7月13日 古代蓮

この日曜日に埼玉県の北部行田市に古代ハスを見に行ってきました。ハスは今見ごろで大勢の見物客がいました。ここはとても広い公園で古代蓮が中心の池と色んな種類のハスが植わっている池の二か所でハスが楽しめます。古代蓮のつぼみはかなり濃いめのピンクですが開くと一枚づつの花弁が透けて見えるような薄目の色になります。花が大きく立派な葉の中に点在しているさまはとても優雅です。前日の雨で葉の真ん中に水が溜まっておりそれが時々水泡になって出ています。ハスの葉が息をしているのですね。ところでこの古代蓮は千数百年前だろうといわれているハスの種が発芽していたのを広めたものとのことで、地中から種を見つけ出し大賀博士が発芽させた「大賀ハス」とは少し発見の経緯が違うようです。両者が違う種類なのか私には分かりませんがいずれにしても千数百年前の人が見たかもしれない花を今見ているというのは何とも不思議な気持ちがします。

 

 

7月10日 四万六千日

今日は浅草寺の四万六千日です。コロナ禍で「ほおずき市」はないようですが法要はあるとのこと。この日は浅草寺が特別に設定した日で4万6000日分(126年ほど)のお参りと同じご利益があるという何ともありがたい日であります。いつ頃から始まったのかは知りませんが江戸時代には相当浸透していたようです。いつもだと境内は「ほおずき売り」の威勢のいい掛け声が飛び交いそれを買い求める人で大混雑ですがさて今年はどうなんでしょう。江戸風物の一つですね。四万六千日といえば落語「船徳」です。仕事のない若旦那があこがれの船頭になってみたいというので船宿に弟子入りし、ある日よしゃーいいのに一人でお客さんを乗せ大川を柳橋から浅草まで行くという話ですが道中(川上)の客との会話、操船出来ない「もたもた」など見どころ満載、演者もここぞとばかりそれぞれのキャラをぶち上げます。私はやっぱり亡くなった古今亭志ん朝のイナセがよかったナア。

7月9日 値上げ

私ども新聞販売協議会は8月からポスティング料金を値上げすることになりました。御多分に漏れず新聞販売店はコロナ禍で経営が大変苦しくなっています。私自身は直接店の経営に関わっているわけではありませんが会合などでは皆さんの悲鳴が聞こえてきます。まず新聞折込チラシが壊滅的、そしてこんな時期で「うちも大変だから」と新聞購読をやめる人も出てきていると聞きます。リストラを考えているところもあれば新聞販売店を廃業して他の業種に衣替えしているところもあると聞きます。苦しいのは私達だけではないと承知の上ではありますが生き残る為やむを得ずの結論です。何とか業態を維持できればいいのですが。お客さんと話をしているとどこも相当の影響を受けているようです。特に小規模のお店などはこれを機に廃業するところもあるようです。コロナの蔓延も怖いしさりとて飯が食えないでも困ります。命が優先ではありますが、、、。

7月8日 球磨川の氾濫

報道によると熊本県球磨川流域は今度の雨で大変な被害が出ているようです。私は前職時代九州にいたことがあり福岡から飛行機を使わないで鹿児島に行くときは熊本県八代から人吉を通りえびの高原経由で行っていました。当時はまだ九州縦貫道が開通してなくて本当に球磨川沿いの道を上っていきました。下流はとても川幅が広く崖も高く立派な川です。途中日本有数の鍾乳洞「球泉洞」の看板を左に見ながら何とものんびりした道でした。また人吉からえびのに行くには必ず「えびの人吉ループ橋」を通りました。くるくると回りながら360度の雄大な景色を見ながらの怖くて楽しいドライブコースでした。印象に残っているこんな景色は壊れてしまったのでしょうか。前職時代懇意にしていた後輩が人吉出身でしたので「実家は大丈夫?」とメールを入れていたら球磨川近辺ではないので大丈夫との返事が返ってきました。何かの縁があるところで災害が起きると気になります。

7月7日 七夕

今日は「たなばた」ですといっても小さい子供がいないので多分帰っても何もないでしょう。子供たちがいたころは竹を買って来て飾り物、短冊などを用意したものですが最近は子供がいる家庭でもあまりそんな光景は見ないように思います。地方によっては8月に祝うところもあるようですがやはりその方が話がつながります。天の川といっても晴天の時でも見ることはまずありませんがまして梅雨のさなかの今、「なんで今時分に」などと子供に質問されると困りますね。旧暦の7月7日は新暦では8月の後半のようです。これだと少し真実味があります。もっとも男女の仲のことなので川などはどうでもよく夢見心地で年に一回きりの逢瀬を楽しむということでいいのですが。元禄時代芭蕉さんの頃の話ですが「文月や六日も常の夜にはあらず」などと前の晩が話題になっているところを見ると多分大人にも子供にも今とはずいぶん違った「たなばた」だったのでしょうね。

 

 

 

7月6日 女房の病気

先週の木曜日帰宅すると女房が臥せっています。声も元気がありません。「どうしたの」と聞くと夕方、頭がくらくらし車の中で嘔吐した。ようやく家に帰ってきたがとても立っていられない。私にも電話したが出なかったとのこと。時間が遅かったのでとりあえず経口補水とゼリー状の食べ物を買って来て渡したが水以外はちょっと無理だとのこと。翌日欠勤の連絡をして、近所の脳外科で診察。脳、首のMRIを取るということで検査室に入ったのでしばらく待ち。気分が悪くなった時「プツン」という音が聞こえたとか立ってられないなどからもしかしたら脳梗塞あるいはメニエル氏病かなどと心配しながら。しばらくして医者が一緒に話を聞いてくれとのことで入室。少々緊張。医者が「精密検査しましたが異常は発見されませんでした。原因は分かりませんが一過性のものでしょう。薬などもありません。」とおっしゃる。やれやれ一安心。女房もほっとした様子で快方に向かった。

7月2日 第二波襲来か?

今日は久しぶりの快晴で気温も鰻登り。こんな天気の時に「いつどどこでもマスク」というのは危険です。私は今蒸れないタイプのマスクをしていますがそれでも会社の行き帰りで人に会わない場所では外しています。ところであれだけマスク着用に反対していたトランプ大統領も第二波での患者数が半端じゃなく側近からも付けるように促され渋々かどうか着用に賛成といい始めたようです。着用反対理由は「それほどコロナ禍の影響は受けていない」との意思表示と「弱さを見せないマッチョ魂」のようです。マスクをしていない人に対し「非国民?」と罵る方もいればどれだけ感染者が増えても死者の率は大したことないと宣うブラジルの大統領もやせ我慢し過ぎのトランプもみんな変ですよね。普通に考えれば特効薬は有効なワクチン開発だしマスクは出来るだけ感染者の唾を浴びない為のものに過ぎないのだからやはり「手洗い」「うがい」「消毒」三密を避けることです。

 

 

 

 

7月1日 線状降水帯

昨日今日と当地は物凄い強風です。雨の予報もありましたがそれはさほどではありませんでしたが、静岡方面では「記録的短時間大雨情報」とか「線状降水帯」といった気象用語がでています。1週間ほど前の長崎の豪雨もそうでした。同じ場所で次から次に積乱雲が沸き上がり活発な前線が長時間とどまり豪雨をもたらすようです。この時期の一か月分の雨が数時間で降るといった飛んでもない降り方です。下水は溢れかえり路上で噴出しちょっとした坂では滝のような流れとなり普段はほとんど水の流れもない小川に一挙に流れ込んだ水がものすごい形相で暴れまわり弱い部位から濁流があふれ出しあっという間に床下、床上浸水になってしまいます。この濁流は非常に流れが強くほんの30cm程度の深さでも人間は動きを封じられ流されてしまう可能性があるのだとか。このところほぼ毎年異常気象による洪水が起こっています。人間の予測を超えたエネルギーなのですね。

 

6月30日 道間違い 

昨日の夕方お客さんのところに集金に行ったのですがいつも通る道を見逃してしまいました。大通りを行くと五香交差点から六実方向はとても込むのでいつも裏道を行くのですが目印にしている建物が改修工事のため全体に覆いがかかっており気づかず通り過ぎてしまいました。多分年のせいではないと思います(?)少し走って間違えたことが分かったのですがユーターンする適当な場所がなくそのまま走りました。運転するときはいつもいつも緊張しているわけではなくざっくり目印の建物などを見ながら目的地まで行くという感じなので大きなポイントがないとこうなるのですね。さらにこの建物が出来上がり様子が変わるとしばらくは要注意です。結局渋滞に巻き込まれ約束の時間に大遅刻。平謝りした次第です。行きは一時間ほどかかったのに帰りはほんの20分程度。大失敗でした。

 

6月29日 タテガミ&赤サバ

先日自粛も解けたので都内に娘と食事に出かけました。久しぶりの会食ということで珍しいもの所望していたら出ました。和食の店でこじんまりとしたどちらかというと「飲んべ」向きかなという店です。いろいろご紹介したいメニューがありましたがやはり馬のタテガミです。色んな部位の刺身がでたのですがこれはちょうどタテガミ辺りの肉で真っ白な脂肪です。臭みはなく品のいい脂身で口に入れるとほのかな香りと柔らかな触感で初体験でした。熊本産ということでしたが輸入物は少し黄みがかっているんだとか。もう一つは長崎・佐世保の「赤サバ」これも初めて食しました。本当に真っ赤な赤身の上に1mmほどの油がうっすらと張っています。口に入れると少しの弾力と赤身独特の粘りさらに皮の下にある真っ白い脂身のペナペナ感(小泉武夫先生風に)が何とも言えぬ触感です。同じ九州の「関サバ」はプリプリ感が売り物ですがそれとはまるで違います。大満足。