11月9日 営業担当者の雑記

今日の日経夕刊「プロムナード」というコラムに森田昌生という学者が「読み、書き、数学」という題でおもしろいことを書いていました。40年前数学教育を専門とするあるフランスの研究者が、「船上に26匹の羊と10匹のヤギがいる。このとき、船長は何歳でしょう?」という問いを小学低学年の子供たちに投げかけたら大多数が「36」と答えた。その後数学研究所で規模を大きくし追加実験を行ったら9割近くの子供が問題が無意味であることに気づかず文中の数字を組み合わせて答えをひねり出した、というのです。そこで森田氏「私たちは何のために算数を学ぶのだろうか」と問い「あらかじめ決められた手続きに従い、正しく計算する能力を身につけること」としそれはもはやコンピューターに叶わない。つまり論理的な思考を頼りに新たな概念を生み出しそれを使いこなしていくことこそが数学を学ぶことの意義なのだと結ぶ。算数苦手な私は大いに納得しました。

11月7日 営業担当者の雑記

今日の天気予報では20度を超えるようになっていましたが結局昼間も陽が出ないのでもっと寒い気がします。ところで家の玄関脇の水仙が今年も沢山芽を出しています。もう10cm位のものもあります。この時期は毎年延びた芽を見ながら「花を付けてくれるのかな」と心配しており、2、3ヶ月経つと今年もダメだったという年がこのところ続いています。以前房総の水仙の里に行った時地元の人に株分けをしないと花が咲かない場合があると聞いたことがありますがいつも忘れてしまいほったらかしにしています。それでなくても冬の時期は花が少なく梅の時期までは殺風景なので水仙が咲いてくれるとありがたいのですが。そういえばお隣の律儀な山茶花は今年も白と薄いピンクの花を付け始めましたが家の水仙君、今回はどうなることやら。

 

11月7日 営業担当者の雑記

今日は月一回恒例の会議がありました。先月の総括、この先の見通しなどを全店長が集まった席で社長、担当者が報告するものです。私は毎回同じパターンで実績とトピックスを報告しています。その中で三カ月先までの営業予定を連絡するのですが直近が12月分、そして2月までという季節になってしまいました。12月がもうそこまで来ており年間販売もかなり見えてきています。この時期になって「今から頑張ります」は通用しないし、我々の月毎の売り上げは大体平均的なので「数字を作る」ことは出来ません。市内のあちこちの公園は大分紅葉が見られますし、デパートの歳暮商戦はもうとっくに始まっており今時分はどこも早割といった値引きをしてお客を掴もうとしている頃でしょう。ハロウィンが終わったら愈々世の中はクリスマス、正月商戦で活気づいてきます。我々の商売にはあまり影響しないのですが。

11月6日 営業担当者の雑記

今日は忙しい一日でした。市川に行きチラシの搬出と集金をしそれを各販売店にわける作業です。新聞折り込み、ポスティングなどごちゃまぜだったのですがお客様が分かり易く分けて下さっていたので助かりました。代金もそれぞれに分け且おつりがないようにし別々の封筒にいれてありました。何ともありがたい御客様です。たまたまおつりがないと「商売やる気があるのか」とか「何とまあ」とあきれられたりしたこともあります。チラシは結構重いのですが注文をやったのだから運ぶのはお前だろうといわんばかりの人もいます。確かに貴重な注文を頂いたのですからありがたいことなのですがそれでもやはり親切に気を使って頂けると心底感謝します。こんなお客様は大切にしていつまでもお付き合いをさせて頂けるようにこちらも出来ることはなんでもしようという気持ちになります。

11月2日 営業担当者の雑記

今朝の新聞にチンパンジーが母子で交代しながら協力して複雑な課題を解決できるという記事が出ていました。発表したのは京都大学のチームで、おなじみの愛知県犬山市にある霊長類研究所での実験結果とのことです。3組のチンパンジーの母子を分けて座らせそれぞれが個別に操作できるモニターに1~8までの数字を表示し小さい順番に画面の数字を押していけるかを調べたところ3組とも特別な訓練をほとんどしなくても正答率が80%以上になったというものです。小さい数字から順番に選ぶところから本当?と思います。勿論数字の大小という概念は彼らにはないでしょうから餌を使ってある行動が出来るようにしたのだと思いますが1、2,3と順番に並べるのはできても片方のボードに1の次に2がない場合は2のある方のチンパンジーが見つけるというのは大変な能力です。人間では何歳くらいからそんなことが出来るようになるのでしょうか。

11月1日 営業担当者の雑記

昨日は木枯らし1号からとんでもない話になってしまいましたが、常盤平駅前から延びるけやき通りが大分色付いてきました。駅に近いところはかなり紅葉が進んでいます。「葉っぱのフレデイ-」の中でダニエルはこういいます。「生まれた時は同じ色でも、いる場所がちがえば太陽の向く角度がちがう、風の通り具合もちがう、日の光、星明り、一日の気温 何一つ同じ経験はないんだ。だから紅葉するときはみんな違う色にかわってしまうのさ」。まもなく赤、黄色、こげ茶色それぞれの葉が自分の好きな色に変わりやがて散っていくのでしょう。作者のレオ・バスカーリアは「僕は生まれてきてよかったのだろうか」というフレディーの問いに命は永遠に生きているんだとダニエルにいわせます。まもなくフレディーもダニエルもみんな散っていく冬がやってきます。そしてそれはやがて来る春に繋がって行きます。木枯らしからふとそんな物語を思い出しました。

10月31日 営業担当者の雑記

台風の後は木枯らしですね。昨日気象庁が木枯らし1号が吹いたと発表しましたが確かに風が強く寒かったですね。台風と木枯らしの因果関係は知りませんがこの1号というので少しへそ曲がりに考えました。落語などでは昔から男のかい性などといって本妻以外の女性を囲う事を自慢する人が出てきますがこの女性の事を「2号さん」と呼びます、とすると本妻は1号さんなんでしょうか。聞いたことないのですが。何ともこの2号さんという言い方は不思議というか分かりにくい用語です。俗に2号さんの方がその男性にとっては可愛いのだとか言いますがそれを物みたいに呼ぶのが不思議です。お妾さんともいいますがこちらは目掛けが語源で目を掛ける、可愛いとでもいう意味のようで何となくわかる気がします。いずれにしても甲斐性がなく妻だけを愛している私には縁のない話なのですが。

10月30日 営業担当者の雑記

昨日のテレビでスポーツの「誤審」の特集をしていました。この番組の中で大リーグでの話が出てきました。2007年デトロイトタイガースのガララーガ投手が9回2死まで完全試合をしており最後のバッターも打取り全員が完全試合達成と思った瞬間一塁の塁審ジョイス氏がセーフと言ってしまったのです。誰の目にも明らかにセーフだったのですが判定は覆らず。試合後誤審を認めた審判が記者会見で謝罪し更にこの場に来たガララーガ選手に泣きながら直接謝罪した。ガララーガ選手は「完璧な人間なんていない、多分彼の方が辛い思いをしてるさ」とジョイスを労り更に翌日の試合で監督に代わりメンバー交換に登場しジョイスと握手。試合後マスコミに叩かれ当日もジョイスへのブーイングで溢れていた球場がガララーガへのそしてジョイスへの称賛の嵐に変わった。この素晴らし光景に全米が興奮したといいますが私も彼ら特にガララーガ選手の取った行動に大感動しました。

10月27日 営業担当者の雑記

家の傍にある畑にキャベツが植わっています。狭いなりに畝もあり作業をしているのは滅多に見ませんがどうも農家さんのもののようです。一ヶ月ほどになりますか小さな葉が出ていたのですが今朝ここを通りましたらまだ開いたままの葉に水玉が転がっていました。朝露ですね。結球していないキャベツの葉は結構大きくその真ん中に直径1cmくらいでしょうかきらきら光っています。ヨーロッパには赤ちゃんはキャベツから生まれるというお話があるようですが今朝の様子をみるとそれもありかなという気がしました。いかにも瑞々しい葉の底の方で風に揺られ動き回る水玉。夏千葉公園で見た蓮の葉で踊る水玉がとても可愛かったのを覚えていますがキャベツの葉も負けず愛らしいのです。その水を集めて飲むと体がきれいになるように思えます。赤ちゃんも見るだけで心が弾みますが共通点がありそうです。

10月26日 営業担当者の雑記

今日は昨日の天気と打って変わって快晴。雲ひとつない秋晴れでした。久しぶりに暖かくなり昼間は上着なしでも大丈夫でした。こんな時の夕日はとてもきれいです。夕方4時半過ぎくらいでしょうか会社の近所を流れる国分川のずっと先こんもりと茂った林の向こうにまん丸い大きな太陽が周囲を真っ赤に染めて沈んでいきました。以前はこの方向に冨士山やスカイツリーが見えたのですがこのところはとんとご無沙汰です。この辺りは水草が茫茫に生えた小さな国分川と畑が広がっており白鷺が羽を休め夕方には小鳥の集団が大きな輪を描きながら上へ下へと飛んでいます。最近ではほとんど見ることもないような何とものんびりした優雅な景色です。夕日はあっという間に林の中に没して行きました。