さい子供がいないので多分帰っても何もないでしょう。子供たちがいたころは竹を買って来て飾り物、短冊などを用意したものですが最近は子供がいる家庭でもあまりそんな光景は見ないように思います。地方によっては8月に祝うところもあるようですがやはりその方が話がつながります。天の川といっても晴天の時でも見ることはまずありませんがまして梅雨のさなかの今、「なんで今時分に」などと子供に質問されると困りますね。旧暦の7月7日は新暦では8月の後半のようです。これだと少し真実味があります。もっとも男女の仲のことなので川などはどうでもよく夢見心地で年に一回きりの逢瀬を楽しむということでいいのですが。元禄時代芭蕉さんの頃の話ですが「文月や六日も常の夜にはあらず」などと前の晩が話題になっているところを見ると多分大人にも子供にも今とはずいぶん違った「たなばた」だったのでしょうね。

 

 

 

7月6日 女房の病気

先週の木曜日帰宅すると女房が臥せっています。声も元気がありません。「どうしたの」と聞くと夕方、頭がくらくらし車の中で嘔吐した。ようやく家に帰ってきたがとても立っていられない。私にも電話したが出なかったとのこと。時間が遅かったのでとりあえず経口補水とゼリー状の食べ物を買って来て渡したが水以外はちょっと無理だとのこと。翌日欠勤の連絡をして、近所の脳外科で診察。脳、首のMRIを取るということで検査室に入ったのでしばらく待ち。気分が悪くなった時「プツン」という音が聞こえたとか立ってられないなどからもしかしたら脳梗塞あるいはメニエル氏病かなどと心配しながら。しばらくして医者が一緒に話を聞いてくれとのことで入室。少々緊張。医者が「精密検査しましたが異常は発見されませんでした。原因は分かりませんが一過性のものでしょう。薬などもありません。」とおっしゃる。やれやれ一安心。女房もほっとした様子で快方に向かった。

7月2日 第二波襲来か?

今日は久しぶりの快晴で気温も鰻登り。こんな天気の時に「いつどどこでもマスク」というのは危険です。私は今蒸れないタイプのマスクをしていますがそれでも会社の行き帰りで人に会わない場所では外しています。ところであれだけマスク着用に反対していたトランプ大統領も第二波での患者数が半端じゃなく側近からも付けるように促され渋々かどうか着用に賛成といい始めたようです。着用反対理由は「それほどコロナ禍の影響は受けていない」との意思表示と「弱さを見せないマッチョ魂」のようです。マスクをしていない人に対し「非国民?」と罵る方もいればどれだけ感染者が増えても死者の率は大したことないと宣うブラジルの大統領もやせ我慢し過ぎのトランプもみんな変ですよね。普通に考えれば特効薬は有効なワクチン開発だしマスクは出来るだけ感染者の唾を浴びない為のものに過ぎないのだからやはり「手洗い」「うがい」「消毒」三密を避けることです。

 

 

 

 

7月1日 線状降水帯

昨日今日と当地は物凄い強風です。雨の予報もありましたがそれはさほどではありませんでしたが、静岡方面では「記録的短時間大雨情報」とか「線状降水帯」といった気象用語がでています。1週間ほど前の長崎の豪雨もそうでした。同じ場所で次から次に積乱雲が沸き上がり活発な前線が長時間とどまり豪雨をもたらすようです。この時期の一か月分の雨が数時間で降るといった飛んでもない降り方です。下水は溢れかえり路上で噴出しちょっとした坂では滝のような流れとなり普段はほとんど水の流れもない小川に一挙に流れ込んだ水がものすごい形相で暴れまわり弱い部位から濁流があふれ出しあっという間に床下、床上浸水になってしまいます。この濁流は非常に流れが強くほんの30cm程度の深さでも人間は動きを封じられ流されてしまう可能性があるのだとか。このところほぼ毎年異常気象による洪水が起こっています。人間の予測を超えたエネルギーなのですね。