3月23日 営業担当者の雑記

WBCで日本がアメリカに準決勝で負けました。どこの国も自国のリーグ戦が始まる前のオープン戦の時期で主力選手たちが集まるのかコンディションはどうなのかと懐疑的だったのですがトーナメントを勝ち抜くにつれ段々盛り上がってきました。詳しいことは分かっていないのですが投手の球数制限があったりそれ以外にも通常の試合とは違う条件があるようです。大リーグ所属の日本人選手は青木だけがWBCに参加他は国内の主力組が大体参加したようです。なかなか真の意味でのワールドチャンピオンというのは決めにくいのですが今回の試合も一応そういった意味合いがありそうなので日本チームは世界一を逃したということになるのでしょう。オランダとかイタリアとかも参加していたのでびっくりしたのですがWBCは国籍ではなく親の国籍とか出身国とかが参加者用件のようです。帰国組が本リーグでどんな活躍をするのか楽しみです。

3月22日 営業担当者の雑記

昨日東京で開花宣言がされました。靖国神社にあるソメイヨシノの標本木に5,6弁の開花があることを確認してこの宣言はなされるとのこと。さらに今年の場合は途中気温の低い日があるので宣言から10日位後4月初頭が満開との予報です。私は酒が飲めないので酒宴はしませんが桜を見て歩くのが大好きです。特にヤマザクラ、オオシマザクラだ好きです。確かに城と桜、川と桜とソメイいった取り合わせも結構ですが奔放に伸びた一本桜あるいは木の向こうが見えなくなるほどに枝を垂れる枝垂れは格別です。日本国中に桜の名所、銘木があり三大桜とか有名寺院の由緒など親しまれている桜は沢山あります。近郊のは毎年少しづつ制覇しいるのですが悲しいかな本場(私にとっての本場)の吉野山にはまだ行っていません。それと悔しいのですが女房殿は昨年京都醍醐寺の桜を見てきました。「妖艶というか絢爛豪華というかとにかく言ってみなきゃ分かりませんよ」などとほざくのが癪なんですが。今年も出来るだけ時間を取り沢山の美人と出会おうと思っています。

3月21日 営業担当者の雑記

一昨日江戸川の河原で第19回春の江戸川カッパ市が開催されました。時々風がとても強く砂埃が舞い上がりテントが倒れる等のハプニングもありましたが晴天に恵まれ大勢の御客様で賑わいました。会場では朝からバンド、キッズダンス、パフォーマンス、ベンチャーズ風など大いに盛り上がりました。中にはトロンボーンでのジャズ、クラリネット・ギターの掛け合いで達者な演奏もあり堪能しました。川繋がりということでこのところ新潟県魚沼からのブースが出来ているのですがそこに生の「蕗の薹」とワサビがありましたので買って帰りました。さて「蕗の薹」どう調理するか女房殿。一般的には天ぷらでしょうが折角の「生」、香りも苦味も活かしたいということで少しの醤油と海藻を入れ油いためにしたものが出てきました。一口目にあの独特の香りが口いっぱいに広がり、噛んでいくうちに苦味が唾液と共に溢れ出てきました。飲み込んだ後も香りと苦みがふうっと鼻孔から漏れ出ます。これはこれで非常においしかったのですがもっと色んな食べ方がありそうですね。

3月17日 営業担当者の雑記

今日は彼岸の入りで明日から3連休の会社もあるのでしょう。我が家では今年母親の命日を失念していたのでお詫びに墓参りに行こうかという事になりました。陽気も随分よさそうだしドライブがてらということなのでいい加減なものです。彼岸の中日は昼と夜の長さが同じになりこれからはどんどん昼が長くなっていくと言うのは知っていますが仏教でいう「お彼岸」が何なのかはしりません。この世あの世のことをいうのでしょうが何となくお花と水を持った老人がお孫さんを連れて墓参りといった絵が浮かびます。普段は亡くなった父母とそこに繋がる先祖様に手を合わせる等という事はまずありませんので一年に一度くらい自分の存在を作ってくれた方々に感謝したいと思います。ここ松戸には「八柱霊園」という東京都の大きな霊園がありますので連休中は大にぎわいをすることでしょう。そしてお彼岸が開けるといよいよ桜の季節になってきます。

3月16日 営業担当者の雑記

今日の日経夕刊に面白い文章がありました。中野京子氏というドイツ文学者が「翻訳不能」とタイトルで書いているものです。いかに翻訳が難しいかを諄々と説きだから多少の間違いがあっても多めに見て下されというテーマなのですがその中の一つの例が面白い。ある短編小説の話で大戦中あるイギリス女性がドイツのスパイではないかと噂されている男性に恋をした。注意深く観察したが彼は完璧なキングス・イングリッシュをしゃべり、振る舞いもイギリス紳士そのものなので噂は間違いだと思う。やがて彼も彼女に恋をした。とある晩二人で公園を散歩している時彼が「月が出ていますね。<彼>はなんて美しいのだろう」といってしまった。この瞬間彼女は彼がイギリス人ではないと分かり彼も気づかれたと悟った。森羅万象に「性」があるドイツ語では「月」は男性名詞、英語では「it」というべきところ心を許してしまった彼は「he」といってしまったというのです。この短編小説の最大の見せ場なのに翻訳不能とは!

3月15日 営業担当者の雑記

春の選抜高校野球が19日から始まりますがそれに先立ち昨日から出場校の甲子園での練習が始まりましたが、この練習に条件付きではあるが女子部員の参加が認められたと言う事が話題になっています。昨年夏の大会で練習に参加した女子マネージャーが役員から注意されたのをきっかけに大会規定がj改定されたようです。今まで参加出来なかった理由は硬式ボールが飛び交う中女子は危険だからということだったようで今回はヘルメットを付け限られた場所でのみ可となったようです。硬式ボールが当たれば男女に関らず怪我をする可能性はあるしまして普段練習の手伝いをしている彼女たちなのだからきちんと対策をとっての参加は全然問題ないと思います。「高校野球」という或る種「神格化」されているスポーツも(書きながらもしかしたら高校野球はスポーツではないのかもしれないと思い始めたのだが)時代の流れに掉さすことは出来ないのだなあと感じました。縁の下の彼女たちにも甲子園出場の機会が出来たことは大変結構なことだと思います。

3月14日 営業担当者の雑記

大相撲春場所も今日が3日目。今場所は稀勢の里が横綱に昇進して初の場所ということで随分と盛り上がっているようですね。4横綱が揃うというのも随分久しぶりのようですし「日本人」横綱はもう20年近くいなかったということで稀勢の里の昇進は大変な騒ぎだっただけに場所前は稽古不足ではないか、イベントへの参加で体調を崩してないかなどなど指摘されていましたが取り敢えず順調な出足のようです。それと小兵力士が話題になっています。以前に比べると物凄く大きくなった力士の中で「宇良」「大浦」といった小兵力士が幕内に上がってきました。宇良はレスリングみたいな技を繰り出し今まで見たことがないような相撲を取ります。ぴょんぴょん飛び跳ねるだけでなく時に大きな力士を投げ飛ばすのが何とも小気味いいものです。「襷反り」というらしいのですが決まり手が制定されて以来幕内では決まったことがないというような大技を見せてくれたりしています。何とか暫くは幕内に留まりその姿を見せてほしいものです。

3月13日 営業担当者の雑記

東日本大震災から6年目。12日の日経に若松英輔という作家がこう書いていました。人はつねに二つの時空を生きている。人生の試練に遭遇するとき、世が「時間」と呼ぶものとはまったく姿を異にする「時」という世界があることを、ある痛みとともにしるのである。時間は過ぎ行くが「時」はけっして過ぎ行かない。時間的な記憶は、さまざまな要因で薄れることがあるかもしれないが「時」の記憶はけっして消えることがない。悲しみは、私達の心の中でいつしか一つの種になり、それが静かに花開いた時、他者の悲しみを感じ得る哀しみになるという。肉親を大事な人を目の前で一瞬にして失った人たちの悲しみを私は共有することは出来ない。氏は離別という悲痛の経験は、誰かと出会う事がなければ生まれない。別れとはけっして消えることのない新しき邂逅の合図なのではないだろうかと結ぶ。人間は忘れることで心が壊れることを防いできたがそれは決して忘れ去ることではない。「時」は終わりのない紙芝居。

 

3月10日 営業担当者の雑記

西行は「なにとなく春になりぬと聞く日より心にかかるみ吉野の山」と歌いましたが、愈々花々が活動開始ですね。我が家の雪柳は1週間前に数輪見かけたのですが今朝は一分咲きとでもいうのでしょうか「ちらほら」から「ぽつぽつ」程度に増えてきました。ローズマリーも青い花を付け始めました。さらにさらに近所の沈丁花がぷっくりとしたふくらみがはじけ花開きました。黄色も普通のものも。帰宅途中の香りに「悩殺」の時期がやってまいりました。心では西行のように「魂きれらるる恋もするかな」とはいつも思っているのですが実際にはそんな機会がないまま齢を重ねてきました。でも私は春この時期になると毎夜毎夜沈丁花の香りに埋もれています。何とも甘美な気持ちに襲われてしまいます。家にたどり着くまでのほんの2,300mのことですが。

3月9日 営業担当者の雑記

今日はまあ何と暖かいこと。ぽかぽかしており上着は要らないほどでしたがそんな中一日中車で走りまわっていました。市内のあちこちを走っていると色んなものが目に付きます。特にこのところは春の花が咲き始めています。今日はちらっと見えただけなので定かではありませんがハクモクレンが結構な大きさにつぼみを付けていました。この花で思い出すのが佐倉市の川村美術館です。この美術館は広い公園を隣接しており季節の花木が一杯植えてあります。以前は「無料」で入れたのですが残念ながら今は有料です。ここのハクモクレンは数こそ10本程度ですが見上げるような大きさにびっくりするほど立派な花が枝に溢れます。どこかの貴婦人が纏うビロードのようなつやつやした肉厚の花が上を向いて一斉に咲くのは壮観です。最初に見た時はただただ感激していました。ただそれがあまりに印象的な為に散り際の色あせ茶色っぽくなった大きな花がドサッと落ちているのは何とも哀れな感じがします。