4月8日 緊急事態宣言

昨晩「緊急事態宣言」が出されました。内容は所謂他国で実施しているロック・ダウン(都市閉鎖)とは異なり基本は国民に外出自粛をより促す、病床の確保、経済支援などのようです。政府は今のペースで感染拡大が続けば一か月後には8万人を超えるとの見通しを示しこの緊急事態を一か月で脱出するには人との接触を7,8割減らすことが前提だといいます。テレビを見ている限り国民の外出自粛はかなり徹底されているようで繁華街も閑散としている様子が映っていました。ただ、今現在そして長期間にわたる外出自粛は経済に計り知れない影響を与えそうです。旅行、サービス業、観光などを中心に特に中小の企業には深刻な打撃となりそれらに関連する事業者も含めるとその連鎖は果てしない「ドロ沼」が予想されます。政府には適切な優先順位をつけ当座の運転資金からそして復興への道筋までの対策を期待します。「3密」は避け、手洗い、うがいの徹底をしましょう。

4月7日 コロナが身近に

今日、ここ一か月ほど毎週継続注文を頂いている塾から既にいただいていた来週の注文を延期したいと連絡がありました。定期的に注文をを頂いている議員さんから「こんな時期にポスティングをするのはどうなんだろう」とご心配の声がありました。また今週ようやく注文を頂き「しばらく続けてみたい」といっていた整骨院の先生から「身体接触が避けられない商売なのでどうしようか迷っている、消毒、防具などあらゆることを考えてはいるのだが」ともいわれました。ポスティングそのものは人と接触するわけではありませんので継続するのですがお客様の方がいろいろ迷っているようです。市内の新聞販売店で店員に陽性者がでたらしいとの噂がありました。もし本当ならこの販売店は同僚も自宅待機になり新聞が配れなくなるのですが一体どうなるのでしょうか。自分の近辺で「コロナ」の影響が出始め今まで風評だったものが段々深刻になってきました。

4月6日 ワニ塚桜

先週末は山梨の三か所で花詣をしてきました。「ワニ塚の桜」は樹齢330年というエドヒガンで階段状の畑に颯爽と立っています。根元は4m近く樹高は17mという巨木でそばではカメラにうまく撮れません。運がいいと富士山や八ヶ岳連峰と一緒に見えるようですがそんな飾りがなくとも充分立派でした。薄ピンクの花弁を溢れるほど付けた枝は地面に届くほどに青空に浸み込んでしまいそうになるほどに拡がっています。やや下の方から覗き上げると神々しいほどに眩いばかりに咲き誇っています。「慈雲寺」は臨済宗のお寺とのことで「糸桜」と称していますがエドヒガンの変種とのこと。ここのも樹齢300年といいますがその名の通りまるで十数メートルの上から桜の糸を垂らしたように小さな花を沢山つけています。とても華やかです。「甚六桜」は中央本線旧勝沼駅のプラットフォーム沿線に植わった数百本というソメイで今を盛りの艶やかなトンネルを潜り抜けるのは何とも豪勢です。

4月3日 桜と青葉

こんなに長く桜が咲いているのには驚かされます。ぱっと咲き、ぱっと散る潔さが昔から愛でられてきた一つでもありますが今年は不純な天候のせいで1週間以上咲き続けています。今日も営業で外回りをしていましたが新京成常盤平駅前の桜通りはまだまだ満開状態でした。酒を飲んでの花見は好きではありませんがいつまでも花を楽しめるのは結構なことです。またいつも彼岸花や紅葉を見に行く租光院の庭は今青葉の盛りです。生い茂った木々の間から漏れ来る光が青葉を際立たたせています。この色はとても瑞々しく希望に満ちているように見えます。柔らかい葉を輝かせている陽はまったく初夏のそれです。世の中が新形ウイルスの恐怖に怯え人々は鬱陶しい毎日を送っていますがそんな中での青葉は一段と目に沁みます。コロナも青葉と同じく自分の生存のために活動しているのでしょうが人間にはとても厄介なものです。何とか早く落ち着きたいものです。

4月2日 書評

今日の日経夕刊に動物行動学者の小林朋道氏(私は初めて聞く方ですが)が「意識はいつ生まれるのか:M・マッスィミーニ、G・トノーニ」という本を紹介しています。「なぜ脳という物質に意識という非物質のものが現れるのか:科学における最大の問題のひとつ(だそうです)」それに対しこの動物学者曰く「動物は外界を詳しく知る認知系を持つようには進化していない。個体の繁殖がうまくいくようにのみ進化している。つまり科学という情報処理を含め、特定の認知プログラムがとらえられる外界の断片を、異なる様相で認知しているに過ぎない」という。現代物理学によれば時間と空間は、またエネルギーと物質は同一のものだ。でも我々の脳は互いに異なった様相で認知していると。結局物質も意識もヒトの認知プログラムがとらえた様相なので両立は全く問題ない。だから冒頭の問い自体が間違っているのだという。何となくわかった気になって紹介したのだがさて??

4月1日 海外コロナ情報

志村けんさんがコロナで亡くなったとの報道がありました。プロ野球選手、芸能人などにも犠牲者が出始め現在国内では昨日現在感染者数2,971人死者77人(含むクルーズ船罹患者)と発表されています。更に検査を受けていない陽性可能者が相当数いることから連日国、地方自治体が不要不急の外出の自粛を求めています。そんな中昨日アメリカ新型コロナウイルス対策調整官から米国内で最悪10万~24万人の犠牲者が出る可能性があると発表されました。現時点での犠牲者数は3,000人弱ですので数十倍に膨らむ可能性があるということです。アメリカは第二次世界大戦でも29万人の犠牲者ですから本当に未曽有の大惨事になるかもしれないということになります。参考になるのがシンガポールの例で過去の経験から準備されていた対策、旅行制限、感染者の発病ルート調査とその発表、社会距離戦略(1.8m離れての行動)などが有効に働き大事にならずに済んでいるようです。

3月31日 国分川

会社の近所を流れる国分川の岸に桜並木があります。この川は南下し真間川に合流するのですが昔は水害が随分出たとのことで大規模な治水工事が行われたようです。河口から河原塚郵便局くらいまでは一級河川になっているのですが川幅は狭く草が生い茂っており水が流れているのに気付くのは雨が降った時くらいです。それでもここには珍しい鳥もいる様で時々カメラを持った人たちに出会いますし岸には最近季節の花が植わっており今は菜の花と桜が咲いています。木はまだ若いので根元で花見といった風情ではありませんがのんびりと犬を散歩させている人たち、散歩をしているお年寄り、通学路に使っている近所の高校生にはいい目の保養になっているのでしょう。多分昔はもう少し小川の雰囲気があったのでしょうが治水工事後の今はそれでも形を変え何となくゆったりとした川辺の感じが残っておりいつも傍を車で通るのですが結構好きな場所です。

3月30日 名残雪

私が居る事務所の前の空地に桜が数枚散っています。近くには桜の木はありませんので昨日の風雨でどこか遠くから飛んできたのでしょう。「散る花を惜しむ心やとどまりてまた来む春のたねになるべし:西行」それにしても昨日の雪には驚きました。確かに前日の予報にもありましたし朝の間は結構寒かったのですがテレビを見た妻が「東京は雪が降っているそうよ」という間もなく千葉でも降ってきました。いかにも春の雪らしくすぐ溶けそうなボタン雪でしたがあっという間に車の屋根が真っ白になりました。妻が出掛ける用があったので昨晩の風呂の水を掛けフロントガラスの雪を溶かしました。桜満開後の降雪は51年ぶりだとか。多分「東京で降る雪はこれが最後、、、♪」だとは思いますがそれにしても本当に名残雪で満開の染井吉野もすっかり驚いたことでしょう。花と雪も悪くはありませんが出来ればはらはらと散り加減の満開を楽しんだ後で降ってほしかったですね。

3月27日 入学式

「コロナ」の影響で各大学は4月上旬に予定していた入学式を中止したり延期したりしているようです。感染拡大の状況次第では授業開始もさらに延期する可能性があるとも。早稲田大学は授業開始を5月11日にし、当初の4月20日以降から大幅に繰り下げているとのこと。これで思い出すのが私たちの入学式です。当時は学園紛争が一番激しい時で飛行機が校舎に引っかかったままの大学あり私の大学では校内の森の木が倒され学生会館には火炎瓶の跡がありクラブの先輩は活動家の投石で目を潰されたりと騒然とした雰囲気でした。入学式はおろか授業が始まったのは10月になってからでした。私はそれまで地元でアルバイトをして過ごしました。半年間も空白の時間が出来たのでその頃流行っていた小笠原、返還前の沖縄など南の島に行ったっきり戻ってこない友人もいました。状況は全く違いますが入学式がないのは「ガッカリ」の学生もいることでしょう。

3月25日 五輪延期

昨日安倍首相から東京オリンピックが1年程度延期されることが発表されました。新型肺炎コロナの蔓延が原因で収束のめどがたっていない現在での唯一考えられる判断でしょう。元々選択肢は⓵そのまま実施⓶無観客で実施⓷延期⓸中止くらいしかないしそれを現実性から消去していくと延期になってしまいます。いくら選手のことを考えてもこのパンデミックの状況下で開催することはあり得ないし今や単なるスポーツ大会ではなくとんでもない利権が絡んだ国家プロジェクトになっているオリンピックで無観客や中止はとても考えられない。いつなら可なのかというのも医学関係者でも「わからない」というところのようだ。新薬が開発されることの期待、時間が解決してくれることの期待などから来年夏までには実施というところだろう。ほとんどの事が仕切り直しになるので財政的な負担は数千億円になるかもとの試算もあるようだが本当に「延期 空前絶後の難事業」ですね。