8月20日 営業担当者の雑記

今朝家のそばで朝顔が咲いているのを見かけました。赤紫のとてもきれいな大輪でした。8月後半の今急に咲いたのではないのかもしれませんが、毎日通う道なのに気が付かなかったのでしょうか。それとも本当に時期遅れで今頃咲いたのでしょうか。よく手入れされた庭ですが源氏に出てくる「夕顔」のような妙齢の女性が住んでいる様子はありませんので六条御息所の怨霊でもなさそうです。勿論住人と和歌のやり取りも逢瀬もありませんが。暑さボケついでに往く夏を惜しんでいるのかななどと勝手に風流を決め込みました。会社に来る途中の屋敷森でも目いっぱい蝉がないています。最近あちこちで朽ちたセミを見かけますが未だ生のあるセミはやはり往く夏を惜しんでいるのでしょうか。風は相変わらずじとっとした重苦しい暑さですがそんな中にも季節は移ろっているようです。

8月19日 営業担当者の雑記

12日深夜中国天津で起きた大爆発は聞きしに勝る大惨事になっています。最初の出火原因は不明ですがその消火の為消防士が水をかけたところ一気に火勢が拡大、爆発が起きたとのことです。爆発した倉庫には3,000トンにのぼる危険物が保管されていたようですがそのことを消防士は知らずに消火活動に入ったようで彼らに物凄い数の被害者が出ているようです。爆薬の原料にもなる硝酸アンモニウムが爆発したとのことですがそれにより保管されていたシアン化ナトリウム、神経ガスなど危険極まりないものが空気中に拡散、さらに町中に広がっており一部は海にも流れ出たとの報道もあります。中国でも有数の港湾都市で日本企業も沢山進出しているという天津での悲劇。そこに住む人々はパニックに陥り企業の被害は甚大、店は何時開けられるか分からない状態。恐ろしい事です。

8月18日 営業担当者の雑記

先日サントリー美術館で開催されている「国宝曜変天目茶碗と日本の美」を見に行きました。これは明治期大阪で財を為した藤田傳三郎が当時の廃仏毀釈運動に依り仏教美術品が失われる事を危惧し仏像、仏画などの文化財保護に尽力しまた数寄者でもあった彼がその審美眼で集めた貴重な茶道具を始とする美術品を彼とその継承者が作った「藤田美術館」で一般公開しており永らく館外での展示が待たれていたのですが今回初めてその収蔵品が一同に展示されることになったものです。9件の国宝、52件の重要文化財を含む東洋、日本の至宝の数々是非鑑賞をお勧めします。中でも目玉の「曜変天目茶碗」は骨董品に興味がなくとも、茶の湯にまったく縁がなくともその圧倒的な存在感、迫力にはきっと降参すると思います。誰某という宗匠が気にいっていたとかお墨付きがあるといったことは飛び越えた逸品です。

8月17日 営業担当者の雑記

早いもので楽しみにしていました盆休みもあっという間に終わりました。
いろんな事を計画していたのですが今年のハイライトは15,16日にあった「すみだジャズフェスティバル」。今年で6回目だとの事ですが今までは知りませんでした。30いくつの会場で200以上のプロアマ問わずのプレイヤーが大体40分位の演奏をします。私ジャズは大好きなのですがミュジシャンの名前を一向に覚えません。メインスタジオの錦糸町公園でしゃがれ声のブルースを歌っているのが「近藤房之助」だったり昼のさなか命大丈夫?と思うほどサックスとバトルをしている白髪のベーシストとか「鈴木勲」だったりと驚きの連続でした。またビッグバンドと100人超のすみだジャズゴスペルクワイアの演奏は迫力がありました。何しろ出場者が多いので来年はもう少し計画を練って行こうと思います。

8月11日 営業担当者の雑記

私明日から夏休みを頂きます。折角千葉に移したのに滅多に行かないお墓参り、日頃中々行けなかった美術館、さらに墨田ジャズフェスティバル、などなど結構スケジュールは詰まっています。前職OB会から原稿も依頼されているのでもしかしたら図書館通いもありか?子供達は今のところ帰ってくる気配なし。みんな親の子で盆位帰るなどという気持ちはなさそうです。便りのないのはいい知らせといいますのできっとみんな元気なんでしょう。あまり休みを喜んでいるとお休みが取れない人に申し訳ないのですが、うちの子も盆は掻き入れ時なので休みはないのかもしれないなア。しばしレフレッシュしてきます。

8月10日 営業担当者の雑記

「そよりともせいで秋立つ事かいの:鬼貫」何とも諧謔的な句で大好きです。風流な人とは季節に先駆けて自然の変化をいち早く感じさりげなく「どうだ」という人なのかもしれません。この鬼貫先生はそれを少々皮肉気味に何の変化もない、風だって今までと同じく暑いままで空気の流れもないそれでも「立秋」になったというんだなと言い放つ。しかしそうはいいつつぼちぼち夏は往こうとしているぞと感じたのですね。物事にではなく多分「立秋」という言葉に。そう言っている間に「そより」と拭く風が、そしてその風の中に微かに生まれている秋が本当にやってくるぞと心待ちにしている様子がよく出ていると思います。そして今度は「朝も秋夕べも秋の暑さ哉」とまた洒落のめすのです。最後まで発句の宗匠として生き続けた芭蕉も結構ですがこの口語体はたまりません。

8月7日 営業担当者の雑記

今日地元の専大松戸は花巻東に2対4で敗れ彼らの「甲子園の夏」が終わりました。当たり前のことですが勝者がいれば必ず敗者がいます。相手がどんなに下馬評の高い高校であっても最初から負けると思っている学校はない筈。だからこそ真剣なプレーが生まれ負けた時の悔しさが一層溢れる。高校野球の魅力は100年たってもまったく褪せていません。松戸で初めての甲子園を経験させてくれた専大松戸高校の諸君ありがとう。嘗ての名門PL高校野球部の存続が危ういとか。一時期はプロ野球阪神球団より強いのではないかとさえいわれた程強かった。しかし全国から選手を集め野球さえ強ければいいと言う事だったのでしょうか部内部でのいじめや暴力沙汰が表面化してきました。専大松戸は地元の進学校です。限られた時間内での効率的な練習が実を結んだ彼らの今後も期待したいものです。

8月6日 営業担当者の雑記

8月6日。70回目の「原爆の日」そして100年目の全国高校野球。甲子園では第一回大会優勝校の京都二中に繋がる鳥羽高校の主将が選手宣誓をしました。「この100年、日本は激動と困難を乗り越えて平和を勝ち取った。次の100年を担う者として、8月6日の意味を深く胸に刻み、甲子園で躍動することを誓います」自分の言葉で,今自分があるのはそして野球が出来るのは広島、長崎の原爆。各地で受けた空襲。最前線となった沖縄の人たちの苦難。そして何より志半ばでこれからの人生を散らせてしまった多くの兵隊さん達の思いを乗り越え平和を勝ち取っってきたこの70年があるからなのだという感謝の気持ちが切実に伝わってくるとても素晴らしい宣誓だったと思います。予定通り小倉に原爆が落ちていたら今私の「生」はなかった。平和のありがたみをつくづく感じています。

8月5日 営業担当者の雑記

東京は昨日で5日連続の猛暑日.これは統計を取りだしてから一番長いのだとか。今日も猛暑日が予想されるようですがとにかく暑い。通勤時に最寄駅から会社まで20分近く歩くのですが暑さに鈍感な私も汗びっしょりになります。まず会社に着いたら直に上シャツを取り汗取り用のシートで顔、体を拭きクーラーを26度位にセットししっかり体を冷やしてから朝礼にでます。幸い私は今一人で仕事をしていますので恥ずかしい姿を他人様に見られることもないので安心ですが大勢が居る職場では無理ですね。昼間も事務所や車に乗っている時はいいのですが外に出たり荷物を運ぶ時は大変です。駐車中は車に日除けシートを付けているのですが中はムレムレなので窓を全開しクーラーを入れ少し落ち着いてから出発です。汗をかくことはいいことだとか聞きますが程度問題ですね。

8月4日 営業担当者の雑記

日経新聞の「私の履歴」に倉本聰さんが出ていますが今日の話は感動しました。倉本氏が小さい頃駄菓子屋で英字ビスケットを二つ盗んだ。それを知った母親はクリスチャンのお父様と相談した。父親は彼を連れ駄菓子屋に行き店のビスケットを全部買い上げた。そして彼には一言の小言も言わなかった。数年後戦況が悪化し食糧事情が悪くなったら忘れていたビスケットがおやつに出始めた。大量にあったので1年くらい続いた。「僕は食べるたびに後ろめたいような、妙に懐かしいような、不思議な気分になった。勉強机に隠した、あのAとOはずっと捨てることができなかった。」というもの。どうしても欲しいものに誰も見ていないだろうとそっと手を伸ばしてしまった。しかしその罪悪感は何時までも残っている。両親からは全く叱られなかっただけに余計に。ご両親の素晴らしさ。