8月17日 盆明け

あっという間の盆休みが終わりました。息子の会社では8月は1日だけの出勤で基本テレワークとか言っていました。大きなお世話ですが、うっとおしいのが毎日家にいると奥さんとけんかするのではないかと心配になります。相変わらず暑さは続き浜松では歴代最高気温タイの41度超えだとか。考えただけで卒倒しそうな高さです。そんな中毎年梅雨頃から秋口まで北海道で義弟の農業を手伝っている友人から便りがありました。何とも結構な身分なのですが調べてみると今日の旭川は29度。イメージよりは少し高いのですがそれでも冷房を使うかどうかくらいですね。うらやましい。ついでにもう結構大きくなっているトウモロコシ畑と渓流釣りの釣果とかいってイワナ(多分)が30匹ほど写真に納まっていました。実際には暑い最中の農作業でしょうからそんなに楽な商売ではないのでしょう。秋口に戻ってきたら土産話を聞きながら一緒にゴルフをしようと思っています。

 

8月12日 お盆

私の会社は明日から16日まで盆休みです。先日妻とバカ話をしているとき実は私の母も彼女の母親も長崎に原爆が落ちた時二人とも北九州小倉の兵器工廠で働いていたことがわかりました。義母は博多の出身ですから何かの縁で働くことになったのでしょう。天気が良ければ長崎ではなく予定通り小倉に原爆は投下されており私も妻もこの世には存在していませんでした。私の父親は落下傘部隊で名をはせたインドネシアのパレンバンで終戦を迎え数年の捕虜生活を経て日本に戻ったと聞きました。彼は戦争体験をあまり子供には話しませんでした。その父親も今は鬼籍に入っています。盂蘭盆会の由来はお釈迦さんの弟子目連の「親孝行」が起源だと聞きます。戦後の大変だった時期ひたすら子供の成長だけを生きがいにしてきた両親に対し感謝の気持ちも表さず親孝行もしなかった私としてはせめて盆中だけでも彼らのことを思い出しそして併せ8月15日を迎えようと思います。

 

 

 

8月11日 夏本番

一昨日いつものサイクリングで午前中に稲毛浜まで行ってきました。行は海風で少々きつかったのですが快適でした。ここはいつも海のレジャー満載ですがシーズンの割には人手は多くありませんでした。やはりコロナの影響で混雑を避けたのでしょうか。それでも夏休みのせいでしょうかヨットが沢山出て練習していました。真近で見ると二人乗りの小さい艇で風で帆がパンパンに膨らんでおり波に浮き沈みしながら進んでいきます。人は海に落ちるほど艇の外に身体を突っ張りながら操船しています。沖のヨットもきっと大忙しで船を操っているのでしょうが岸から見るといかにも悠然と自然と戯れているように見えます。かつて住んでいた福岡でも博多湾に浮かぶ能古島付近で沢山のヨットが練習していたのを思い出しました。青い空、白い雲、海と灼熱の太陽と白い帆のヨット。何とも見事な千両役者の豪華そろい踏みといったところでしょうか。気分はすっかり「若大将」です。

8月7日 セミのお土産

昨日の夕食時女房から報告がありました。「洗濯物を取り込もうとしたら物干竿にアブラゼミが止まっていたので追い払おうと思ったが、飛び立つ時にお土産を洗濯物に引っ掛けられると困るのでそのままにしておいた」とのこと。正解ですね。それでなくとも水だけではなかなか落ちない鳥の白い落し物が時折車につぃていますのでさらに身に着けるものにセミのお土産は結構です。ついでに私は「セミは長い間地中におりようやくこの時期に出てきて繁殖を済ませたら間もなくその短い生涯を閉じるのだから束の間の自由を好きにさせてあげて下さい」と申し添えました。というわけでようやくセミの鳴き声も聞こえ始め夏らしくなってきました。ところでセミもやはり県外への外出は控えごく近場で用を足しているのでしょうか。彼女(彼氏)もご近所で調達ということなんでしょうかね。人間の場合は半径数メートルで知り合った人を伴侶にするケースが一番多いようですが。

8月6日 ノーモア ヒロシマ

75年前の今日8時15分人類が経験したことのない惨劇がもたらされました。私は原爆ドームを見たこともないし被爆者の方と話したこともありませんが、それがどんなに酷いものであったかは知っています。幸いにしてその後も生を全うされた方々が自分の言葉で書きしゃべってくれているからです。一瞬にして人間の尊厳を失わせるそしてその後も精神的肉体的に追いかけてくる恐怖と闘いながら生きてきた被害者の方々にただただ畏敬の念しかありません。長崎では資料館に行きそこにまだ漂っているであろう無念の魂が発する無言の叫びに耳がおかしくなった真夏の日を思い出しました。人間はどこまで残酷になれるのか。「戦争とはそんなものだ」と戦場に立っていた父は言いました。私は「よくそんなことが言えるな殺し合いをしてきた男が」と反発しました訳もわからず。広島も長崎も民間人です。戦争の末期になって何故!とも思いました。なぜ「REMEMBER」でなく「ノーモア」とも思いました。しかし原爆は人類の永遠の問題であればやはり「ノーモアヒロシマ」でいいのかもしれません。

 

8月5日 うがい薬

昨日大阪府知事が「ポピドンヨード」でのうがいがコロナの重症化を防ぐといったとか。私はその報道を見ていないので伝聞ですがどこかの大統領がコロナ対策に消毒薬を飲めばいいと言ったというニュースを聞いたことがありますが色んな人が色んなことを言うものですね。前から手洗い、消毒、うがい、マスクと言われていますのでうがいは大切なことだと思います。それでも精々口の中をきれいにするのですからその他の皮膚からの感染は防げないのは素人でも分かります。知事もそんな間違いを言ったのではないと思いますが。それよりこの報道の後「ポピドンヨード」のうがい薬がメリカリに高額で掲載されたのだとか。許可なく販売することを禁じられている「イソジン」も出ているらしい。マスク不足の時もそうでしたが商売に目ざとい人と根拠のない話を鵜呑みにする人達と化かし化かされ踊らされ、泣きを見るのも嫌なんで少し冷静に自分の判断をしようと思います。

 

8月3日 百日紅

今年の梅雨明けは例年よりかなり遅いように思いますが明けた途端強烈な暑さです。まるで短くなった夏の時期を取り戻すかのように入道雲、ギラギラ太陽、吹き出す汗と三拍子も四拍子も「夏本番」です。松戸二十世紀が丘に懇意にしているお客さんがあるのですがそこの並木は見事な百日紅です。ピンクが多いのですが青年期位の樹木なんでしょう葉もかなり茂っています。「散れば咲き散れば咲きして百日紅:千代女」美人で有名だったという加賀の千代女、まさか自分のことを言っているのではないでしょうがとにかく百日紅は花の時期がとても長くこの花が咲かなくなると秋到来となります。また「百日紅ごくごく水を呑むばかり:波郷」石田波郷は結核で長い間療養生活を経験しているせいか生命力に溢れた百日紅とこの暑さにただただ水を呑んでいるという何でもないことへの賛歌、今こうして生きているという実感がこもった句私は勝手にそんな感想を持ちました。

 

 

 

8月3日 照ノ富士復活優勝

大相撲7月場所が昨日照ノ富士の優勝で終わった。「照ノ富士」久しく聞かなかった名前だがそのはずで4,5年前日の出の勢いで大関に上がった後体の故障で序二段迄落ちようやく今場所幕内に戻ってきたんだとか。記録ずくめのようですが本人は本当にうれしかったでしょうね。相撲界は番付一枚違えば給料も待遇も違う実力の世界。大関に上がったときは付け人はいるわ有名になり周りはちやほやするわ有頂天だったのでしょうがそれが序二段で自分が一番下だとなると情けなさも悔しさも想像を絶します。何度も引退を申し出ながら親方や兄弟弟子に励まされてきたとのことで、ひたすら復活を願い体を治しながらけいこに励んできたのでしょう。「いろんなことがあったけれど、こうやって笑える日が来ると信じてやってきた」優勝後のインタビューで涙こそ見せていませんでしたが一言一言かみしめるように訥々と話していたのがとても印象的でした。照ノ富士関おめでとう!

 

7月31日 野菜高騰

「梅雨明け宣言」は梅雨が明けてから実は2日前に明けていましたなどというケースが多いのですが今年は随分粘りますね。とにかく雨の日が多いので予報は曇りでも傘を持っていくようにしています。それにしてもこの長雨で野菜が大変なことになっているようです。人参、ジャガイモ、きゅうり、なすなどなど根菜も葉物も軒並み倍から5割増しの値段がついているようです。自然相手の農家さんは毎年毎年収穫してしまうまで心配ですね。夏の風物詩「サンマ」は海水気温の上昇ですっかり高根の花(魚)になってしまいましたしこの時期には欠かせないナス、キュウリが高いとどうしましょう?ハウス栽培、工場栽培の野菜ばかりというのも味気ないし。そういえば海外では人工肉の開発が進んでいるようですが人工魚、人工野菜なんてのも研究していただけませんかね。ついでに人工女房、おっとこれは金輪際いりません私には出来過ぎた奥方が一人いますので。

7月30日 最上川氾濫

西日本に大きな被害をもたらした梅雨前線が今度は東北山形で大雨を降らせました。最上川の堤防があちこちで決壊し大変なことになっているようです。私は最上川を実際に見たことはないのですが山形県の東南部から北西に向かい酒田で日本海に出る何となく緩やかな大河というイメージを持っていましたが日本三大急流の一つに数えらえるくらいですから怖い川なのですね。場所によってはかなり曲がりくねっておりそのため川幅が狭くなったところでは上流からの水量を流しきれなくなる、さらに沢山の支流がありそこから大量の水が流れ込んだなどで雨が降ったあと9時間後くらいから洪水が発生したと報じられています。芭蕉の「五月雨をあつめて早し最上川」で知られるように梅雨の時期は水量も増し危険な川なのですね。名物のサクランボは収穫後だったようですが桃、りんご、ラ・フランスなど果物王国として有名な地ですのでこの被害も心配です。