3月17日 営業担当者の雑記

沖縄を除いた全国で一番早く明日福岡での桜開花予想が出ましたが、東京も今週末の土曜日に開花予想が出ています。「何となく春になりぬと聞く日より心にかかるみ吉野の山:西行」私は西行ほどではありませんがかなりの桜フリークです。毎年休日度に一本桜と集団で咲いているところを探しては訪れています。今年もお尻がかなりそわそわし始めたところです。吉野に行きたいのはやまやまですが、出来ることなら上中下全部をゆっくり見たいと言う事で退職後の楽しみにしています。女房は京都方面に出かけるようですがこの時期の京都は大変な混雑だと思います。私は学生時代に府立植物園で見た雨の日花が散った直後新芽が出始めた桜が妙に印象に残っています。関東にも隅田川、目黒川の桜堤、日光街道の並木など有名どころは沢山ありますが私は何となくソメイヨシノより山桜の方が好きです。さらに全国各地にある一本桜も出来る限り見たいものです。それにしても三春の滝桜は何度見ても感激します。

3月15日 営業担当者の雑記

今年からスーパーラグビーレッズに五郎丸が加入また日本もサンウルブズが参戦し日本代表の山田、堀江などが活躍していますが今朝欧州六カ国対抗ラグビーで前日本代表ヘッドコーチ率いるイングランドが最終戦を待たず開幕4連勝で5年ぶりの優勝を決めたと報じられていました。北半球で唯一W杯優勝経験があるイングランドですが、昨年地元開催のW杯で1次リーグ敗退に終わりラグビーの「母国」再建を託された初の外国人監督エディーが就任4カ月で結果を出したということです。たった4ヶ月で全てが劇的に変わるわけではないでしょうから今回は元々の潜在能力をうまく引き出したと言う事なのでしょうがそれにしても素晴らしいことです。日本の更なるレベルアップと老舗の復活でラグビー界を一層盛り上げてほしいものです。ところでこの欧州6カ国ラグビー加盟国の内訳はイングランド、スコットランド、ウエールズ、アイルランド、フランス、イタリアで学校ではイギリスとしか習わなかった4地域が国として参加しているのですね。かの地の歴史的背景が見えます。

3月14日 営業担当者の雑記

この日曜日に六本木の国立新美術館で「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」を見てきました。実業家大原孫三郎とその子息が集めた美術品の中から選りすぐりの150点程。エジプト彫刻から西洋絵画、彫刻、日本人の作品などよくもこれだけ集めたものだと感心しました。私はエル・グレコの「受胎告知」に惹かれていったのですが白樺派の人たちがロダンから貰った彫刻とか、ピカソ、モネ、ゴーギャン更に棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子版画柵」、民芸運動のバーナード・リーチ、川井寛治郎、富本憲吉など書きだすと切りがないほどの作品群でした。中でも棟方の十代弟子の版画は紙からはみ出しそうな迫力、切れ味鋭い線で彫った個性的な人物像は圧巻でした。また富本憲吉のシンプルなのに見ていると吸い込まれそうな「白磁蓋付壺」、川井寛治郎の独特の色使いと扁平な形の陶磁器はその形、色とも見事なものでした。あまり混んではいなかったのでゆっくりと鑑賞できましたがあまりのインアパクトに少々酔ってしまいました。

3月11日 営業担当者の雑記

昨日松戸市内の旧家の方と商談をしたのですが随分いろんなことを教わりました。そのお宅は栗ヶ沢にあるのですが昔は名前のように本当に沢があったようです。元々栗ヶ沢は大変広く今の小金原もその一部で江戸時代には小金牧という馬の放牧場なっており鷹狩等に使われていただとか、豪族の城跡が残っているだとか、坂川の水源がこの辺にあるだとか、この方のお婆さまが柏からお腰入れしたとき栗ヶ沢の広い土地を持参したとか。更に昔紙敷には二つの姓しかなく名前で呼び合っていただとか東松戸駅周辺は田んぼだらけで畔で田螺が取れたとか。今の常盤平はその昔川越から庄屋さんが数人のお百姓さんを連れてきて開拓したのだとか。もう知らないことだらけ。お話しを伺った方もそんなにお年ではなく親などから聞いた話のようですがそれでも戦前、戦後間もないころまでは大かた様子は変わってなかったのだろうとのこと。松戸はその昔松戸宿、小金宿などがありその近辺には東漸寺、本土寺、万満寺などの名刹もありますが外れると自然豊かだったのですね。

 

3月10日 営業担当者の雑記

昨日「人工知能、最強囲碁棋士破る」との報道がありました。英グーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能(AI)「アルファ碁」が世界で最も強い棋士の一人、韓国のイセドル九段と対戦し全5戦の初戦に勝ったというのです。この「アルファ碁」君は過去の10万以上の棋譜を入力して自己学習を繰り返して強くなったと報じています。これは「ディープラーニング」という手法を囲碁に応用したもので、過去の棋譜から学習したり自分で対戦を繰り返したりして高い実力を備えプロに勝つにはあと10年かかると言われていた予測を覆したというのだ。人工知能の詳しい話は小生チンプンカンプンなのだが、もっと指手の少ないチェス、オセロなどではすでに実績があったのだが平均の指し手数が200以上という対戦相手としては難易度の高い囲碁でも勝ったということで人工知能が人間にかなり迫ってきたことを示す証拠と学者先生。それでなくとも人間よりロボットの方が早く、間違わないというのに学習能力まで付けてくるといつの日か「君は不用」なんぞと言われないかしら心配です。

3月9日 営業担当者の雑記

「一片を解き沈丁の香となりぬ:稲畑汀子」

昨日の帰宅途中家の傍までくると漂ってきました沈丁花の香り。沈香のような香りと丁字のような花を咲かせるところから付いた名前という事ですが、沈香の中でも伽羅は日本でも大昔から珍重されていたようです。丁字(クローブ)の香りは大好きなのですが花は見たことがありません。講釈はともかく昔から沈丁花の香りが大好きです。私にはこの香りはとても官能的で何かしら頭の中がもやもやしてきます。花の咲き始めと盛りの時ではその匂いが違うのでしょうか今は少し甘めの香りです。段々と薬臭さが増してくるのですがこちらのほうがもういけません。暗い道を歩いていてどこからともなく漂ってくるこの香りは私を想像の世界に引きずり込んでしまいます。女房に行ってもそんなことはないと言いますので私が唯変態性嗅覚の持ち主という事かもしれません。これからしばらくの間帰り路で私の頭は毎度おかしくなっていきます。

 

 

 

3月9日 営業担当者の雑記

今朝の霧は物凄かったですね。新聞を取りに行った6時過ぎは視界7,80mといったところでしょうか。なんか少し焦げくさい感じの匂いがしたのは気のせいでしょうか。そして通勤時7時過ぎになると少しは晴れていましたがいつも乗っている京成電車がまだ霧の中からライトの灯を滲ませながら通過していきました。霧は随分久しぶりです。一度朝霧で有名な大分県日田で素晴らしい景色に出会ったことがありますがこれとは少し出来方が違うようで放射霧とかいうそうです。毎日あるいは昼夜の温度差があるこの時期は地面の温度と大気温にかなりの差があり空気中に溢れでた水蒸気が霧になるのが原因のようです。コップに冷たい飲み物を注いだらガラス面に水滴が出来るのとは訳が違うのかしら?私が乗る電車に遅れはありませんでしたが埼玉方面では混乱もあったようです。昨今話題の「空中に浮かぶ城」というほどのことはありませんが束の間の霧の町でした。

3月7日 営業担当者の雑記

昨日福岡に住んでいる先輩から庭の白木蓮が咲いたとの便りがありました。添付されている写真を見ると確かにもう花がしっかり開いています。またもう一枚の写真は木の枝にオレンジの輪切りが置いてあり鶯が枝にとまっています。もうそんな時期になったのですね。梅に鶯といった写真は大概の場合メジロなのですがこれは本物の鶯です。鶯色というのがありますが元々は鶯本来の色灰色がかった緑褐色をさすのですが時に誤ってメジロの抹茶色を指している場合があるようです。鶯は福岡県の県鳥だとか。ところでこの先輩は至って元気且多趣味。学生時代に山岳部でならしスキーも本格派。山に雪が積もったと聞くと嬉々として終日単独雪中行軍を敢行し70歳はとうに過ぎていると思うのですが今年に入ってからも鳥取の大山、広島、北海道とスキー三昧。山岳写真だけでなく季節の花々の写真をこれでもかと言うほど懲りずに送り続け、盆栽の会に入りゴルフも結構な腕。退職後の時間を実に有意義に使っている何ともうらやましい人です。

3月4日 営業担当者の雑記

今朝待ちに待った水仙が咲きました。今年は先に房総保田で買った和水仙が咲いたのですが実はこれも随分久しぶりなのです。しばらく葉ばかり伸びて花芽が一向に付かない状態が続いていたのですが今年ようやく咲きました。そして今朝咲いた水仙は多分ラッパスイセンだと思うのですがいつどこで球根を買ったのかまったく覚えていません。これも和水仙と同じく葉ばかり茂らせてどちらがどちらなのか区別が付きませんでした。それが今年は何と両方とも咲きました。今のところ二株だけですがもういくつか花芽がついているので楽しみです。花が咲かない理由を保田の農家さんに聞きいろいろ試していたのですが中々うまくいかないので今年もダメなのかなと思っていました。水仙にも事情があり私が望むようにはいかないのでしょうがそれにしても「こいつぁー春から あ 縁起がいいやー」と歌舞いてもみたくなります。

3月3日 営業担当者の雑記

甚だ私事で恐縮ですが今日3月3日は愚妻の誕生日なのです。多分小さいころからお雛様と併せての御祝いだったろうと思います。いやー早いもので御年○○歳。随分可憐な頃もあったのですが近頃はすっかり貫禄が付いてしまいました。というと鏡を見なさいと言われるのですが確かにお互い様です。「箱を出て初雛のまま照りたまふ:渡辺水巴」といいますが娘が中学くらいまででしょうかもうお雛様はしまいっぱなしです。それでも最近は極小さな貝雛が一対玄関の棚に飾ってあります。そして帰ると多分子供達からの誕生祝いの花が届き華やかになっていることでしょう。この間「何か欲しいものはある?」と聞くと特にはないので美味しいものでもとのリクエスト。ということで今週の土曜日は幕張のホテルでディナーなどと思っています。よく今の私があるのは妻の御蔭ですなんてことをおっしゃる方がいらっしゃいます。私も真似をして妻に感謝の言葉なんぞをいってみようかしらとも思いましたが大笑いされるのが落ちなので軽く「おめでとう」位にとどめよう。