4月10日 営業担当者の雑記

松戸市内も各地のソメイヨシノにもぼちぼち葉が出始めたようですが私の会社近く国分川の黎明橋から南の川土手に植わっている桜が今丁度満開です。木はずっと若く人間の背ほどの高さで拡がりも少ないのですが等間隔に随分下流まで続いています。普段は水もほとんどなく真ん中にちょろちょろ流れているくらいですが川面は伸び放題の雑草で一杯です。これも多分植えたのだと思いますが菜の花があり草の緑と遠くからみるとそれでも結構様になっています。鳥もいろいろいるようで大きい所ではしらさぎなども見えます。散歩道ですので立ち止まってか遠くからの見物になりますがいかがですか。

4月7日 営業担当者の雑記

近所の松戸南高校周辺でいかにも新入生らしい親子ずれを見かけました。入学式でもあったのでしょうか。さてさて随分昔のこととはいえ自分の高校の時の入学式。母親と一緒だったような記憶はあるのですが中身は全く覚えていません。高校の卒業式、大学の入学・卒業すべて一人でした。昨今は親が一緒に出ることが多いと聞きますが子供達の小中高大いづれの入学式、卒業式にも出たことはありません。別に格好付けていたわけではありませんが何となく父親まで行くことはないだろうと随分いい加減な父親だったものです。唯一娘の大学卒業時だけは夫婦で出かけました。年を取ったこともありますが流石に娘は袴などをきて写真映えがしますので出かけました。これまたいい加減なものです。まあ一人で飯が食えるようになればいい位の子育てでしたのでこんなものだったのでしょうか。

4月6日 営業担当者の雑記

昨晩大岡信の逝去が報じられました。彼の人とその業績については新聞などで詳しく書かれているので私が受けた影響を記します。私も朝日新聞連載の「折々のうた」で彼を知りその全刊、さらにいくつかの著作またかれの本から窪田空穂も知りました。2015年世田谷文学館での大岡信展で仲間との連詩あるいは若いころの詩が自筆の書で展示してあったのを覚えています。中でもライフストーリーという題で「草府にて」に収められている「一羽でも宇宙を満たす鳥の声 二羽でも宇宙に充満する鳥の静寂」という詩に彼の一つのテーマが何となく見えたような気がしました。谷川俊太郎も窪田空穂もことばと沈黙のはざまを繰り返し詠っています。また「折々のうた」の中では日本の古典からだけでなく世界各地の子供達の「ハイク」を取り上げているのにも興をそそられました。「小川のせせらぎ/その音の中に聞こえるよ/ぼくがいま考えていることが」というメキシコの11歳の少年の作品などは心を打ちます。溢れる創作とアンソロジストとして不世出の傑物文学者。惜しい。

4月5日 営業担当者の雑記

わが国には色んな大臣がいるものです。昨日のニュースを見ていたら復興相の大臣が福島原発の被害を受け自主避難している人達のことを記者会見で質問され「帰る帰らないは自分の判断だ、自己責任うんぬん」とか「「帰れないのなら裁判でも何でもしたらいい」趣旨の発言をし、しまいには質問した記者に「撤回しろ」「二度とこの場に来るな」などと暴言を吐いていました。驚きましたね。そもそも故郷を離れたくて離れた人達ではなくやむを得ず避難している人達に対しての発言とは到底思えません。まして復興担当の大臣の口からでた言葉とは!時々そこまで本音を言わずにいればいいのにと思うような大臣もいますが、今度の人は復興の事なんかまったく考えていないただ自分の権力を笠に着た順番待ちの大臣だったのかなどと思ってしまいます。こんな人を選んでしまった選挙民の方々も恥ずかしいのでは。でもこういう人に限って地元では評判がいい場合があるのですよね。お詫び記者会見は彼の本質をよくあらわしていました。

4月4日 営業担当者の雑記

1日あるいは3日と新入社員の話題が出ています。わが社にも何人かの新社員が入ったようです。ところで自分のことを思い出すと。。。実はその当時の事をどうしても思いだせないのです。どこか一か所に集まってのセレモニーがあったのかそれも思い出せません。ただ新人研修ということで旅館に缶詰にされ色んな事、多分社会人としての常識などを教わったのだと思いますが覚えていません。唯一つ旅館を抜け出し当時付き合っていた彼女と会い遠方に赴任することを告げ泣きの涙で別れたのだけははっきりと覚えています。振り返って昨今の新入社員は大変な難関を突破したそして自らの行く先をしっかりと見据えて入った会社なのでしょう「抱負」もしっかりと言っていました。なんともなさけない新入社員がいたもので行き当たりばったりで入った会社で何とか飯が食えればいいか位の気持ちでいた私。今思うと貧乏人のくせして親孝行の一つもするのに出世したいとかいい仕事がしたいとか何か働くことへの意義みたいなものがなかったのか恥ずかしい限りです。

4月3日 営業担当者の雑記

今日八柱霊園脇の道と常盤平のさくら通りを車で通ったのですが桜は6,7分咲きといったところでした。常盤平は昨日、一昨日と「さくら祭」があったようですがちょっと早かったかもしれません。といっても花の下にゴザを敷き花よりお酒の方々にとってはあまり影響はなかったのでしょうが。私は昨日竹橋の東京国立近代美術館に行った帰り久しぶりに皇居東御苑に寄ってみたのですがソメイはまだまだで「天城吉野桜」という真っ白な桜が満開でした。この花オオシマザクラとエドヒガンの交雑種とのことでいわばソメイヨシノとは兄弟分なのですが雰囲気はまるで違います。花は真っ白、葉も一緒にでており樹形がとにかく立派です。そして太い幹から縦横無尽に枝が伸びそれぞれの枝にしっかり花がついています。ソメイは薄いピンクの花びらで艶やかさがありますがこちらはどっしりとそして花と葉のバランスがよくとても「大振」で豪華。大人の風格があり酒を飲みながらの花見には少し場違いな感じです。明日明後日がソメイの見頃の様で各地の花どころは夜桜で賑うのでしょうね。

3月30日 営業担当者の雑記

何とも嫌な話です。格安旅行会社が突然経営破たんし既に旅行代金を払っている人さらに今海外に行っている人達もホテルに宿泊出来なかったり飛行機に乗れない等の騒ぎになっています。日が経つにつれこの会社突然何かではなく数年前から債務超過しており今年2月時点でも取引業者への支払いが遅れていたとの事。そんな状況にもかかわらず新聞広告を出し続けさらに新卒まで採用し結果的に内定取り消しをしたとのこと。開いた口がふさがりません。ここまで分かってくるとこれは確信犯ですね。資金繰りが悪いのでこういったことが起こるのが分かった上で客を募集しさらに新卒募集をすることで会社の信用を得ようとしたのか真偽のほどは分かりませんが罪作りな会社です。社長は「このような結果をまねくことは全く考えていなかった」と資金集めを否定しているようですが本当かしら?内定を取り消された学生さんはもうショックどころじゃないですね。本当にどうしてくれるんだよ!ですね。

3月29日 営業担当者の雑記

今朝の新聞に「豊島産廃 最後の船 撤去完了 島民の闘い40年」という記事が出ていました。香川県小豆島の近くにある瀬戸内海に浮かぶ風光明媚な島で起きた産廃事件。もう40年になるのですね。高度成長の時代1978年兵庫県の業者がこの島に産廃を捨て始めたが管轄の香川県はこれを承認しあっという間に金属片、木材などが大量に棄てられ「ごみの島」になってしまった。土には有害物質が流れ込み、野焼き、大型ダンプ走行などで子供達にぜんそく被害まで出始めた。それから住民たちの壮絶なそして息の長い活動が始まり1990年になり漸く警察が不法投棄で業者を摘発。それから香川県が島民と合意した公害調停に基づき産廃・汚染土壌の搬出が始まり昨日最後の運搬船が島を出港したというもの。自分のゴミをよそにもって行く業者さらにへ理屈でそれを擁護した県。あの頃は皆の心がどこかに行っていたのだと思う。一度自然を壊し始めるとそれを元に戻すのにはとんでもないエネルギー、お金がかかる。日本中に「危険だぞ」と警鐘を鳴らした豊島事件に一区切りがついた。

3月28日 営業担当者の雑記

昨日の朝栃木県那須町のスキー場で登山講習中の高校生たちが雪崩に巻き込まれ8人が死亡40人が重軽傷という大惨事がおきました。元々茶臼岳の頂上を目指す「実技講習」だったが前の晩から降雪が続いていたのでラッセル訓練に切り替えてこの事故にあったとのこと。現場は子どもから大人までがスキーを楽しめる平和なゲレンデで雪崩なんて聞いたことがないと近くの宿泊施設で10年ほど働いている従業員も驚いた様子と報じられています。このところの暖かさで積もっていた雪が溶けた上に新雪が降りそれが滑り落ちたようです。関係者の悲しみはいかばかりか。私はこの話を聞いた瞬間「八甲田山死の彷徨」を思い出しました。今回よりは遥かに気象条件が厳しい中とはいえリーダーの判断に依り生と死が分かれた世界山岳史上最大とも言われる被害を出したあの事故です。冬山の怖さを全く知らない者が軽々なことは言えませんが今回はスキー場でのラッセルということで引率の先生も「まさか」という思いがあったのでしょうか。あらためて自然の怖さを感じます。

3月27日 営業担当者の雑記

大相撲春場所は横綱稀勢の里が13勝2敗で優勝しましたが大いに盛り上がりました。12日目まで全勝で来ていた稀勢の里は13日目横綱日馬冨士との一戦で敗れた時激しく左肩を痛め暫く立ちあがれず救急車で病院に搬送され14日目は休場かと思われていたのを強行出場しなすすべもなく横綱鶴竜に敗れ2敗となり1敗の大関照ノ富士に遅れを取った。痛めた肩で優勝するには千秋楽で本割と決定戦の2回照ノ冨士に勝たなければならず解説者も「まずありえないだろうそれより体をこれ以上悪くしてほしくない」といったコメントの中での大一番。本割での逆転勝利さらに決定戦でも土俵際で照ノ冨士を小手投げで土俵に転がしての大逆転優勝。もう館内は騒然。テレビがアップで捉える観客の目にも涙が見える。稀勢の里はそれでもいつもと表情を変えず支度部屋に引き上げた。しかし表彰式では国歌が斉唱されると顔を覆い号泣。その昔貴乃花がひざに大けがをしながらの逆転優勝に表彰式で当時の小泉首相が「感動した」と絶叫したのを思い出しました。