4月22日 禁煙

今日の日経夕刊「がん社会を診る」というコラムに中川恵一という東大病院の医師が「禁煙」のことについて書いていました。喫煙はがんの原因のトップで、タバコがこの世からなくなれば、日本人男性のがんの3割が消滅する。国内の調査では20歳前に喫煙を始めると男性は8年、女性は10年短命になる。禁煙は若い時にした方が効果的だが、何歳であっても遅すぎることはない。30歳までに禁煙すればしなかった人と同様の余命寿命が期待でき、50歳で禁煙しても6年長くなる。禁煙すると24時間で心臓発作のリスクが低下し早ければ1か月で、せきやぜんそくなどの呼吸器症状が改善、1年経つと肺機能が改善し、禁煙2~4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが1/3程度に減る。しかしがんのリスクが減るのは5年以降でがん全体のリスクが非喫煙者と同じになるのは男性で21年、女性で11年かかるという。そういえば私が禁煙してからもう21年になる。

 

4月21日 永守重信

今日の日経朝刊「コロナと世界」と題した記事に日本電産の永守重信氏が出ていました。私は氏に対して「猛烈経営とM&Aで自身が設立した会社を1.5兆円の売上げにし特にM&Aに際し一度も失敗していないと豪語している立志伝中の人」そんなイメージしかありませんが今回のインタビューは大変示唆に富んだ内容でした。「今は見えない敵と戦う第三に世界大戦だ。40カ国以上に工場があり様々な譲歩が錯綜するが指揮官である私が全貌を把握し全てを決める体制にした」と最高責任者としての確固たる信念を言葉にし、さらに「利益を追求するだけでなく、自然と共存する考え方に変えるべきだ。自然に逆らう経営はいけない。」ともいいそして最後には「50年、自分の経営手法がすべて正しいと思って経営してきた。だが今回、それは間違っていた。収益が一時的に落ちても、社員が幸せを感じる働きやすい会社にする」とも。こんなに頼もしい経営者もいるのですね。

4月20日 外食事情

昨晩よんどころない事情により外食することになり7時半ころ近所の飯屋を回ったのですが、回転ずし、中華レストラン、ラーメン屋とみんな休業。ようやく「サイゼリア」が開いていたので入ったのですが人はまばらで、座席に案内されたら暫く待ってくださいと店員さんに言われテーブル、椅子などを消毒していました。確かにこんな時期に外食するほうも問題なのですがコロナの罹患を防ぐための外出自粛がこれほど徹底されてくると外食屋さんは大変ですね。こういったところでは学生、主婦が大きな戦力となっており彼らの収入も当然大幅減でしょう。短い期間なら何とか切り詰めて辛抱することも出来るでしょうが長期間あるいは閉店などということになればその収入に頼っている場合は一大事ですね。命より大事なものは勿論ありませんがやはり経済的にもこの先かなり厳しい状況になっていきそうです。そして人々の心までも余裕がなくなってしまうのは怖いことです。

4月17日 昼飯事情

このところ昼飯事情に大きな変化があるようです。私は「マック」が好きで昼飯にドライブスルーをよく使っているのですが最近は利用者がとても多く車が道路にまではみ出して待っているので諦めています。確かに子供たちは学校がないし親は在宅勤務となるとドライブスルーで「マック」を買って家で食べるケースは多いでしょうね。また町では宅配ピザのバイクも普段に増して見かけますし今日は老舗の中華レストランの店先でお弁当を売っていました。先日テレビで請負料理宅配業とでもいうのか「出前館」というのが繁盛していると報じられていました。昼飯屋さんは夜と違い大概営業していますがそれでも「密集」「密閉」は出来るだけ避けたいので働いている人は「コンビニ弁当」「マック」が増え家庭では「マック」「宅配弁当」が多くなってしまうのでしょうね。御飯だけは食べないわけにいかないので「コロナ禍」で苦しんでいる業種が多い中の例外ですね。

4月16日 折込代理店の苦闘

今日新聞折込代理店と定例の打ち合わせがありました。この中で3月の実績は前年比7割近くにまで落ちているが4月になってからは前年比2、3割ともう悲惨な状況だ。数は少なくとも注文があれば新聞販売店にチラシを配送しなければいけないがトラックの経費も出せないとの深刻な話になりました。恒常的に注文を貰っていたスーパーが店内の混雑を避けるためということでチラシ発行を中止。不動産屋は展示場を開催しないし客への案内も控えるということで自粛、その他車、塾、介護施設などが軒並みチラシ発行を中止とのこと。部屋に入って来た担当者に「今年はボーナス出ますか?」と軽口をたたいたのですが会社の存続が危ぶまれる、中小の会社は倒産するところが出るかもといった話を聞くにつけ余計なことをいったなと反省しきりの私でした。他にとって代わる業者はないのだから、必ず必要とされる商売なのだから頑張ってくださいとエールを送ったのですが。

4月15日 オオイヌフグリ

今日の朝日新聞「天声人語」に野草と風と題し「オオイヌフグリ」のことが紹介されていました。多分あの花のことだなという目星はついていたので今朝通勤時に会社のそばにあるお墓の脇に生えているそれをしかと見物しました。数mmの青い小さな花を4枚付けており(実際はひとつにつながっているとのこと)紫色の筋が入ったとても名前からは想像できない可愛い花です。今時分はちょっとした空き地にはどこででも見ることができる花です。ただ近寄って目を凝らすと茎に一杯アブラムシが付いていました。勿論台所の天敵ゴキ君ではなく植物の汁を吸いつくすにっくきやつの方です。図鑑で調べてみると目星の花はやはり「オオイヌフグリ」でその名の由来は実が犬の陰嚢に似ているからなのだとか。分からないはずです。学名はVeronica Persicaといいキリスト教の聖人の名前なんだとか。ヨーロッパ原産で日本には明治初期に入って来たとのこと。

4月14日 花 花

今日は昨日と打って変わった快晴。風はとても強いのだが車の中はガラス越しの光がとても柔らかく気持ちのいい一日でした。この陽気に誘われてあちこちの花が開いています。今日通ったところでは和名ヶ谷クリーンセンターから二十世紀ガ丘に向かう道には赤、ピンク、白と三色のハナミズキの並木があり今赤とピンクは満開、白はもう少しといったところ。東松戸から松戸南高校に出る道の両側にもハナミズキがありますがここは白一色で大分揃ってきました。さらに東松戸の「ゆいの花公園」の横にあるマンションンの植栽はドーム型に刈り込んだ赤、白のクルメツツジで今は赤が見頃です。「ゆいの花公園」はいかにも春らしい花々がちらっと見えます。ここは時々コンサートなどがありまた近所の施設からお散歩に来ているお年寄りの憩いの場にもなっているようです。世の中「コロナ、コロナ」でなんだかギスギスしていますが時に生命を謳歌している花を楽しむのもいいものです。

4月13日 こころの玉手箱

今日から日経夕刊「こころの玉手箱」で俳人の長谷川櫂が登場しています。彼の居間に掛けてあるという大岡信の書「ひとはみずから 遥かなものをものを載せて動く波である」の紹介から始まりました。私は「折々のうた」から大岡信に興味を持ちそして彼を慕う(と私には見える)長谷川櫂も好きになりました。3年前に亡くなった大岡信の業績は私が紹介するまでもないのだが近代日本の中でも頭抜けており詩人、文芸評論、さらにアンソロジストとして人生に同じ年数があるとは思えないような活躍でした。そして長谷川櫂も彼を追って今が旬の俳人です。また数々の評論を出しています。私は彼の「場」を大事に奥深さを追求する句もさることながら平易でありながら鋭い考察をする芭蕉論三部作を始めとした長谷川櫂の文章も好きです。古典への造詣は師譲りで時代のワクを超え縦横無尽です。「1」と書いてあるので何回か続くのでしょう。楽しみが一つ増えました。

4月10日 テレワークオーケストラ

先日友達から面白い動画を教えて貰いました。「新日本フィルハーモニー」がテレワークで「パプリカ」を演奏しているものです。私は「パプリカ」もその作曲者である米津玄師も歌っているFoorinも知らなかったのですが感動しました。今オーケストラを開催出来る状況ではありません。日本を代表するような新日フィルでも同様です。まず一堂に会しての練習ができない、観客を集めての演奏ができない、発表の場がない彼らがテレワークをやっているのです。弦、管パートごとに分かれ音を重ねていきます。一人一人の様子が映っています。いつもは見られない普段着の彼らがときに笑顔で時に真剣な眼差しで一つの音楽を奏でています。最終回は「テレワークオーケストラ演奏会」と銘打ち全員で演奏し一人一人の様子を映し出しそして最後は一枚、一枚消えていきます。みんなが良く知っている曲を選んだのだと思いますがこの時期にふさわしいとてもほのぼのとしたコンサートです。

4月9日 季節の花々

会社の門の脇に植わっているシャラの木に若葉が一杯出ています。つい先頃まで冬の間の固い蕾が少しほどけ両側に船型の葉が2枚と真ん中に1枚出かかった葉が見えていたのですがもうすっかり開いています。私は若葉の中でもシャラのはとても気に入っています。寒い間は松ぼっくりの小型のような蕾ですがそこからうす緑の小さな葉がでてきます。一般的な木々の葉が何枚かは知りませんが3枚というのにそして真ん中に1枚あるというのに驚きました。日一日と葉が大きくなっていき真っ白な柔らかい花が咲くのが楽しみです。また会社の道すがらのお庭にモッコウバラが咲いています。この花は葉も花も小さく柔らかなグリーンの葉と幾重にも重なった黄色の花がとても目立ち、塀に巻き付かせ広く枝を伸ばしている家をよく見かけます。今年は花の時期が例年より少しづつ前倒ししているようで会社の行き帰りに丹精している家々の庭を見るのが楽しみになってきました。