9月25日 営業担当者の雑記

昨日東京駅そばのブリジストン美術館にムーア展を見に行きました。ここは八重洲中央口から歩いて数分で直に目指す場所に着きましたがあるべきところは工事中です。近寄ってみれば2015年から閉館しており2019年の秋再会予定と書いています。そういえば最後の展覧会にこの美術館のお宝青木繁の「海の幸」「わだつみのいろこの宮」などを見た記憶があります。念のためスマホで調べたのですがそれらしき展覧会はどこにもありません。どうして今「ムーア展」がブリジストン美術館で開催されていると思ったのでしょうか。ひたすら思い出そうとするのですがまったく分かりません。折角なので出光美術館に「江戸の琳派芸術」を見にいったのですがどうしても「ムーア展」の謎が分かりません。家に帰りよく調べてみると何と2010年のパンフレットにこの案内がありました。7年前のパンフレットを見て二人とも何も思わず出かけたのですね。はてさて。

9月22日 営業担当者の雑記

今朝家を出る時奥方に「午前中はいい天気だけど午後は急に雨が降るらしいわよ」といわれ大きな傘を持って出ました。電車の中では同じように傘を持っている人も少しいました。会社までの道中は真っ青な空で「雨が降るというのは本当かな」と思いましたが念のため今日は一日中車に傘を於いておきました。すると3時過ぎでしょうか「一転にわかにかき曇り」ではありませんが黒い雲が溢れ雨が降ってきました。車の中から見ていると後ろ前に子供を乗せた電動自転車のお母さんがびしょぬれになりながら必死でペダルを踏んでいます。あるいは紺色の制服を着た女子高生がスカートをたくしあげ猛烈な勢いで自転車をこいでます。びしょぬれの赤ちゃんかわいそうだな、びっしょりの女子高生ちゃんと家まで帰れるのなどどうにもならない心配をしながら見ていました。予報では午後から強い雨が降るといっていたのに。

9月21日 営業担当者の雑記

昨晩の天気予報で今日が最後の真夏日になりそうだという話がありました。確かに今日の昼間は汗ばむほどの陽気でしたが日陰に入ると湿度が低い所為で涼しく感じられました。昨日が彼岸の入りなので偶々かもしれませんが文字通り「暑さ寒さも彼岸まで」となるのでしょうか。9月21日が気象でいう「特異日」なのかは知りませんが実際数十年間のデータを見ますとでこぼこはありますが東京は大体この辺りが最後の真夏日のようです。今年の夏はいわゆる夏らしくない天候で猛暑日が比較的少なくずっと梅雨が続いているような不純な日々でした。更に例の「線状降水帯」の影響であちこちでとんでもない雨が降り被害が続出しました。九州大分では復旧出来ないうちに次の被害に遭い何とも気の毒なことになりました。地球に異変が起きているという説もありますが出来ることならいつまでも「四季」を感じていたいものです。

 

9月20日 営業担当者の雑記

先日ユニークな科学研究などの贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式があり吉澤北大准教授、上村慶大准教授ら4人が生物学賞を授与されたと報じられていました。内容は「ブラジルの洞窟に生息するトリカヘチャタテという昆虫の雌に雄のような生殖器があることを発見した」というものです。報道に依っては「性器の発見」などと見出しもありました。そもそもオスとメスの定義もあまり定かではない私ですが体の特徴が男女逆というのは結構なニュースです。シモネタ好きな私としてはあらんことを想像してしまいますが多分かつて聞いたことはないと思います。雌雄が入れ替わるなどというのはありますが持ちモノがひっくり返っているというのは大発見なのでは。必要に迫られての構造の逆転のようですがそれにしてもこの「イグ・ノーベル賞」は旅費など自前とのことですし、授賞式も大層凝っっているようで是非一度ハーバード大学での授賞式を拝見したいものです。

 

9月19日 営業担当者の雑記

今日は9月19日は「糸瓜忌」、正岡子規の命日です。有り余る才能を36歳という若さで終えたのですが文学の世界特に短歌、俳句ではひとつのエポックを作った人です。さらに今につながる俳句雑誌の創設あるいは弟市の育成更には各種アンソロジーなどなどその功績は計りせれません。弟子の一人河東碧梧桐の「子規言行録」には子規最後の様子が事細かに書かれています。僅かに残る命を振り絞って傍らの板に書きつけさせた糸瓜の三句は壮絶です。「糸瓜咲いて痰のつまりし佛かな」「痰一斗糸瓜の水も間にあわず」「をとゝひのへちまの水も取らざりき」この世にいるのか彼岸に行ってしまっているのか辛うじて残る意志の力はこの土壇場でも諧謔というかユーモアというのか少しすっと抜けるような笑いをさそいます。高校からの友達夏目漱石がその訃報を留学先のロンドンで聞いて詠んだ「霧黄なる市に動くや影法師」などの句は漱石の深い悲しみが伝わってきます。

9月15日 営業担当者の雑記

松戸金ヶ作祖光院の彼岸花が満開です。あちらこちらの花だよりが聞かれるのに祖光院はいつなんだろうと待っていたのですが今日漸く慶事に出会いました。ほとんど毎日通っている道なので多分気付かなかったのだと思いますがまだかと目を凝らすともうほとんど満開です。これはほっとけないと車を寺の駐車場に置きしばしの目の保養。今年はピンク系の花もあり紅、白、黄色、ピンクと色とりどり。夕方だったのですが木漏れ日が筋となって当たっているところは色が鮮やかに出ています。近所の老人たちが「生き返るようだ」と喜んでいます。「枯るるなら一糸纏わぬ曼珠沙華:殿村菟絲子」といった大胆な句がありますが全く葉が付かずただ4,50cmほどの茎の上部に飾りを付けたような花が咲いています。確かにこれが枯れてしまうとすっぽんぽんで潔いよいというかあっけらかんと言うか抒情を挟む余地がないほどすっきりしそうです。明日からの台風が心配です。

9月14日 営業担当者の雑記

「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花」万葉集に収められている山上憶良の秋の七草です。瞿麦はなでしこ、朝貌はアサガオ、ムクゲ、キキョウなど諸説があるとの事。いづれも「折々のうた」からの引用ですがこの七草みんなどちらかというと地味な花ばかりです。萩は我が家で今満開ですが葉の方が多く花そのものは小さくそんなに目立ちません。ススキは花と呼べるのかナデシコは控えめですしキキョウだってことさら派手な紺でもありません。「折々」に出てくる歌はいつまでも待っているとか会えないのが苦しいといった技巧より心の叫びのような歌が多い印象があり、ます。万葉がどんな時代だったのかよく知りませんが選ばれた秋の七草もどちらかというとひっそりと咲くイメージです。今のように大振で派手な色で香りが強く「どうだ」といった花が好まれるようになったのはいつの頃からなのでしょうか。

 

9月13日 営業担当者の雑記

今朝新聞を取りに行ったついでに、このところ毛虫が増えて葉がスカスカになっているので気になっていた薩摩紅梅を見に行ったら何とお隣に植えてある銀木製が咲いていました。この花金木犀と違って香りといい花の色といい自己主張が少ないので目立ちませんが、とても上品な香りと枝の先に付く白というか銀というか花がちょんと咲くのがとても愛らしいので好きな花の一つです。一般的には金木犀の方が先に咲くようですが今年はまだ近所の金木犀はまったく咲いていません。いつもは帰宅時に家の近所に植わっている金木犀の匂いが迎えてくれるのですが今年はまだまだ先のようです。朝からあの強烈なにおいは少々勘弁でやはり銀木犀のうっすらと広がる香りの方が好みです。花の時期が短いので精々鼻孔を膨らませて銀木犀を楽しもうと思います。

9月12日 営業担当者の雑記

このところ気を付けていると家の近所の空き地、線路わき、いつもの散歩道、会社の傍にある墓地などあちこちで彼岸花を見かけます。多分どこだかから飛んできたのでしょうから群生しているのではなく二本、三本と咲いています。観光用に植わっているのでもないので色も少し褪せていたりしっかり開ききっていなかったりと様々ですが妙に気になります。嘗て福岡で営業をしていた頃佐賀嬉野温泉から祐徳稲荷に抜ける道だっただろうか、夕方少し高台にある稲刈りの済んだあぜ道に7,8本の彼岸花が咲いていました。姿勢がよく細長い花だけが茎の上の方で広がっている様は何故か知らないがとても落ち着いた懐かしい気持ちになったのを今でもはっきりと覚えています。葉がなくすっと伸びた茎の上部に冠を被っているような花。今時分の好きな花です。

9月11日 営業担当者の雑記

ついに男子100Mで桐生選手が日本人初の9秒台を出しました。これまでの日本記録は1998年といいますから今から19年前伊藤浩司選手が出した10秒00.桐生選手は高校時代の2013年に当時歴代2位の10秒01を記録して以来日本人初の9秒台は時間の問題だとは言われていましたが漸くといったところですね。このところサニブラウンとかケンブリッジ飛鳥あるいは山県、多田と優秀な選手続出でだれが最初に10秒の壁を突破するのかにも興味はあったのですが結局桐生選手になりました。先の世界選手権100Mでは代表の選に漏れ控え、リレー要員ということでその悔しさは大変なものだった筈です。高校時代に出した記録から4年間。多分勝たなければあるいは記録を出さなければとそのプレッシャは大変なものだっと思います。怪我も克服して漸くだした9秒台。その嬉しさは記録が確定した時の彼の表情が全てを物語っているのでしょう。