12月27日 営業担当者の雑記

年の瀬も押し詰まって妻と長男が同じ日に入院してしまいました。妻は突発的なものですが長男は少々異変を感じながら忙しいので無理してしまった様です。本人はストレス耐性は強いのに年の所為かななどといっています。普段便りのないのは言い便りとばかり滅多に連絡をとっていませんのでちょうどいい機会かなとメールしています。正月明けくらいまでのようなのでゆっくりと養生すればいいなと思っています。妻のはどうも年の所為ではなさそうなのでもう少し様子をみながら対応しましょうという医者に従っています。久しぶりの一人暮らしですがなんだかんだと用があり「孤独を楽しむ」までにはなっていません。

12月25日 営業担当者の雑記

12月25日クリスマス。といってもクリスチャンでもない私は月初に買ったシュトーレンの最後の一片を食べイブに食事に出かけるだけなのですが。昨日たまたま大型スーパーに行ったらケーキ屋さんの前は大行列。やはりクリスマスとケーキは蜜月のようで。昨今は色んな種類が出回っていますが以前は必ずスポンジケーキにクリームを塗りその上にサンタなどのデコーレーションをしたものでした。何処の家もこれがないと始まらないクリスマスで翌朝枕元にあるギフトが楽しみでした。今は欲しいものを予め聞いておき本人に直接「クリスマスプレゼント」といって渡すのが普通なのかも。楽しい行事なのだから結構なのですがそれにしても4,5十年掛けたのでしょうかこの祝日は完全に私たちに定着しました。まったく宗教とは関係なく。商売人にしてやられた感はありますが美味しいものが食べられればそれも良しかな。あと1週間で正月ですね。

12月22日 営業担当者の雑記

来年の商談が始まっているので今日も車に乗っていましたが昼前頃に小学生の一団に出会いました。多分今日は終業式なのでしょう。始業式が何時からだかは知りませんが2週間くらいの冬休みはあるのでしょうか。私はというとあまりにも遠いことなのではきりとした記憶はありませんがきっとうきうきしながら帰途についたと思います。クリスマスは当時まださほど盛んではありませんでしたがお正月のお年玉を待っていました。必ず母親の実家に皆が集まり広間に二つ三つのテーブルを出し宴会が始まりました。酒の弱い父親が酔って大きな声で軍歌を歌っていましたが何しろお年玉目当てで嬉しかったことを覚えています。同年代の子がいましたので必ずお年玉は母親経由でだいぶ減って戻ってきました。今家を出ている子供達は仕事の都合で正月に帰ってくることはほとんどありませんので落ち着いてから集まり「旬の魚」を食べに行くことにしています。

12月21日 営業担当者の雑記

この場では政治や宗教の話はしないと決めていたのだが先日沖縄の米軍普天間基地傍にある小学校の運動場にヘリコプターの部品が落下し危うく児童が被害にあうところだったというニュースがありましたが、それを抗議している小学校に「金をもらっているくせに」とか「基地の傍に学校を作る方が悪い」といった電話が数十本掛かってきたと昨晩報じていました。あきれ果てました。そもそも匿名電話ということなので無視すればいいことなのかもしれませんがこの話は放っておけません。歴史的な背景を全く知らずさらに何にも悪いことをしていないひょっとしたら命に関る事件が米軍に依って起こされた人、学校に対してなんという理不尽な。嘗て自分達が住んでいたところに戦後基地が出来た為やむを得ずその周辺に小学校を作ったことも知らず、お金の為というなら補償金をもらいその人の居住区に基地を呼んで頂ければ基地問題は一挙に解決するのに。

12月20日 営業担当者の雑記

今私の仕事場周辺に植木屋さんが入っています。ここは旧社屋で駐車場との境にカイズカイブキが何本も植わっておりまた一部トキワマンサクやキンポウジュもあります。カイズカイブキは7,8m位はありそうですがここの職人さんはクレーン車を持ち込みその上でバリカンではなく大きなはさみを使い手作業で剪定しています。カイズカイブキは自然のままだとネジネジに伸びゴッホの糸杉の様になるのですがこれを蔵王の樹氷のように五つ六つ繋がったお団子状にカットしています。普段傍を通っても香りはしませんがこれだけ沢山の葉ですととてもいいにおいがします。爽やかで私は好きな香りです。近所の屋敷森はさざんかの生垣ですし大きなマンションには流行りのレッドロビンが植わっています。大きな敷地がない自分の家は味気ない金網ですので角にローズマリーや雪柳を植え花と香りを楽しんでいます。植物ももうすっかり冬仕度なのですね。

12月19日 営業担当者の雑記

今朝通勤途中にある個人タクシーの駐車場に大根が干してありました。ここは毎年今時になると車を入れている場所にロープを張り5,60本の大根を干しています。農家の軒先などだと珍しくもないのでしょうが町中にある駐車場の車庫というのはちょっとおもしろいでしょう?勿論見ず知らずの人なので一度も御相伴に預かったことはありませんが一体この方はどんな漬け方をするのかとても興味があります。極普通に「タクアン」なのか「糠味噌漬け」なのかはたまた「べったら」なのか。もしかした東北出身の方で「いぶりがっこ」かも。私はこのいぶがっこが結構好きです。噛めば噛むほど味が出てくるし何よりあの歯ごたえ「コリッコリッ」という音が堪りません。元々御漬物が大好きで食卓には必ず某かの漬けものが出てきます。この時期だとらっきょ、しょうがなど。お袋の糠味噌漬けの大根、ニンジンそしてそれを煮た「糠味噌炊き」はうまかったなア。

12月18日 営業担当者の雑記

昨日外出から帰ってきて玄関わきに植えてある雪柳を見るともなく見たら中ほどに目刺しのような干からびた物体があります。よく目を凝らしてみるとどうもトカゲです。それものどから口にかけて小さな枝が貫通しています。慌てて奥方を呼びみせたところ「まあ何とドジなトカゲ」と感嘆詞。日頃はとにかく虫が大嫌いで蠅、蚊、蜘蛛、蝶、俄など一切ダメです。先日も小鳥が駐車場の下で死んでいた時等はそれはもう大変な喚きようでした。私も決してそういった類は好きな方ではありませんが仕方がないのでショベルで袋に入れ始末しました。ところが今回はどういう風の吹きまわしかその物体をしっかり見て実に正確なコメントを頂戴出来たのです。確かに間抜けなやつではあります。まさか自殺志望のトカゲでもないでしょうから枝を踏み外した拍子に下にあった枝がお迎えしたのでしょう。命に関る事を面白いと言っては何ですが。

12月15日 営業担当者の雑記

今日の天気予報では天気は悪くないという事で傘を持たずに出勤したのですが朝からどうも変な雲でした。そして昼過ぎでしたかかなりの雨が降り出しました。丁度車に乗っていたので濡れることはなかったのですが歩いている人達はマフラーを頭にかぶったり走って雨宿りしたりと慌てていましたが気温も低い中雨に濡れると寒いでしょうに悠然と歩いている方もいました。空は馬の背を振り分けるほどではありませんが晴れ間と雲が同居しており場所に依って降ったり降らなかったりの変な天気でした。幸い夕方には雨も上がったので濡れないで済みそうです。

12月14日 営業担当者の雑記

今日12月14日は「討ち入りの日」ということで嘗ては必ず忠臣蔵の話題があったものです。この話がどこまで事実なのか知りませんが世に広まっている「仮名手本忠臣蔵」の内容であったとしたら江戸幕府は事件の翌年からもう上演された舞台をよく許したものだなと感心します。話は簡単にいえば江戸文化の華、元禄の世に大勢の侍が集まって仇討をしたというもので今で言うとテロみたいなところがあります。それも将軍の御膝元江戸でのことです。江戸幕府が安定していた時期なんだろうとは思いますが何とも物騒な演目には違いありません。町民文化華やかりし頃で「そんな野暮なことをいうな」だったのかあるいは町民のガス抜きなのかいずれにしてもこの時の幕府の対応にはとても興味があります。因みに私が前職で名古屋にいたころ吉良町を尋ねたことがありますがかの地では上野介の善政が語り継がれていました。

12月13日 営業担当者の雑記

このところ日本列島は大寒波に覆われ太平洋側を除いて凍ったり、雪が降ったりといったニュースが流れておりすべったりころんだりといった事故も起きているようです。東京も朝晩はとても寒く通勤時私は完全な冬仕度です。それでも今日あたり昼間は晴天のせいもあり特に車の中は快適でした。「あたたかに冬の陽の寒き哉:上島鬼貫」もしかしたら以前にもご紹介したかもしれませんがこの時期の情景をこのように短く端的に表現する鬼貫さんはどんなひとだったのでしょうか。教科書などにはあまりでてこないように思いますが「何ゆえに長みじかある氷柱ぞや」といった”確かにおっしゃるとおりですな”といった面白い句もあります。平易なことば使いで時に的確なオノマトペを使い思わずニタニタしてしまうような句の数々は遠い存在のような俳句にとても親しみを与えてくれ大好きな俳人の一人です。